歯列矯正でブサイクになった?SNSの声、原因と対策を紹介します

矯正治療は、歯並びを改善してきれいになりたい、コンプレックスを解消したいなどの思いで行う方が多いです。

しかし、矯正治療を行なったのにもかかわらず、思っていた通りの結果が得られずに「ブサイクになった」という声も少なくありません。

今回は歯列矯正をしてブサイクになったというようなSNSの声や、原因・対策を紹介します。

この記事の結論

・歯列矯正の治療後に、ほうれい線ができた・出っ歯になったなど、顔に変化が表れてブサイクになったと感じることがある

・矯正治療によって顔に変化が生じたときは、表情筋を鍛えることでケアできることもある

・矯正治療でブサイクになったと後悔しないためには、信頼できる歯科医師がいる・事前の検査をしっかり行なってくれる歯科医院を選ぶことが大切である

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歯列矯正をしてブサイクになった?SNSの声を紹介

SNSでは、歯列矯正をして顔貌の変化によってブサイクになった、ほうれい線が濃くなったという声を一定数目にします。

また以下のように、矯正治療による顔貌の変化に不安を感じる声も見受けられました。

歯列矯正でブサイクになったと感じる顔の変化|原因と対策

歯列矯正でブサイクになったと感じることが多い顔の変化には、以下のようなものがあります。

  • 口元が下がりすぎてほうれい線が目立つようになった
  • 出っ歯になった
  • 頬がこけて顔が長くなった

歯並びを治すことで顔に変化が現れる可能性は少なくありません。歯列矯正で後悔しないためには、ブサイクになったと感じるような変化が現れる原因や対策を理解することが大切です。

口元が下がりすぎてほうれい線が目立つようになった

歯列矯正によって、ほうれい線が濃くなったり目立つようになったりすることがあります。

原因

ほうれい線が目立つようになる原因は、矯正治療によって起こる皮膚のたるみや表情筋の衰えによるものです。

元々の歯並びが出っ歯や八重歯であった場合、前方に出た歯によって鼻の下の皮膚や頬が引っ張られている状態が続きます。矯正によって前に出ていた歯を後ろに下げる治療を行ない口元が後退したことで、皮膚がたるんでほうれい線が目立つようになることがあります。

対策

出っ歯や八重歯を矯正する場合は、必要以上に口元を後ろに下げすぎないよう歯科医師とよく話し合って治療を進めましょう。

また、表情筋の衰えには、以下のようなトレーニングが効果的です。

トレーニング名 内容
舌回しトレーニング ・口の内側からほうれい線に沿って舌先を動かす
・口を閉じ舌先を歯茎に沿ってなぞるように右回り10~20回、左回り10~20回行う
あいうえおトレーニング 「あ・い・う・え・お」と大きな口を開けて発音する
割り箸トレーニング 割り箸をくわえ、左右の口角を割り箸より上げるよう意識して25秒キープする

ほかにも、ほうれい線が気になるところへのヒアルロン酸注射を美容クリニックで行う方法もあります。

出っ歯になった

歯列矯正が完了したはずが出っ歯になり、ブサイクになったと感じる方もいます。

原因

矯正完了後に出っ歯になるのは、歯を並べるスペースが足りず前に出てしまうことが原因です。歯を並べたり引っ込めたりするために、矯正治療では抜歯をして歯を移動させるだけのスペースを確保することがあります。

抜歯が必要な症例であるにもかかわらず抜歯をせずに無理に歯を並べると、歯が前に出て出っ歯になることがあるため注意が必要です。

対策

出っ歯になってしまった場合は、基本的に再治療が必要です。

ディスキングや抜歯行い、出っ歯を並べるための足りないスペースを確保しなければなりません。

ディスキングとは、歯の側面を健康上支障のない程度削って歯を動かすスペースを確保するための処置を指します。

頬がこけて顔が長くなった

歯列矯正をすると、頬がこけて顔が長くなったと感じることがあります。

原因

矯正装置の違和感や痛みによって食事をあまり噛まなくなり、表情筋が衰えることが原因のひとつです。

骨格にもよりますが、表情筋が衰えると皮膚のハリが失われ、頬がこけることがあります。歯列矯正で口元が後ろに下がると、頬がこけて面長に見える方もいます。

対策

矯正中に痛みがある場合は、無理して硬いものを食べる必要はありません。食事が原因の場合は、矯正が終わって食事ができるようになれば改善する可能性があります。

心配な方は、表情筋のトレーニングを行うといいでしょう。ただし筋肉が衰えないよう、食事はよく噛んで食べるようにしましょう。

歯列矯正でブサイクになったと後悔しないための歯科医院選びのポイント

歯列矯正をしてブサイクになったと感じないためには、適切な治療を提供してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。以下のポイントを意識して歯科医院を選びましょう。

  • 信頼できる歯科医師がいる
  • 事前の検査をしっかりと行なってくれる
  • デメリットも説明してくれる
  • トラブルが起きても対応してくれる

信頼できる歯科医師がいる

実績と経験が豊富である、治療について質問しやすいなど信頼できる歯科医師がいる歯科医院を選ぶことは大切です。

矯正後の歯並びが自分の想像と違うものになると「失敗した」「ブサイクになった」と感じる方が多い傾向にあります。

そのようなことを防ぐためには、矯正治療を始める前に十分な説明をしてくれて、患者からの疑問を解消してくれる歯科医師を選びましょう。

患者側も、治療内容について十分納得したうえで矯正治療を始めなければなりません

事前の検査をしっかりと行なってくれる

事前の検査・診断を丁寧に行なってくれる歯科医院を選びましょう。

矯正治療では治療開始前の検査で歯並びの状態を確認します。検査では、主にレントゲン・セファログラム・CT・型取りなどを行ないます。

複数の検査を行い、さまざまな角度から歯並びを分析してくれる歯科医院であるかを確認しましょう。

検査に基づいた3Dシミュレーション画像で、矯正治療完了後の歯並びを確認できる歯科医院もあります。3Dシミュレーションで事前に矯正完了後の歯並びを確認することで、ブサイクになったと後悔する可能性も減少します。

デメリットも説明してくれる

歯列矯正で失敗を避けるためには、治療のメリットだけではなくデメリットも説明してくれる歯科医院を選びましょう。

矯正治療にはメリットも多いですが、少なからずデメリットも存在します。歯が動くときには痛みが生じることがある、歯並びによっては矯正期間が長期間に及ぶなどといったものです。

デメリットもきちんと説明したうえで、適した治療方法を提案してくれる歯科医院であるかを確認しましょう。

トラブルが起きても対応してくれる

歯列矯正中に急なトラブルが起きても、迅速に対応してくれる歯科医院を選ぶことも治療で後悔しないためのポイントです。

歯列矯正では、矯正装置が壊れたりマウスピースを紛失したりといったトラブルが起こる場合があります。その際に適切な対応をしてもらえないと、治療に支障が出るばかりでなく不信感が募ることになりかねません。

トラブルが起きたときに診察日を調整してくれたり、電話で対処法を指示してくれたりする歯科医院であれば、不安な気持ちがそのままになってしまう心配もありません。

ブサイクになったと後悔しないために歯列矯正についてしっかり理解することが大切

歯並びや見た目のコンプレックスを改善するために行った歯列矯正で、ブサイクになったと後悔する方は残念ながら一定数存在します。だからこそ矯正治療によって起こりうる顔の変化について、しっかりと理解しておかなければなりません。

まずは歯科医院で、矯正治療によってどのような歯並びになるのかを相談してみましょう。

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