マウスピースでも矯正ができる!矯正の種類とその効果について解説

歯の矯正には、ワイヤーを使う矯正や、マウスピースを使う矯正など、種類があります。
矯正はしたいけど、どんな矯正が自分に合うのか分からない、という方もいると思います。
今回は、矯正にはどんなものがあるのかについて、メリットとデメリットを交えて解説していきます。
ブラケットを特殊な接着剤で歯の表面に付け、そこにワイヤーを通して歯を移動させる矯正方法です。
ブラケットとは、ワイヤーを固定するための小型の器具です。専用の接着剤を使用して歯面に装着します。
使用するブラケットの種類によっては、表側矯正のデメリットを改善できるものがありますが、扱うブラケットはクリニックによって異なります。
他の矯正方法と比較して費用があまりかからないので、より安く済みます。
また、装置を裏側へ着ける場合より、話す際に発音に影響が出にくいです。
装置が表側にあるので、笑ったり話したりすると、矯正装置が見えてしまいます。
また、矯正装置を付けることで、
があります。上下顎すべてを表側矯正した場合、約1~3年で矯正できます。
また、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。
ブラケットをすべて歯の裏側に装着する矯正方法です。
装着する位置から、舌側矯正や裏側矯正とも呼ばれています。
装置が見えにくいので、矯正していることに気付かれにくいです。装置が見えると支障がある人でも矯正が可能ですし、表側に装置がないため矯正の効果を実感しやすいです。
装置に食べ物が絡まっても見えないので、食事中に気を使う必要がありません。
また、唾液の効果とエナメル質が厚みにより、表側矯正に比べると虫歯のリスクが低く、歯の表面を傷付けにくいです。
スポーツや管楽器の演奏への影響も少なくすみます。
裏側から引っ張るので、
なってしまいます。上下顎すべてリンガル矯正した場合、約2~4年で矯正できます。
表側矯正と同じく、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要です。
上の歯は笑ったり喋ったりしたときに見えやすいですが、下の歯は見えにくいという特性を活かして、上顎にはリンガル矯正、下顎には表側矯正を施すのがハーフリンガル矯正です。
表側矯正とリンガル矯正の良いとこどりの矯正方法です。
下顎の舌側矯正に審美ブラケットを使えば、さらに審美性がアップします。
見た目が気になりにくいのと同時に、全顎リンガル矯正より違和感を緩和できます。
価格は、全顎をリンガル矯正にするより約10~20%割安です。
また、リンガル矯正では対応できない症例でも、表側矯正を組み合わせることで対応できることがあります。
舌で前歯を押し出す癖が改善されやすく、後戻りの要因が減ります。
上の前歯はリンガル矯正なので、歯を後方に移動させやすくなってしまいます。
また、上の装置には舌が触れるため、慣れるまで発音のしづらさを多少感じます。
リンガル矯正は割安ですが、表側矯正よりは費用が割高です。
上下顎すべてハーフリンガル矯正した場合、約2~3年で矯正可能です。
他の矯正方法と同じく、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。
ここまで紹介した矯正方法とは異なり、ブラケットやワイヤーといった矯正装置は使用しません。
採取した歯型から治療過程に合わせてマウスピースを作成し、歯科医の指示に従って約2週間ごとにマウスピースを変えながら歯列を整える矯正方法です。
1日に20時間以上マウスピースをはめておく必要があります。
マウスピースは透明なので、他の人から見ても目立ちません。
また、取り外しができるので、歯磨きがしやすいです。
ブラケットやワイヤーを使用しないので、金属アレルギーでも矯正できます。
セラミックの被せがあっても支障がありません。
装着したときの痛み、違和感が少ないです。
他の矯正方法と比較し、来院時の施術時間が短く、来院頻度が低くなります。
歯に厚みを感じるので、慣れるまでは話しにくさを感じることがあります。
ワイヤーのように着用したままで矯正が可能な装置ではなく、着けたり外したりすることがありますが、装着時間が短いと効果が出にくくなります。
マウスピースの着用によって、口内の唾液の循環が悪くなり、
なります。装着時に飲食はできないので、間食癖がある人には不向きです。
また、歯並びが複雑な場合は対応できないことがあります。
上下顎すべてマウスピース矯正した場合、約3ヶ月~1年で矯正可能です。
他の矯正方法と同じく、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。
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歯科矯正用のチタン製インプラントを歯槽骨(歯を支える骨)に埋め込み、そのインプラントを固定源にして歯を移動させる矯正法です。
ネジ型とプレート型のアンカーインプラントがあり、主流はネジ型です。
歯槽骨(歯を支える骨)に矯正用の小さなネジを埋め込み、固定源にします。
インプラント矯正の主流で、施術後の痛みはほとんどありません。
しかし、インプラントが小さいため、骨の状態によっては
があります。歯槽骨(歯を支える骨)に2~3本の小さなネジを使ってプレートを固定して固定源にします。
プレート型は約1kgまで耐えられるほど丈夫なので、脱落はほぼありません。
抜歯や外科手術をせずに矯正できるケースが増えてきています。
効率的な矯正方法なので、治療期間の大幅な短縮を望めます。
また、確実な歯の移動ができるので、良い治療結果を得られやすいです。
インプラントを埋め込むための手術が必要になり、費用が割高になってしまいます。
口腔内のケアをしっかり行わないと、インプラント周辺の歯肉に炎症が起こりやすくなります。
また、完全に普及しているわけではないので、取り扱う医院がそれほど多くはありません。
個々の状態で異なりますが、ワイヤー矯正(約2~3年)のみの場合に比べると、圧倒的に早く終わります。
場合によっては、ワイヤー矯正期間の約半分になることがあります。
「前歯の隙間が埋められたらいいのに」「このちょっとした前歯の傾きが気になる」と思っていても、高いコストや長い期間をかけてまで治すほどではないと諦めている方もいるかもしれません。
そんな方におすすめな矯正方法が、「スマイルトゥルー」です。
「スマイルトゥルー」では、マウスピース矯正を行いますが、一般的なマウスピース矯正と比較しても、コストを低く抑えることができます。
国内の歯科医院で歯型模型を3Dデータに変換し、アメリカ本部のSmile TRU(スマイルトゥルー)へ送ります。歯型の採取は一度のみなので、歯型を採取されるのが苦手でも負担が少ないです。
採取した歯型のデータを基に、アメリカ本部において、歯科医を含む専門チームが最先端のソフトウェアを使用して歯を正しくきれいな位置にデザインします。
矯正を始める前に治療後の歯並びの予測を3Dで確認してから矯正を始められるので、期間と価格が明確で安心です。
デザインはアメリカで、マウスピースの作成は日本で行われます。
費用は20~50万で、矯正期間は3~8ヶ月であり、一般的な矯正方法にかかる期間を考えると、費用はとてもリーズナブルです。
矯正中はブラケットやマウスピースをつけているため、ブラッシングやデンタルフロスでは除去できない汚れが多くなり、歯の表面や歯間に汚れがたまりやすい状態になってしまいます。
歯の表面や歯間にたまった汚れは、虫歯、歯石や歯周病等の原因になります。このような汚れを除去するときは、口腔洗浄器がおすすめです。
1万円代で購入でき、水を準備するだけで家庭でも気軽に使用できるのが特徴です。
おすすめの口腔洗浄機を2つ紹介します。
汚れが気になる場所に合わせて、チップを付け替えて使用できます。舌を洗浄するチップも付いているので、舌苔が気になる方にもおすすめの商品です。
値段 | 13,400円 |
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水圧調整 | 5段階で調整可能 |
ノズルの種類 | 6種類が付属 |
持ち運び | 不可 |
歯茎や口内の状況に合わせて5段階の水圧調整が可能で、本体が水に濡れても大丈夫なため、風呂場でも使用できます。
充電式で持ち運びが可能なので、旅行などの際にも使用できます。
値段 | 14,119円 |
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水圧調整 | 5段階で調整可能 |
ノズルの種類 | 1種類 |
持ち運び | 可 |