子供はいつから歯磨き粉を使いはじめる?歯磨き粉を使い始めるベストなタイミング

子供の歯が生え出すと、親としても子供の歯磨きについて本格的に考え始める時期となり、おのずと気になるのが「虫歯のリスク」という方も多いのでは。
歯磨き粉の成分には、フッ素をはじめとした虫歯予防に効果的な薬用成分が含まれていますが、
歯磨き粉を使い始めるタイミングや虫歯予防に効果的な成分、選び方について解説いたします。
お水のみを使用して歯磨きするのであれば、
しかし「歯磨き粉を使うタイミング」に関しては、いくつかの注意点がありますので確認していきましょう。
生えて間もない頃の歯は小さいために、歯ブラシでは磨きにくく、またうがいもできないので歯ブラシも歯磨き粉も基本的には必要がありません。
この月齢では虫歯になるリスクもほとんどないので、なにがなんでもきれいに磨くというよりは「歯ブラシで磨かれる行為そのもの」に、赤ちゃんを慣れさせていくのが狙いです。
具体的には、
でしょう。1歳くらいになると、上下の前歯が4本生え揃います。このタイミングで歯ブラシを使い始め、慣れたらうがいが簡単に済むジェルタイプの歯磨き粉を使うのがおすすめです。
まだうがいができない場合は、ジェルタイプの歯磨き粉でうがい不要のものを選ぶと安心です。
子供や赤ちゃんが、ブラッシングを嫌がった場合でも「このままずっと歯磨きを嫌がられたらどうしよう・・」といった過度な心配はいりません。
毎日コツコツ歯磨きを続けることで、次第に子供はブラッシングされることに慣れていくからです。
また、うがいの練習においては、奥の子供の歯(乳臼歯)が生えてくる概ね1歳7か月から2歳7か月くらいを目安にして練習を始めましょう。
また、この時期の子供はフッ素入りの歯磨き粉などで、本格的に虫歯予防に取り組むことをおすすめします。
なぜならば、
です。これらによって、お口の細菌叢が変化するほかにも虫歯リスクも格段に上がるため、ぜひ虫歯予防のためのケアをおこなっていきましょう。
ペーストタイプの歯磨き粉を使用する際の注意点としては「子供がうがいできるようになってから」と考えるのがベターです。
このときに「飲み込まずに、吐き出す」ということを意識して練習しましょう。
歯磨き粉は口に入れるものなので、すこしくらいは飲み込んでも害はないのですが、さすがに歯磨きのたびに飲み込んでしまうのは良くないことです。
歯磨き粉を選ぶときには、子供の身体への安全性も考慮したいところです。
大人の歯磨き粉は歯垢やステインを落とせるような清掃剤として「研磨剤」が使用されているケースがあります。
子供の歯や歯茎は柔らかいため、研磨剤で傷を付けることが無いように、
です。大人の歯磨き粉は、スーッとする清涼剤などが含まれていることが多いのですが、これが子供にとっては刺激が強すぎることも。
また、
したがって、いちごやりんご味などといったお子さまが好きな味かつ刺激も抑えた歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
大人の歯磨き粉には泡立つ「発泡剤」が含まれているケースがほとんどですから、子供に対しては
でしょう。なぜならば、子供は泡自体を嫌がったり、
子供用の歯磨き粉には香料や着色料といった添加物が含まれていない商品、成分や対象年齢の違うものなど、実にたくさんの商品があります。
「子供用」と表記のあるものを選び、対象年齢を確認した上で目的に合わせた歯磨き粉を使用されることをおすすめします。
フッ素は歯の強化や再石灰化の促進など、虫歯に対する予防効果が見込めるれっきとした「薬用成分」です。
歯の形成期(生後から幼児期)までの間にフッ化物を過剰に摂取すると、フッ素症といって歯のエナメル質に白い斑点ができる症状が引き起こされる可能性があります。
したがって、
です。厚生労働省からも6 歳未満の子供には1,000ppm以上の高濃度のフッ化物配合歯みがき剤の使用は控えるよう義務付けられており、
子供の歯は表面が柔らかく虫歯になりやすいため、歯磨き粉を選ぶときは虫歯予防の成分が配合されたものがおすすめてす。
虫歯予防におすすめの成分はフッ素が代表的ですが、身体への影響を考えて でしょう。
虫歯の原因菌が歯に残った食べかすなどの糖分を餌にして、作り出す酸により歯が溶けるのが虫歯です。
フッ素は
効果があります。「フッ化物」や「フッ素化合物配合」などと記載されています。
です。
が、FAO(国際食料農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同規格委員会で「一日の許容摂取量を限定せず」という最も安全性の高い食品として認められています。
虫歯菌は食べ物に含まれる糖分をエサにして歯を溶かす酸を作り出します。
キシリトールは虫歯菌のエサにならない糖分なので、虫歯菌の増殖や活動が抑えられて、虫歯になりにくい口内環境を作れます。
オーガニック成分で虫歯予防効果を得たいなら、キシリトール配合の歯磨き粉がおすすめです。
歯に含まれるリンやカルシウムが含まれている、牛乳由来の成分です。
虫歯菌が作り出す酸によって溶け出した歯の成分(リン、カルシウム)を歯に補って元に戻す効果と、酸性に傾いて歯が溶けやすい状態になった口内を中性に戻す効果により、虫歯を予防します。
フッ素が歯の表面を酸に溶けにくい状態に改造するのに対して、
イメージです。ただし、
フッ素配合で、子供の歯にもやさしい「低発泡性タイプ」や「ジェルタイプ」のおすすめ歯磨き粉をご紹介します。
チェックアップコドモは「低発泡・低研磨・低刺激」と3拍子そろった、子どもの歯にやさしい処方の歯磨き粉です。
フッ素は950ppmF配合されており、虫歯から歯を守ります。
離乳食が完了する1歳半ごろの子どもから使用できる、いちご味のキシリトール・フッ素入り歯磨きジェルです。
研磨剤は無配合で、デリケートな乳歯を傷つけにくいソフトな清掃剤を使用しているので、小さな子どもも安心して使えます。
すっきりと爽やかなグレープ味のジェル状歯磨きは、泡立ちを抑えており、小さな子どもでもすすぎがしやすい処方。
仕上げ磨きの際もお口の中を見ながらすみずみまで磨くことができやすいので、親御さんにとっても歯磨きしやすいです。