マウスピースでも矯正ができる!矯正の種類とメリットデメリット・効果・費用について解説

歯の矯正には、ワイヤーを使う矯正や、マウスピースを使う矯正など種類があります。

この記事ではマウスピース矯正の特徴と、マウスピース矯正以外の矯正方法の特徴についてメリットとデメリットを交えて解説していきます。

この記事の結論

・マウスピース矯正とは、約2週間ごとにマウスピースを変えながら歯列を整える矯正方法

・目立たない、取り外しができるので歯磨きがしやすいといったメリットがある

・その他、ワイヤー矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正・インプラント矯正などの矯正方法がある

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マウスピース矯正とは


採取した歯型から治療過程に合わせてマウスピースを作成し、歯科医の指示に従って約2週間ごとにマウスピースを変えながら歯列を整える矯正方法です。

1日に20時間以上マウスピースをはめておく必要があります。

メリット

  • マウスピースは透明なので、他の人から見ても目立たない
  • 取り外しができるので、歯磨きがしやすい
  • ブラケットやワイヤーを使用しないので、金属アレルギーでも矯正できる
  • セラミックの被せがあっても支障がない
  • 装着したときの痛み、違和感が少ない
  • 他の矯正方法と比較し、来院時の施術時間が短く、来院頻度が低い

デメリット

  • 歯に厚みを感じるので、慣れるまでは話しにくさを感じることがある
  • ワイヤーのように着用したままで矯正が可能な装置ではなく、着けたり外したりすることができるが、装着時間が短いと効果が出にくくなる
  • マウスピースの着用によって、口内の唾液の循環が悪くなり、虫歯のリスクが高くなる
  • 装着時に飲食はできないので、間食癖がある人には不向き
  • 歯並びが複雑な場合は対応できないことがある

治療期間

上下顎すべてマウスピース矯正した場合、約3ヶ月~1年で矯正可能です。

ただし、歯並びやお口の状況によって治療期間は変わりますので詳しくは矯正歯科医院でご相談ください。

他の矯正方法と同じく矯正期間終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。

費用・金額

費用は全体矯正の場合、80〜120万円とワイヤー矯正と同程度であることが多いです。

部分矯正の場合の費用は20万円~と比較的安価ですが、適応範囲が限られています。
自費診療なので、歯科医院により大きく差があります。

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正には、インビザライン、アソアライナー、スマイルトゥルー、キレイラインなどさまざまな種類があります。

それぞれ対応できる症例や、費用、治療期間が異なります。

マウスピース矯正ができない症例

重度の叢生や、重度の受け口、重度の出っ歯などはマウスピース矯正に適応しないことがあります。

また抜歯が必要で大きく歯を動かす必要がある症例は、マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が向いています。

マウスピース矯正ができないケースでも、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用する治療方法を選択できる可能性はあります。

【関連記事】
マウスピース矯正って効果あるの?他の方法との違いや向き・不向きを解説!

マウスピース矯正以外の矯正の種類

表側矯正(ワイヤー矯正)

ブラケットを特殊な接着剤で歯の表面に付け、そこにワイヤーを通して歯を移動させる矯正方法です。

ブラケットとは、ワイヤーを固定するための小型の器具です。専用の接着剤を使用して歯面に装着します。

使用するブラケットの種類によっては、表側矯正のデメリットを改善できるものがありますが、扱うブラケットはクリニックによって異なります。

■メリット

  • 他の矯正方法と比較して費用があまりかからないので、より安く済む
  • 装置を裏側へ着ける場合より、話す際に発音に影響が出にくい

■デメリット

  • 装置が表側にあるので、笑ったり話したりすると、矯正装置が見えてしまう
  • 矯正装置を付けることで、口元に突出感がある

■治療期間

上下顎すべてを表側矯正した場合、約1~3年で矯正できます。

また、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。

■費用・金額の平均

全体矯正で、平均80〜120万円です。
自費診療なので歯科医院により大きく差があります。

リンガル矯正(裏側矯正)

ブラケットをすべて歯の裏側に装着する矯正方法です。
装着する位置から、舌側矯正や裏側矯正とも呼ばれています。

■メリット

  • 装置が見えにくいので、矯正していることに気付かれにくい
  • 装置が見えると支障がある人でも矯正が可能
  • 表側に装置がないため矯正の効果を実感しやすい
  • 装置に食べ物が絡まっても見えないので、食事中に気を使う必要がない
  • 唾液の効果とエナメル質の厚みにより、表側矯正に比べて虫歯のリスクが低く歯の表面を傷付けにくい
  • スポーツや管楽器の演奏への影響が少なくすむ

■デメリット

  • 裏側から引っ張るので、歯を後方に移動させやすくなってしまう
  • 費用が高額
  • 装置に舌が触れるため、違和感や痛みがでることがある
  • 装置に舌が触れるため、慣れるまで発音がしづらい

■治療期間

上下顎すべてリンガル矯正した場合、約2~4年で矯正できます。

表側矯正と同じく、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要です。

■費用・金額の平均

平均120〜135万です。表側矯正よりも1.2~1.5倍ほど高くなることが多いです。
自費診療なので歯科医院により大きく差があります。

ハーフリンガル矯正

上の歯は笑ったり喋ったりしたときに見えやすいですが、下の歯は見えにくいという特性を活かして、上顎にはリンガル矯正、下顎には表側矯正を施すのがハーフリンガル矯正です。

表側矯正とリンガル矯正の良いとこどりの矯正方法です。
下顎の舌側矯正に審美ブラケットを使えば、さらに審美性がアップします。

■メリット

  • 見た目が気になりにくい
  • 全顎リンガル矯正より違和感を緩和できる
  • 価格は、全顎をリンガル矯正にするより約10~20%割安
  • リンガル矯正では対応できない症例でも、表側矯正を組み合わせることで対応できることがある
  • 舌で前歯を押し出す癖が改善されやすく、後戻りの要因が減る

■デメリット

  • 上の前歯はリンガル矯正なので、歯を後方に移動させやすくなってしまう
  • 上の装置には舌が触れるため、慣れるまで発音のしづらさを多少感じる
  • リンガル矯正よりは割安だが、表側矯正よりは費用が割高

■治療期間

上下顎すべてハーフリンガル矯正した場合、約2~3年で矯正可能です。

他の矯正方法と同じく、矯正期間が終了後、保定期間(歯の後戻りを防ぐ期間)が矯正期間にかかった期間と同じ程度必要になります。

■費用・金額の平均

費用は、表側矯正と裏側矯正(リンガル矯正)の中間程度です。

インプラント矯正(ワイヤー矯正と併用される矯正法)

歯科矯正用のチタン製インプラントを歯槽骨(歯を支える骨)に埋め込み、そのインプラントを固定源にして歯を移動させる矯正法です。

ネジ型とプレート型のアンカーインプラントがあり、主流はネジ型です。

■インプラント矯正に使われる装置

    • ネジ型のアンカーインプラント

歯槽骨(歯を支える骨)に矯正用の小さなネジを埋め込み、固定源にします。
インプラント矯正の主流で、施術後の痛みはほとんどありません。

しかしインプラントが小さいため、骨の状態によっては装置の緩みや脱落が起こる可能性があります。

    • プレート型のアンカーインプラント

歯槽骨(歯を支える骨)に2~3本の小さなネジを使ってプレートを固定して固定源にします。

プレート型は約1kgまで耐えられるほど丈夫なので、脱落はほぼありません。

■メリット

  • 抜歯や外科手術をせずに矯正できるケースが増える
  • 効率的な矯正方法なので、治療期間の大幅な短縮を望める
  • 確実な歯の移動ができるので、良い治療結果を得られやすい

■デメリット

  • インプラントを埋め込むための手術が必要になり、費用が割高になる
  • 口腔内のケアをしっかり行わないと、インプラント周辺の歯肉に炎症が起こりやすくなる
  • 完全に普及しているわけではないので、取り扱う医院がそれほど多くない

■矯正期間

個々の状態で異なりますが、ワイヤー矯正(約2~3年)のみの場合に比べると、圧倒的に早く終わります。

場合によっては、ワイヤー矯正期間の約半分になることがあります。

■費用・金額の平均

ワイヤー矯正の費用にプラスして、インプラント矯正の費用がかかります。
アンカースクリュー1本につき、2万~10万円程度であることが多いです。

まとめ


マウスピース矯正は、マウスピースを新しいものに取り変えながら歯列を整えていく矯正方法です。

透明で目立ちにくい・取り外しができる・金属アレルギーの方でも矯正ができるといったメリットがあります。

マウスピース矯正の費用や治療期間はそれぞれですので、ご興味がある方は一度矯正医に相談してみてはいかがでしょうか。

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矯正中でも歯を清潔に保てる口腔洗浄器

矯正中はブラケットやマウスピースをつけているため、ブラッシングやデンタルフロスでは除去できない汚れが多くなり、歯の表面や歯間に汚れがたまりやすい状態になってしまいます。

歯の表面や歯間にたまった汚れは、虫歯、歯石や歯周病等の原因になります。このような汚れを除去するときは、口腔洗浄器がおすすめです。

口腔洗浄器はノズルの先端から水を噴射し、水圧で歯間や歯周ポケット、矯正器具と歯の間についた汚れを落とすことができます。1万円代で購入でき、水を準備するだけで家庭でも気軽に使用できるのが特徴です。

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