歯列矯正中のキスにはあまり過敏にならなくても大丈夫ですが、矯正中のキスには、ほかにも気にすべき問題点がありますので、対策法とともにお伝えします。また、キスや夫婦生活に支障が出ないような歯列矯正法に関しても解説します。
・基本的に歯列矯正中のキスは問題ない
・矯正中のキスをしても、大きな装置や先の尖った器具が相手に当たる心配はほぼない
・矯正中にキスをする際の注意点は深いキスを避けることなど
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矯正中でもキスはできる
大きな矯正装置は、イメージ的にはキスの妨げになるような気がしますが、実際のところはどうでしょうか。結論から言いますと、 たとえばフレンチキスのような口と口がくれる程度のキスならば、ご自身や大切なお相手のお口も傷つくことはないでしょう。
しかし、もっと たとえば、ワイヤーの先端部分が尖っているので、この器具がお相手の舌に当たる危険性はあります。
ちなみにワイヤー矯正といえば、歯の裏側に装着する「リンガル矯正」と呼ばれるタイプもあります。パッと見ると何もつけていないように見えますがリンガル矯正に関しても同様に、深めのキスはワイヤーやブラケットが当たる可能性があります。したがって、ワイヤー矯正を行っている方は、事前にパートナーに申告するのがマナーと言えます。
矯正中にキスをしても相手は気にしない場合がほとんど
反対に、歯列矯正中であることを何も言わずにキスを避けてしまう方が良好なコミュニケーションを取っているとは言いがたいでしょう。
また「矯正装置は治療が終わればいずれ取れるものだから、さほど気にしない」と言う方もいますし、実際に歯列矯正に対してポジティブな印象を持っている方が多いといったデータもあります。
2020年に株式会社マクロミルが日本の男女約1000人に対してアンケート調査を行ったところ「歯列治療を受けようと考えている」と答えた20代の男女は約4割と、おおよそ半数の若い方が矯正治療を検討しているといったデータもあります。このように1人1人の価値観はさまざまであり、歯科矯正は歯並びのみならず見た目も改善する治療なので、パートナーに伝えるとむしろ好印象に受け入れられるケースも十分考えられます。
矯正中にキスをする際の注意点
歯列矯正中のキスは以下の注意点を踏まえるのが、パートナーに対するエチケットでしょう。
深いキスはなるべく控える
フレンチキスなら問題ないのですが、いずれにせよ矯正装置をつけていることは事前に申告するのが吉だと言えるでしょう。
口内や装置を清潔に保っておく
矯正中は口内が臭いやすいので、お口のエチケットを大切にしましょう。口臭対策としては、以下3つが挙げられます。
ワイヤー矯正中は大きな装置や器具に食べカスがはさまりやすく、ブラッシングしても口臭や歯周病の元であるプラークが残りがちです。矯正中はお口が乾燥しやすく、唾液の自浄作用が減るとお口のなかの菌数が増え、口臭の原因にもつながります。
。キスをしやすい矯正方法
矯正中のデメリットのなかに「お口が清掃不良になりやすいリスク」や「キスの際にお口が傷つくリスク」などがすくなからずとも存在するとお伝えしました。
それらに対する策を投じた上で です。ワイヤー矯正以外で、上記2点のリスクが気にならない矯正法は以下2つがあります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正法はその名の通り、
食事と歯ブラシ以外の時間、具体的には1日20~22時間の装着を推奨されていますが、面接時やパーティー、お見合いの席などの大切な場面においては一時的に取り外しも行なえるのが大きなメリットです。セラミック矯正
セラミック矯正法は、
治療の間に、一時的に仮の歯を装着しますので、その間は若干磨きづらいなど不便もあるかもしれませんが、ほかの矯正法と比べると圧倒的に矯正期間が短くストレスを感じにくいでしょう。ただ、 とも言えます。
まとめ
矯正中のキスに関しては、深いキスはなるべく避けて、口内を清潔に保ち口臭を予防すればさほど気にすることはありません。パートナーと良好なコミュニケーションを保つためにあらかじめ歯列矯正中であることを話しておくのもいいでしょう。それでもお口が傷つく心配がある方は、セラミック矯正など別の歯科治療を検討されるのも1つの手です。
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