矯正で使用するヘッドギアとは?効果や使用上の注意点を解説

頭や首からかけるヘッドギアは、子供の矯正で使用される代表的な装置です。出っ歯(上顎前突)の改善に効果的です。

主に7〜9歳に使用され、大人の矯正でも使用する場合があります。出っ歯の改善に効果的なヘッドギアの目的、装着時間、種類、注意点、金額を徹底解説。ぜひ参考にしてみてください。

この記事の結論

・ヘッドギアは出っ歯の改善に効果的

・装着時間は1日12時間使用し、期間は8ヶ月〜1年ほどかかる

・ヘッドギア矯正の費用は100,000〜300,000円ほど必要

ヘッドギアでの矯正で得られる効果


ヘッドギアは主に子供の矯正で用いられ、出っ歯(上顎前突)を改善する目的で使用します。
主な使用目的は以下の通りです。

  • 上顎の骨の成長を抑制し、出っ歯を改善する
  • 上の歯並び全体を後方へ移動し、噛み合わせのバランスを整える
  • 成人矯正では、上顎の大臼歯が前方に動かないようにする

ヘッドギアは1日12時間使用で、出っ歯の改善に効果的な装置です。

上顎の成長を抑制し出っ歯を改善

ヘッドギアは上顎の成長を抑制する矯正治療です。上下の顎の位置をコントロールし、子供の出っ歯を改善する際に使用します。上顎の骨を後方に引っ張ることによって、上顎の成長を抑制します。

上の歯並び全体を後方へ移動し噛み合わせのバランスを整える

上の歯並び全体が前方に出でいる場合、歯並び全体を後方へ移動する効果があります。それにより、噛み合わせのバランスを整えることが可能です。

症例によって、ワイヤー矯正と併用する場合があります。

成人矯正では上顎の大臼歯が前方に動かないようにする効果がある

成人矯正で抜歯をした場合、上顎の大臼歯を固定し、前方に動かないようにする目的でヘッドギアを使用する場合があります。

しかし、成人ではヘッドギアを装着する時間の確保が難しいため、ヘッドギアを使用することはほとんどありません。「矯正用アンカースクリュー」という小さなネジを歯茎の骨に埋め込み、そこを固定源として上顎の大臼歯が前に動かないようにします。

ヘッドギアで矯正を行う際の注意点


ヘッドギアで矯正を行う際は以下の注意点が必要です。

  • 1日12時間以上装着する
  • 装着時に痛みがある
  • 慎重に取り扱う
  • 見た目に支障がでる

1日12時間以上装着する

ヘッドギアの効果を得るためには、決められた装着時間を守らなければなりません。1日12時間以上と決められており、就寝時も装着します。

1日12時間は長いように思えますが、学校から帰宅した後から就寝中に使用することで、1日12時間の確保ができます。部活動、スポーツ時、入浴時、歯を磨くときは外し、自宅で安静にできる時間帯に装着しましょう。

ヘッドギアは子供の協力が必要です。長時間の装着が必要なため、保護者の指導が非常に大切です。矯正前に歯科医師から十分に説明を受け、疑問点があれば解決した上で始めます。

装着時に痛みがある

個人差がありますがヘッドギアを装着した際、最初の3〜5日間は痛みを伴う場合があります。歯が動き始めると、痛みが出やすくなっています。正常な反応で4〜5日後には痛みがおさまってきます。しかし、痛みが強く我慢ができない場合は、すぐに歯科医師に相談します。

食事の際にも奥歯に痛みが出る場合がありますので、栄養のバランスに気をつけながら、やわらかい食べ物を食べるようにしましょう。

慎重に取り扱う

ヘッドギアは慣れるまでに痛みや違和感がある装置です。舌や指で触ると壊れる原因となりますので、慎重に取り扱う必要があります。

インナーボウは、上顎の奥歯に装着されているバンドのチューブに挿入します。使い始めなどの慣れない時期は、出し入れする際に、手間取ってしまうことが多いです。毎日起床時にインナーボウが外れてしまう場合は調整が必要になります。

ヘッドギアの保管の際はケースに保管し、フェイスボウは毎日水洗いが必要です。安全のために兄弟ケンカが起きそうなときは、外してあげる必要があります。

万が一フェイスボウが割れてしまった場合や、口の中に装着しているバンドやチューブが壊れてしまった場合は、ヘッドギアの装着を一旦使用を中止し、歯科医院に相談しましょう。

見た目に支障が出る

ヘッドギアの装置は大きく、見た目が悪いですが、学校では外して過ごすことができます。1日12時間以上の装着時間を守るこで、効果が出やすいのが特徴です。

ヘッドギアの矯正が効果的な時期は7歳から9歳


個人差はありますが、ヘッドギアの効果が現れやすい年齢は、上顎の骨が成長する7〜9歳です。小学校高学年になると、上顎の骨の成長が小さくなり、ヘッドギアの効果は弱くなります。

骨の成長が原因の出っ歯の治療は、タイミングが非常に大切です。骨の成長過程の時期に矯正を行うことによって、将来歯を抜いて矯正を行う可能性が低くなり、矯正期間を短くできます。

ヘッドギアでの矯正期間の目安は8ヶ月〜1年


ヘッドギアは装着時間が長ければ長いほど効果が表れます。装着期間は症例によって異なりますが、8ヶ月〜1年間の使用期間が必要です。

ヘッドギアは1日12時間以上装着します。学校、食事中、歯磨きのときは外し、自宅で安静にできる時間は常に装着しましょう。特に成長ホルモンが分泌される就寝時は、必ず装着をします。

ヘッドギアは3種類ある


ヘッドギアは、主に顎の骨の位置のコントロールや、奥歯の位置をコントロールするために使用します。骨格や症例によって引っ張る方向が変わり、使用するヘッドギアの種類が変わります。ヘッドギアの種類は以下の3種類です。

  • サービカルヘッドギア
  • ハイプルヘッドギア
  • Jフックヘッドギア

ヘッドギア矯正をする際は、上の奥歯に固定式装置の「バンド」を装着します。そこに「フェイスボウ」と呼ばれる太いワイヤーをご自身で差し込みます。

サービカルヘッドギア

首にの後ろを固定源として歯を引っ張ります。以下の目的で使用され、ワイヤー矯正と併用することが多いです。

  • 上下の顎の位置のコントロールをする
  • 上の奥歯を後方に動かす
  • ワイヤー矯正中の奥歯の固定する

ハイプルヘッドギア

頭にかぶるタイプの装置で、頭の上を固定源として歯を引っ張ります。以下の目的で使用され、ワイヤー矯正と併用することが多いです。

  • 上下の顎の位置のコントロールをする
  • 上の奥歯を後方に動かす
  • 上顎の奥歯の前方移動や挺出を防ぐ

Jフックヘッドギア

犬歯に力を加え、前歯と犬歯を後方へ移動させるために使用します。J字型のワイヤーを装着します。上顎用と下顎用と2種類あります。

  • 奥歯の位置をコントロールをする
  • 前歯の中心を合わせる

ヘッドギアの矯正費用は100,000円〜300,000円


ヘッドギアの費用の目安は100,000円〜300,000円ほどです。ヘッドギア矯正ではブラケット矯正と併用する場合が多いです。その場合の矯正費用は別途かかります。

しかし、ブラケット矯正を併用した場合でも、費用を抑えることができます。

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