歯磨き粉選びで失敗しない!種類や効果的な使い分けを徹底解説!

歯磨き粉について
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歯磨き粉に含まれる主な成分

歯磨き粉には以下の成分が含まれています。

  • 清掃剤(研磨剤)
  • 発泡剤
  • 湿潤材
  • 粘結材
  • 香味料
  • 保存料

清掃剤(研磨剤)

清掃剤(研磨剤)は、プラークやステインなど歯の表面の汚れを落とします。ペースト状歯磨き粉の基剤になるもので、液体歯磨剤と洗口剤には含有されていません。主な成分はリン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウムなどです。

清掃剤(研磨剤)について特徴はこちら

発泡剤

発泡剤は、口の中に歯磨剤を拡散させて洗浄し、汚れを落ちやすくします。主な成分はラウロイルサルコシンソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステルなどです。

湿潤材

湿潤剤は、歯磨き粉に適度な湿り気を与え、乾燥防止と形質を保つ役割があります。主な成分はグリセリン、ソルビトール、プロピレングリコールなどです。

粘結材

粘結剤は、ペースト状歯磨き粉において、粉体と液体成分を結合させて保型性と適度な粘性を与え、泡立ちを調整します。主な成分はカルボキシメチルセルロスナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナンなどです。

香味料

香味料は、爽快感を与える香り付けと口臭などの消臭効果があります。主な成分はサッカリンナトリウム、メントール、ハッカ油、ユーカリ油などです。

保存料

保存料は変質を防ぎます。
主な成分は安息香酸ナトリウムやパラベン類などです。


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歯磨き粉の選び方

  • 目的に合った成分が含まれているか
  • 研磨剤が含まれているか
  • 発泡剤が含まれているか

目的に合った成分が含まれているか

歯磨き粉は含まれる薬用成分によって、その効果が決まります。そのため、自分の悩みに合った成分が含まれているかの確認が必要です。前述した薬用成分の一覧から、あなたの悩みを解決する成分を探しましょう。

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研磨剤が含まれているか

研磨力が強すぎない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。歯磨き粉に含まれる研磨剤は、粒子の硬さや形、大きさによって研磨力が異なります。研磨力が強いと汚れを落とす力は強まりますが、歯の表面が傷ついて着々しやすくなるので、注意が必要です。


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発泡剤が含まれているか

発泡剤が弱いまたは入っていない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。発泡力が強いと泡が発生し過ぎて、口の中が泡だらけになります。そうなると、磨き残しが把握しづらくなるため、丁寧な歯磨きが難しくなるのです。


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歯磨き粉の効果的な使い方

手順1:歯ブラシを湿らせる

ペースト状、ジェル状、フォーム状のものは、歯ブラシは水で濡らさず、歯磨き粉を付けたらそのまま歯を磨きます。液状のものは先に液体歯磨きでうがいをして、歯ブラシを水で濡らさずに歯を磨きます。粉状のものは歯ブラシを水で少しだけ湿らせてから、歯ブラシの先に粉を付けて歯をみがきます。

手順2:歯ブラシに歯磨き粉をつける

歯磨き粉をつける量は年齢により異なります。
ペースト状、ジェル状、粉状のものは、3〜5歳は歯ブラシの先端から5mm以下、6〜14歳は1cm程度、15歳以上は1〜2cmを目安に使用します。液状やフォーム状のものは製品により異なりますので、使用方法に従って適量を使いましょう。

手順3:ブラッシング

鏡を見ながら、歯を1本1本丁寧にブラッシングしましょう。ブラッシングには様々なテクニックがありますが、歯や歯茎を傷つけずに効率的にプラーク(歯垢)を除去するための、基本的なポイントをご紹介します。

■歯面に対してなるべく直角に歯ブラシの毛先を当てる
毛先を磨きたい場所へ対し直角に当て、小刻みに動かしながら移動することにより、歯垢を効率的に落とすことができます。「スクラビング法(スクラッピング法)」という、歯の表面や歯間部、奥歯の噛み合わせの溝などの歯垢を効率的に落とすブラッシング法です。
また、歯ブラシの毛先を歯ぐきと歯の境目に45度の角度で当て、小刻みに動かす「バス法」という方法もあります。歯周ポケット内の汚れを効率的にかき出すことができます。その他にも、ブラッシングの技法はいくつがあります。ご自身の歯並びやお口の状況、磨きたい場所などに合わせてブラッシング法を変えるとよいでしょう。

■細かく小刻みに動かす
歯ブラシを大きく動かすと歯ブラシの毛先が、歯の溝や歯と歯の間を飛び越えてしまうため、歯垢を効率的に落とすことができません。なるべく細かく小刻みに歯ブラシを動かすようにしましょう。

■軽い力で磨く
歯ブラシの毛先が曲がらない程度の、軽い力で磨きましょう。
力が強い方が汚れが落ちると考える方は多いのですが、実際には毛先が曲がってしまうと、効果的に汚れを落とすことができません。また、力を入れすぎると歯や歯茎を傷つけてしまうリスクがあります。
また歯ブラシの硬さは、歯や歯茎が健康な方は「ふつう」、歯茎に炎症がある方や知覚過敏の症状がある方は「やわらかめ」がおすすめです。

手順4:うがい

ブラッシングが終わったらうがいをします。薬用成分ができるだけ口に残るように、少量の水で約5秒間のうがいを1回だけするのが望ましいです。液状の歯磨き粉は、基本的にブラッシング後のうがいは不要です。口の中が気持ち悪い場合は、1回だけ軽く口をゆすぐか唾を吐き出す程度にしましょう。

特殊な歯磨き粉の使い方

ゆすがない方法や使わない方法など特殊な使い方があります。

  • 歯磨き粉をゆすがない方法
  • 歯磨き粉を使わない方法
  • 歯磨き粉に代わりに塩を使用する方法

歯磨き粉をゆすがない方法

スウェーデン式歯磨きは、歯磨きのあとに虫歯予防に効果を発揮するフッ素をより多く口内に残すために考案された歯磨きの方法です。最も口内のフッ素濃度が高いのは歯磨きをした直後で、口をゆすぐ回数と比例して減少します。その後、歯の汚れや食べかすを洗い流す唾液の自浄作用によって、さらに口内のフッ素濃度は低下していきます。スウェーデン式歯磨きはブラッシングのあとに口をゆすがないため、通常の歯磨き方法と比べてフッ素が口に留まりやすく、虫歯菌の活動抑制、再石灰化の促進、歯質強化の3つの効果により、高い虫歯予防効果が期待できます。

歯磨き粉をゆすがない方法の詳細はこちら


歯磨き粉を使わない方法

歯磨き粉を使わないことで考えられるメリットは、

・研磨剤で歯を傷つける心配が無いこと

・歯磨きが丁寧にできること

・経済的負担が無いこと

が挙げられます。しかし、歯を磨くうえで大事なのは、歯磨き粉を使うか使わないかではなく、歯の磨き方です。

歯磨き粉を使わない方法の詳細はこちら


歯磨き粉に代わりに塩を使用する方法

歯磨き粉に含まれる塩は塩化ナトリウムのことで、歯茎を引き締める「収斂(しゅうれん)作用」や血行促進作用などによって、ブラッシングと併用することで歯周病の改善をサポートする役割があります。

歯磨き粉の代わりに塩を使う方法の詳細はこちら

虫歯予防ができるおすすめ歯磨き粉ランキング

虫歯になりやすい方、歯医者で歯質が弱いと言われたことがある方は、虫歯予防の歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。虫歯予防には、フッ素やキシリトール入りの歯磨き粉がおすすめです。フッ素濃度をチェックしましょう。

その他の効果のランキングはこちら

No.1

クリニカ アドバンテージ/ライオン


コスパ◯

フッ素濃度が1450ppmと高濃度で、虫歯予防におすすめの歯磨き粉です。
コスパがよいのもうれしいポイントです。

No.2

コンクール ジェルコートF/ウエルテック


歯科医院専用の、歯科医がおすすめする商品

フッ化ナトリウムが950ppm配合された、虫歯予防におすすめのジェルタイプの歯磨き粉です。
さらに「塩酸クロルヘキシジン」が配合され、虫歯・歯周病・口臭の原因菌を殺菌する効果があります。

No.3


チェックアップ スタンダード/ライオン

低発砲、低刺激

フッ素が1450ppmが配合された虫歯予防におすすめの歯磨き粉です。発泡剤や研磨剤は含まれていますが、低発砲、低刺激なのでしっかりとブラッシングができ、歯科医がおすすめする商品です。

No.4


クリニカ アドバンテージ NEXT STAGE/ライオン

ジェルタイプで低発泡

「クリニカ アドバンテージ」と同じシリーズの歯磨き粉です。フッ素濃度が1450ppmと高濃度で虫歯予防ができます。さらに「ピロリドンカルボン酸(PCA)」が配合されているので、歯茎が下がり虫歯になりやすくなっている歯の根元をコーティングしガードしてくれます。ジェルタイプで低発泡なので、じっくりと歯磨きができます。

No.5


システマEXハミガキ/ライオン

フッ素が1450ppm配合

フッ素が1450ppm配合されています。
さらに薬用成分「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が歯周ポケット内のプラークに浸透し、殺菌します。

はははのは/株式会社コハルト


ポリリン酸とメタリン酸が、歯の表面に付着した着色汚れとエナメル質の間に入り込み、ブラッシングすることによって浮き上がり、汚れの再付着を防ぎます。
タイムエキス、カモミラエキスなど10種類のオーガニック成分で歯の表面をコーティングし、汚れの付着を防いでくれるので、歯の白さの維持に役立ちます。
また、ココナッツオイルが口内を清浄化し、潤いを保つことで口臭予防にもなります。

有効成分 ポリリン酸ナトリウム・メタリン酸ナトリウム・パパイン・ソープナッツ・ココナッツオイル・ラクトフェリン・米ぬかエキス・重曹
研磨剤
発泡剤
フッ素

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トゥースMDホワイトEX/シーエスシー株式会社

ポリリン酸ナトリウムとウルトラメタリン酸EXが歯の表面のエナメル質とステインに積極的に働きかけます。
また、キレート剤としての効果があるピロリン酸4ナトリウムと、酸性の汚れに対して抗酸化作用があるフムスエキスが口内環境を健康な状態に保ちます。

有効成分 ウルトラメタリン酸EX・メタリン酸・ピロリン酸・イソプロピルメチルフェノール・塩化セチルピリジニウム・ラウロイルサルコシンナトリウム・フムスエキス・パパイン
研磨剤
発泡剤
フッ素

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パールクチュール/株式会社fierce

天然サンゴ化石由来のアパタイトがタバコのヤニやコーヒーなどの色素沈着を吸着します。
ポリリン酸をはじめ、ポリエチレングレコール・スイカズラエキス・酸化チタンなど、着色汚れに働きかけ、歯をコーティングする働きのある成分が6種類も入っています。

有効成分 コーラルアパタイト・トリポリリン酸ナトリウム・パール・クリスパタス菌KT-11・グリチルリチン酸ジカリウム
研磨剤
発泡剤 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液
フッ素

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パールホワイト プロ EX プラス/美健コーポレーション

メタリン酸ナトリウム・ポリリン酸ナトリウムはステインに働きかけ、カルシウムを引き付け歯を強力にコーティングし、再付着を防ぎます。
DL‐リンゴ酸は黄ばみや油汚れがヤニ汚れにもしっかり働きかけます。
また、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)が、歯間に入り込み歯周病・口臭予防にも効果を発揮してくれます。

有効成分 メタリン酸ナトリウム・ポリリン酸ナトリウム・DL‐リンゴ酸・IPMP
研磨剤
発泡剤
フッ素

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オーラパールプラス/全薬工業株式会社

ホワイトニングケアをしながら、知覚過敏・歯周病・口臭を改善する歯磨き粉です。
薬用ハイドロキシアパタイトは、30~50ナノメートルという非常に細かな粒で歯の表面の細かな傷を修復し、本来の歯の白さを取り戻します。表面が滑らかになるので、汚れを付きにくくして白さを維持できます。
また、ステインやヤニを溶かして除去するゼオライトも配合されています。

有効成分 薬用ハイドロキシアパタイト・ポリエチレングリコール400・PVP(ポリビニルピロリドン)・ゼオライト・塩化ナトリウム・塩化セチルピリジウム・硝酸カリウム・イソプロピルメチルフェノール・グリチルリチン酸・トラネキサム酸
研磨剤
発泡剤 ラウロイルメチルタウリンナトリウム
フッ素

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ドクターオーラ ホワイトニングパウダー/エクロール

卵殻アパタイトは歯の成分に近い成分で、親和性の優れた成分です。粒子が細かいため、歯の隙間に容易に入り込み、汚れを絡み取りやすいため白さを保つことができます。ポリリン酸と卵殻アパタイト(業界最高濃度40%配合)の作用で、着色汚れ・歯垢除去・口臭予防に強い歯磨き用パウダーです。

有効成分 アパタイト・ヒドロキシアパタイト・キラヤ樹脂エキス・グリチルリチン酸ジカリウム・パール
研磨剤 シリカ・炭酸カルシウム
発泡剤 石ケン素地
フッ素

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キラルンハミガキ ペーストタイプ/ルウ研究所

愛媛県産のタイの鱗から採取した国内唯一の海洋性天然アパタイトが配合されています。
それにより、再石灰化が促され歯の表面が滑らかになることで汚れの付着を防ぎ、黄ばみや虫歯の予防に繋がります。
また、フッ化ナトリウムの配合でエナメル質を修復・強化する効果があります。

有効成分 アパタイト・ポリリン酸ナトリウム・フッ化ナトリウム
研磨剤 炭酸カルシウム・ヒドロキシアパタイト
発泡剤 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液
フッ素

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ルシェロホワイト/GC

高濃度に配合された清掃剤のLime粒子と薬用成分「ポリエチレングリコール(PEG)400」によりステインを効果的に除去してくれる歯磨き粉です。
研磨剤はナノサイズなので、歯を傷付けることなく、汚れを浮かび上がらせてキレイにすることができます。
フッ素の濃度も他と比べて950ppmと高く、歯質の再石灰化を促進し、虫歯の発生と進行を予防してくれます。

有効成分 炭酸カルシウム(Lime粒子)・ポリエチレングリコール(PEG)・モノフルオリン酸ナトリウム(フッ素)
研磨剤
発泡剤
フッ素 950ppm

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アパガードプレミオ/アパガード


エナメル質に97%、象牙質に70%含まれる歯の主成分である「ハイドロキシアパタイト」とほぼ同じ成分のナノ粒子「薬用ハイドロキシアパタイト」が配合されています。
歯垢を吸着・除去、ナノレベルで歯の主成分ハイドロキシアパタイトを補給し、ミネラルが溶け出したエナメル質を修復・再石灰化することで、虫歯と汚れの再付着を予防します。
エナメル質を健康な状態に維持し、歯を白くしています。

有効成分 薬用ハイドロキシアパタイト・パール成分(加水分解コンキオリン液)・β-グリチルレチン酸・塩化セチルピリジニウム
研磨剤
発泡剤 ラウリル硫酸ナトリウム
フッ素

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アパガードリナメル/オーラルケア


ナノ粒子の「薬用ハイドロキシアパタイト」が、ドラッグストアなどで売っている一般的な歯磨き粉の2倍入っていて、虫歯を予防しながら歯を白く丈夫にしてくれる薬用歯磨き剤です。
研磨剤の粒子が細かく、歯に傷が付きにくく汚れの再付着を防止できます。

有効成分 薬用ハイドロキシアパタイト・マクロゴ―ル400(PEG-8)・ゼオライト・ポリビニルピロリドン(PVP)・ β―グリチルレチン酸・塩化セチルピリジニウム
研磨剤
発泡剤 N―ラウロイル―L―グルタミン酸ナトリウム
フッ素

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