八重歯にはリスクがある!矯正すべき4つの理由

八重歯は幼さや、あざとさがあって「かわいい」と言われていますが、八重歯をそのままにしておくと将来的にリスクがあります。八重歯を矯正すべき4つの理由を解説します。

この記事の結論

・八重歯は不正咬合の一種で、「かわいい」と言われているのは日本だけ

・八重歯にはむし歯や歯周病のリスクがあり、そのままにすると奥歯が欠けたり割れたりする

・八重歯の治療はワイヤー矯正やマウスピース矯正がおすすめ

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八重歯は不正咬合の一種


前から3番目にある菱形の形をした歯を犬歯といい、犬歯の歯並びが悪い状態のことを八重歯といいます。八重歯は不正咬合の一種です。

不正咬合の分類のなかで、でこぼこした歯を叢生(そうせい)といいます。八重歯は叢生の分類に分けられ、歯の並びから外側に生えて、重なり合っている歯並びです。

犬歯は永久歯のなかでも最後に生えてくるため、顎の骨が小さく歯を並べるスペースが足りない場合や、歯の大きさが平均よりも大きい場合、八重歯となります。

八重歯が「かわいい」と言われているのは日本だけ


日本では八重歯は幼く、あどけなさがあり「かわいい」と言われていますが、海外では吸血鬼や悪魔の歯と呼ばれており、不吉なものとして扱われています。

日本と海外では歯並びに対する価値観が異なります。海外では歯並びが大事だと考えられており、就職にも影響があるほど。今後海外で活躍をしようとしている方は、矯正治療を検討することをおすすめします。

歯科医学的にもむし歯や歯周病になりやすく、口の中を傷つけるリスクがあるため、八重歯は好ましいものではありません。

八重歯のリスク


八重歯を矯正せず、そのままにしておくと以下のリスクがあります。

  • むし歯、歯周病になりやすい
  • 知覚過敏になりやすい
  • 奥歯の負担が大きくなる(アンテリアガイダンスの消失)

むし歯、歯周病になりやすい

周囲の歯と重なりあっているところは、歯ブラシが届きにくく磨き残しが発生し、むし歯、歯周病になりやすいです。

重なった歯がむし歯になってしまった場合、見づらく治療が困難になります。むし歯や歯周病予防には歯ブラシと併用してデンタルフロスを使って、歯と歯の間をしっかりケアする習慣をつけることが大切です。

知覚過敏になりやすい

犬歯には、犬歯誘導と呼ばれる前歯と奥歯にかかる力を受け止めて守る、大切な役割があります。八重歯は前歯と奥歯にかかる力を受け止めることができず、奥歯に力がかかり歯肉が下がったり、歯の根本が割れたりして知覚過敏を引き起こします。

噛み合わせた状態で、下の顎を左右に動かすと上下の犬歯だけが噛み合う状態になり、この状態を犬歯誘導といいます。奥歯は上下に噛む力に強いのですが、左右に動く力に弱いのです。

犬歯は左右の力に耐えられるように、歯の根っこが一番長く、解剖学的にも成り立っている特徴があります。

奥歯の負担が大きくなる(アンテリアガイダンスの消失)

アンテリアガイダンスとは前方誘導という意味で、下顎を前に動かしたときに前歯のみ接触する状態のことを指します。奥歯は縦の力に対して強いのですが、左右に動かす力に対して弱いため、アンテリアガイダンスが機能しないと奥歯に負担がかかります。

奥歯に負担がかかると歯が割れてしまったり、歯周病が悪化しやすい傾向にあります。また、顎にも悪影響を与えて顎関節症や開口障害の原因となります。

八重歯の治療は矯正治療が最適

八重歯の治療は矯正治療が最も適しています。八重歯を正しい位置に誘導することでリスクを減らすことができます。

審美歯科では、八重歯を治療するために八重歯を抜いてセラミック矯正などで治療を行う症例もありますが、矯正治療では歯並びの改善のために、犬歯を抜くことは基本的にはありません。

矯正治療は犬歯間誘導やアンテリアガイダンスの機能を回復し、奥歯を守ることを目的の一つとしています。そのことから、八重歯の治療は矯正治療が適しています。

矯正治療は適切な診査診断をもとに、症例やライフスタイルに合わせて治療方法の選択をします。

矯正方法は以下の3つです。

  • ワイヤー矯正
  • 裏側矯正
  • マウスピース矯正

ワイヤー矯正

歯にブラケットを装着してワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。ワイヤー矯正はどんな症例にも適応しています。

おおよその治療期間は1~2年半、目安の費用は800,000~1,500,000円ほどです。症例や、使用する装置の種類によって費用は異なります。

ワイヤー矯正は目立ってしまうデメリットがありますが、白いブラケットやワイヤーを使用することで、あまり目立たずに矯正治療を行うことができます。

裏側矯正

歯の裏側にブラケットを装着してワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。装置を裏側に装着して矯正を行うため、目立たずに矯正ができます。

おおよその治療期間は1年半〜3年、目安の費用は1,000,000〜1,500,000円と表側の矯正と比べると期間が長く、費用が高くなる傾向にあります。

装置を裏側に装着することから、違和感が大きく発音がしにくいデメリットがあります。また、歯磨きをしっかり行わないと、むし歯や歯周病に罹患しやすいです。

しかし、周囲に気づかれずに矯正治療を行えることから、接客業の方や見た目が気になる方には最適な治療方法です。

マウスピース矯正

取り外しが可能な透明のマウスピースを使用して歯を動かす装置です。薄くて透明な素材なので、違和感が少なく装着しても目立ちません。

おおよその治療期間は半年〜2年、目安の費用は300,000〜1,000,000円です。使用する装置の種類や歯科医院によって費用は異なります。

取り外しを自分で行うため、食事や歯磨きのときは外す必要があります。矯正治療中は1日20時間以上マウスピースを装着して歯を動かします。

適応症例は限られており、歯を抜く必要がある出っ歯や、重度のでこぼこした歯並びには不向きです。マウスピース矯正を検討している方は、歯科医院とよく相談することをおすすめします。

10~20年先を考えることが大切


八重歯はあざとくかわいいイメージがありますが、10~20年先のことを考えると、八重歯がむし歯や歯周病に罹患しやすいどころか、奥歯に大きなダメージを与えてしまいます。

八重歯をそのままにするリスクは

  • むし歯や歯周病に罹患しやすい
  • 知覚過敏になりやすい
  • 奥歯の負担が大きくなる

といったさまざまなリスクが挙げられ、10~20年先を考えると八重歯を矯正治療で改善することが望ましいです。

矯正治療には、ワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正があり、歯科医師とよく相談して最適な治療方法の選択をすることをおすすめします。

矯正治療は期間と費用が必要な治療方法なので、八重歯が気になる方は歯科医院でカウンセリングを受けて、納得したうえで治療を始めましょう。

矯正を行っている歯科医院では、カウンセリングを無料~5,000円ほどで設けているので、八重歯が気になる方は一度相談してみてください。

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※1.2021年4〜8月の渋谷院の患者を対象とした実績値
※2.中央値1回、2021年9月矯正完了の患者を対象とした実績値

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