フッ素の効果とその危険性とは?おすすめのフッ素なしの歯磨き粉をご紹介!

市販の歯磨き粉にはフッ素入りのものが多いですが、「フッ素なしの歯磨き粉を使いたい」「安全性に不安がある」と考える方は少なくないもの。

この記事では、フッ素(フッ化物/フッ素化合物)の効果を効果とその危険性をご紹介。フッ素の「急性中毒症状」「慢性中毒症状」「中毒量」などについて詳しく解説していきます!

さらに、さまざまな理由でフッ素なしの歯磨き粉をお探しの方へ、フッ素無添加のおすすめ歯磨き粉をご紹介してきます。

歯磨き粉に含まれるフッ化物(fluoride)とは


まず、フッ素は自然界にある元素の一つです。人の体を構成する元素の一つでもあり、お茶や魚介類などにも多く含まれています。

フッ素元素の陰イオン状態の物が、フッ化物(フッ化物イオン)です。一般的に、水に溶けたときマイナスイオンになる無機の物資を「~化物」といいます。

歯磨き粉に含まれるフッ化物として、「フッ化ナトリウム(FaN)」、「モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)」、「フッ化第一スズ」があります。

フッ化物には虫歯予防効果がある


医薬品等に関する法律で、フッ化物の効能・効果に「むし歯の発生および進行の予防」の記載が認められています。

虫歯菌の活動を抑制

虫歯は、歯垢(プラーク)内の細菌が、糖分を餌にして酸を生成し歯を溶かすことによって起こる病気です。

フッ素には細菌の活動を抑え、酸の生成を防ぐ作用があります。そのため、虫歯菌の活動を抑制します。

歯の再石灰化を促進

脱灰による歯のダメージを修復します。

フッ素は歯から溶け出したカルシウムやリンなどの成分を引き寄せ、歯に戻りやすくし、歯の再石灰化を促進します。

歯質を強化

フッ素によって、ハイドロキシアパタイトが酸に強いフルオロアパタイトに変化するため、虫歯に強い歯になります。

フッ化物を過剰摂取したときの危険性とは


虫歯予防効果のあるフッ化物ですが、過剰摂取すると中毒を引き起こすことがあります。

投与量や方法が正しければ安全ですが、誤った方法で使用すると害が生じることがありますので、使用量には注意が必要です。

フッ化物の急性中毒

大量のフッ化物を一度に大量に摂取すると、急性中毒を引き起こします。
悪寒、吐き気、嘔吐、下痢などの症状があります。

■フッ化物の推定中毒量

厚生労働省による推定中毒量は、体重1キロあたりフッ素量5㎎(治療や入院などの処置を必要とする量)とされています。

フッ化ナトリウムの死亡最低規知量は、体重1キロあたりフッ素量71㎎(命に差しさわりがある量)です。

日本の歯磨き粉に含まれるフッ素の含有量は1500ppmmまで、子ども用は1000ppmまでと決められています。

具体的に例を挙げると、フッ素含有量1000ppmの歯磨き粉を1本(60g)すべて飲み込んでしまうと、フッ化物摂取量60㎎となります。

これは体重13キロ以下の小さなお子様ですと、急性中毒量(5㎎×13=65mg)に近くなる計算となります。

このため、フッ素入りの歯磨き粉は幼いお子様の手の届かない所に保管し、誤って大量に飲み込む事故のないように気を付ける必要があります。

■フッ素入り歯磨き粉の使用量の目安

参考までに、フッ素入り歯磨き粉の使用量の目安をご紹介します。

生後6か月~2歳 1~3㎜程度(切った爪程度の少量)
3~5歳 5㎜以下(歯ブラシの4分の1程度)
6~14歳 1cm程度(約0.5g、歯ブラシの3分の2程度)
15歳以上 1~2cm程度(約1g、歯ブラシの半分程度)

特に小さなお子さまがフッ素入り歯磨き粉を使う際は、使用量に気をつけましょう。

フッ化物の慢性中毒

長期にわたるフッ化物の過量摂取により起こる、慢性中毒症が疫学的に確認されています。

水道水にフッ化物が添加された地域(フロリデーション地域)などで、高濃度のフッ化物を含む飲用水を継続的に飲用したことにより、フッ素症、骨フッ素症が発症した事例があります。

現在日本では、水道水フッ化物添加は行われていません。
そのため、フッ素入りの歯磨き粉の用法容量を守ればフッ化物による中毒症状について心配することはないでしょう。

■歯牙フッ素症(斑状歯)

歯の表面のエナメル質が濁ったように白く見えたり、縞模様や欠損などが現れたりする症状を、歯牙フッ素症(斑状歯)といいます。

歯の形成期(生後~満8歳まで)に過剰にフッ化物を摂取することにより、発症することがあります。

重症になると、歯に褐色の模様が出たり、エナメル質の実質欠損を伴ったりします。水道水中のフッ素が高濃度の地域で起こることがあります。

■骨フッ素症(骨硬化症)

インドや中国など、フッ化物濃度が高い飲料水を利用している国で発症例があります。

長期のフッ化物過量摂取により骨量が増加し、関節の痛みや硬直が起こります。症状が進行すると、四肢麻痺などが起こることもあります。

フッ素なしの歯磨き粉をおすすめしたいケースとは


インプラント治療をされた方や、ホワイトニング治療を受ける方にはフッ素なし歯磨き粉をおすすめするケースがあります。

インプラントを使用しているケース

虫歯や歯周病などによって失われた歯を補うインプラントの人口歯根は、チタンでできてることが多いです。このチタンは、高濃度のフッ素によって浸食される可能性があります。

現在日本で販売されている歯磨き粉のフッ素濃度は、1500ppmまでと決められており、インプラントが受ける影響は少ないといわれています。

しかし、口腔の環境によってはフッ素がインプラントを腐食する可能性がまったくないわけではありません。そのため、インプラント治療をされた方にはフッ素なしの歯磨き粉をすすめる歯科医がいます。

ホワイトニング前に歯磨きをするケース

歯を白くするための「ホワイトニング」を行う前にフッ素入りの歯磨き粉を使うと、フッ素がホワイトニング効果を阻害してしまいます。

そのため、「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」を行う前には、フッ素入りの歯磨き粉は使わないようにしましょう。

また、フッ素には、歯の表面をコーティングする作用があります。このため、ホワイトニング後にフッ素塗布を行うと着色物質が入りづらくなります。

ホワイトニング後は歯の吸収力が高くなっているため、この時にフッ素塗布を行うと、より歯質強化などの効果を得ることができるでしょう。

フッ素無添加のおすすめ歯磨き粉をご紹介

コンクール ジェルコートIP/ウェルテック


フッ素無配合のインプラント用ハミガキジェルです。フッ素によるチタンインプラントの腐食を防ぎます。

「ジェルコートF」と同様「塩酸クロルヘキシジン」配合で、歯周病菌を殺菌。研磨剤無配合なので、インプラントや歯が摩耗しません。

インプラントが入っていない方でも、フッ素なしのハミガキジェルをお探しの方におすすめの商品です。

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シャボン玉せっけんはみがき/シャボン玉


無添加石けんで有名な、シャボン玉せっけんが販売している歯磨き粉です。フッ素なし・ラウリル硫酸ナトリウムなどの合成界面活性剤なしです。

天然由来のペパーミント香味料配合で、マイルドですっきり爽やかな香味です。

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ファミリーハミガキ/エスケー石鹸


フッ素なし・ラウリル硫酸ナトリウムなしの歯磨き粉です。ミントの香味でさわやかです。泡立ちが控えめなので、しっかり磨くことができます。

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パックスナチュロン 石けんはみがき/PAX NATURON


フッ素なし・ラウリル硫酸ナトリウムなしの歯磨き粉です。

1976年発売のロングセラー商品で、ハッカの香りで清涼感のある使い心地です。

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