歯磨き中に吐き気を催す原因は?ブラッシング時の注意点を紹介

歯磨き中に吐き気を催したり、オエッとえずいてしまったことはありますか?この記事では、歯磨きをする時に吐き気を催す原因と、吐き気が少なくなる歯磨き粉や歯ブラシの選び方、ブラッシング時の注意点などについて詳しく紹介していきます。

この記事の結論

・歯を磨く時に吐き気を催す原因は、歯磨き粉によるものや歯ブラシをお口の中に入れたときに起こる嘔吐反射によるものなどがある

・歯磨き粉は直接口に入れるものなので、香料や発砲剤による影響で吐き気や嘔吐感がでやすい

・歯磨き粉、歯ブラシ、ブラッシング方法などを工夫する

おすすめホワイトニングクリニック3選
①ホワイトエッセンス
~全国271医院以上!症例307万件以上の安心の実績~ ※2023年9月30日時点
②スターホワイトニング
~1回2,500円の安価な歯科医院ホワイトニング~
③ホワイトニング東京
~1回の通院で歯が白くなる東京のおすすめ医院~

歯磨き中に吐き気を催す6つの原因


歯を磨く時に吐き気を催す原因は、歯磨き粉によるものや、歯ブラシをお口の中に入れたときに起こる嘔吐反射によるものなど様々です。

  • 歯磨き粉による吐き気
  • 歯ブラシによる吐き気
  • 咽頭炎による吐き気
  • 妊娠中の吐き気
  • 療養時の薬の副作用による吐き気
  • ストレスによる吐き気

歯磨き粉による吐き気

歯磨き粉に含まれる成分により、吐き気を催すことがあります。

歯ブラシによる吐き気

口腔内に異物が入ったことによって起こる「嘔吐反射」によって吐き気を催すことがあります。通常の嘔吐反射は、異物が食道へ入らないようにするための、人間の正常な防御反応です。人によって嘔吐反射の強い弱いがあり、生まれつきの個人差が大きいです。歯ブラシをお口の中に入れただけで嘔吐反射が起こる人もいれば、喉の奥まで異物を入れた時にだけ嘔吐反射が起こる人もいます。
また心理的な原因によって嘔吐反射が起こることも多いです。歯科治療で一度嘔吐反射を起こしてしまうと、不安やストレスなどで続けて起こってしまうことがあります。癖になることが多く、続けて反射が起こるとだんだんと吐き気が強くなりがちなので注意が必要です。

咽頭炎による吐き気

咽頭に炎症を起こしていると、喉が過敏になり痛みや吐き気を感じることがあります。特に、タバコを吸う方は喉が過敏になっているため、少しの刺激でも吐き気を感じてしまいます。またタバコに含まれるニコチンには催吐作用があります。禁煙することによって、吐き気が収まる可能性があります。

妊娠中の吐き気

妊娠中のつわりも吐き気の原因の一つです。歯磨き粉の香りなどによって、吐き気を催したり嘔吐したりすることがあります。
つわりの時期は妊娠初期の数か月が多いですが、個人差が大きく妊娠期間中常に吐き気や嘔吐がある人もいれば、つわりがほとんど無い人もいます。香りが辛い場合は、歯磨き粉を使わずブラッシングしても問題ありません。

療養時の薬の副作用による吐き気

がん治療薬などによる副作用や、病気による消化器や脳への影響などによって吐き気や嘔吐を起こすことがあります。また、内臓疾患により吐き気を感じることもあります。原因は複数あることがほとんどです。薬の変更や、吐き気を抑える薬の処方が可能かどうか、かかりつけ医に相談してみてください。ご自身でできる対処法としては、歯磨き粉を変更したり、ブラッシングの仕方を工夫したりする方法があります。

ストレスによる吐き気

ストレスで自律神経に不調が生じると、嘔吐中枢が刺激されて吐き気が起こりやすくなります。また、ストレスによって睡眠の質が低下すると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまく行われません。その結果消化不良を起こし、翌朝に吐き気が生じやすくなります。
さらにストレスにより自律神経失調症になると、吐き気や嘔吐などの症状がでることがあります。一度歯磨きで吐き気を覚えると、心理的な影響で毎回えずきやすくなってしまいます。

【関連記事】
危険な歯磨き粉って?危険といわれる歯磨き粉の成分を知ろう!

吐き気の原因になりやすい歯磨き粉の成分


特に注意すべき歯磨き粉の成分は、「香料」と「発泡剤」です。歯磨き粉のパッケージに記載されている成分表記を確認してみましょう。

  • 香料
  • 発泡剤
  • アレルギー物質
  • 化学物質
  • フッ素

香料

歯磨き粉は直接口に入れるものなので、香料による影響で吐き気や嘔吐感がでやすいです。香料の強い歯磨き粉は嘔吐反射を起こしやすいので、香りの弱いものや無香料のものを選ぶようにしましょう。また、清涼剤の入っていない刺激の弱い歯磨き粉を選ぶとよいです。
オーガニックタイプの香料は良いイメージがありますが、アレルギーによって拒否反応が出る可能性があるため注意が必要です。
子ども用の歯磨き粉は、刺激が少ないものが多いですので大人の方でも試してみてもいいでしょう。好きな香り、嫌いな香りは人それぞれなので、ご自身に合う歯磨き粉を試してみてください。

発泡剤

発泡剤入りの歯磨き粉を使うと口の中が泡だらけになるため、異物感が強まり吐き気を催しやすいです。発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)の入っていない歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。ジェルタイプの歯磨き粉は、「無発泡」や「低発泡」の商品が多いためおすすめです。

アレルギー物質

食物アレルギーなどのアレルギー症状をお持ちの方は、なるべく香味料や添加物が入っていない歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。パッチテストを受け、アレルギーの原因物質を調べて避けるようにしてください。例えば「カゼイン」という成分は、牛乳由来の成分なので乳製品アレルギーをお持ちの方は使用を控えたほうが良いです。
また、「グルコン酸クロルヘキシジン」という殺菌成分でアレルギーを起こす方もいます。薬によるアレルギー症状を起こしたことがある方は、使用を控えるようにしましょう。

化学物質

薬物や化学物質に反応して症状が出る環境病である「化学物質過敏症」によって吐き気を催す方もいます。
消毒薬や薬液などにアレルギー反応を起こし、吐き気の他、粘膜炎や気管支炎、喘息などの症状が出ることもあります。歯磨き粉の使用を控え、水だけでブラッシングをしましょう。

フッ素

高濃度のフッ素(フッ化物)を大量に摂取すると、吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・不整脈などの症状を引き起こす可能性があります。ただ日本で市販されているフッ素入りの歯磨き粉は、フッ素含有量が1500ppmまでと決められているため、用法容量を守って使用していれば中毒症状を起こす心配はありません。小さなお子様は、フッ素入りの歯磨き粉を多量に飲み込まないよう注意しましょう。

【関連記事】
歯磨き粉が痛い?原因は歯磨き粉の成分にあった!

吐き気を感じにくいブラッシングの7つポイント


歯磨き粉、歯ブラシ、ブラッシング方法などを工夫するすることによって、吐き気を感じにくくすることができます。

  • 体調のいい時に歯を磨く
  • 歯ブラシのヘッドは小さめのものを選ぶ
  • 舌に触れないように歯を磨く
  • 顔を下に向けて歯磨き
  • ながら磨きをする
  • 歯磨きができない場合はうがい
  • 歯磨き粉を使わずに歯を磨く

体調のいい時に歯を磨く

歯磨きのタイミングは、食後でなくても構いません。体調や気分の良い時に歯を磨いてください。特に、満腹時は嘔吐反射が起こりやすいので、少し時間をおいてから歯を磨くようにしましょう。

歯ブラシのヘッドは小さめのものを選ぶ

ヘッド(ブラシ部分)が小さめ・ヘッドが薄い・毛先が平らで短め・毛先が柔らかめの歯ブラシを選ぶと、嘔吐反射が出にくいです。歯ブラシ以外にも、タフトブラシ・歯間ブラシ・フロスなどを、必要に応じて使い分けるとよいでしょう。特に奥歯を磨く際に嘔吐反射が出やすいので、ヘッドの小さいタフトブラシを積極的に使ってみてください。

舌に触れないように歯を磨く

喉の奥まで歯ブラシを入れないように注意しながら磨くようにしましょう。ブラシが舌に触れると嘔吐反射が出やすいため、舌磨きは難易度が高いです。無理に行わず、まずは歯についたプラークを除去してください。
また、お口の中には嘔吐反射が出やすい所と出にくい所があります。歯科医院でブラッシング指導を受ける際に、嘔吐反射が出にくい歯磨き方法について相談してみましょう。

顔を下に向けて歯磨き

歯磨き中に喉に唾液が溜まると、吐き気が催されることがあります。なるべく唾液が喉に流れないように、下を向きながら歯磨きをすると楽になります。

ながら磨きをする

テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど、リラックスした状態で歯磨きをすると吐き気を感じない方もいます。心理的な影響でえずいてしまう方は、深呼吸をして気持ちを落ち着けてから磨いてみましょう。

歯磨きができない場合はうがい

どうしても歯磨きできないときは、うがいだけでも行うようにしましょう。食事をした後や糖分が入っている飲み物を飲んだ後は、水やお茶などを飲むか、うがいをするだけでも違います。
歯を綺麗にしたい時のうがいは、喉を洗う「ガラガラうがい」よりも、口を閉じて行う「ブクブクうがい」のほうが効果的です。少量の水でお口に含み、数回に分けてうがいをしましょう。デンタルリンスを使用する場合は、アルコールが入っていないタイプのほうが刺激が少ないです。

歯磨き粉を使わずに歯を磨く

無理に歯磨き粉を使わなくても、歯ブラシに水だけつけて磨くことで歯垢(プラーク)などの汚れを落とすことはできます。歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどによって、プラークをしっかりと擦って取り除くことがより重要です。

【関連記事】
正しい歯磨き粉の量ってどのくらい?使用量の目安と正しい歯磨き法をご紹介!

まとめ

歯を磨く時に吐き気を催す原因は、歯磨き粉や歯ブラシをお口の中に入れたときに起こる嘔吐反射によるものなどです。特に歯磨き粉に含まれている香料と発泡剤の成分に注意しましょう。吐き気を感じにくくするには、歯磨き粉、歯ブラシ、ブラッシング方法などを工夫することが大切です。

吐き気に悩む方におすすめしたいブラシをご紹介


ブラッシング時の吐き気が気になる方には、薄型コンパクトヘッドの歯ブラシがおすすめです。

クラプロックス




隙間を磨くことに着目し作られたスイス発の機能性歯ブラシ。弾力と柔らかさを兼ね備えたブラシが、優しく洗い上げてくれます。使用時に力を入れなくても汚れが落ちやすいので、長持ちしやしやすいのも特徴です。カラーバリーションが豊富で、ポップな色合いなので、大人はもちろん、お子さんの歯ブラシを探している方におすすめです。

クラプロックスはこちらから

クリニカ アドバンテージハブラシ 3列 超コンパクト/ライオン


2.6㎜の極薄ヘッド・スリムな3列ブラシの歯ブラシ。
ヘッドが小さいので嘔吐反射が起こりにくいです。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら

プラウト Plaut/オーラルケア


毛先が短めで、奥歯の奥まで磨きやすいワンタフトブラシ。
嘔吐反射が起こりやすい箇所を、ピンポイントで清掃可能です。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら