口臭を根本から改善する口臭外来を徹底解説!費用や治療の流れをご紹介

口臭は自分ではなかなか気づけない体臭のひとつで、目には見えない身だしなみとして清潔感や第一印象に大きく影響します。

口臭外来を受診するか迷っている、口臭外来の存在を初めて知ったという方に、どんな検査や治療を行うのか、健康保険は適応されるのかなどの口臭外来の謎を徹底解説いたします。

この記事の結論

・口臭外来は口臭に悩む方が専門的な治療を受けられる場所

・口臭測定器や唾液検査などで口臭の原因を詳細にチェックし改善を目指す

・保険適用外なので費用はさまざまである

口臭外来とは


総合病院や歯科医院にある口臭に悩む方が専門的な治療を受けられる場所です。

口臭外来や口臭専門クリニックという、口臭の原因究明や治療に特化した診療科目があり、エチケットとしての簡易的な口臭チェックから根本治療まで、歯科医師による専門的な口臭治療が受けられます。

精密な口臭測定器や唾液検査などを用いて口臭を発生させる原因を詳細にチェックし、改善を目指します。

口臭の種類


食べ物や嗜好品によるもの、生理的口臭、病的口臭、心理的口臭があります。

それぞれ発生する臭い物質や特徴が異なり、口臭外来では臭い物質が原因を判別する手がかりとなります。

生理的口臭

睡眠・食事・運動などに伴って働く交感神経と副交感神経のバランスにより、唾液の分泌が減少して口の中が乾燥することで一時的に誰にでも起こる口臭で、治療の必要はありません。

主な原因物質は口の中にいる少量の細菌が作り出す硫化水素で、卵が腐ったような臭いがします。

歯磨きやマウスウォッシュなどで口腔ケアをしたり、食事や水分を摂ったりして唾液の分泌が増えるとすぐに改善されることもあります。

食べ物や酒、タバコなどによる口臭

ニンニクやネギ、キムチなど臭いの強いものを食べる、酒を過剰に飲む、タバコを吸うなどして起こる口臭です。

主な原因物質はジメチルサルファイドで、生ゴミのような臭いがします。

歯磨きやマウスウォッシュなどで口腔ケアをする、水分を摂る、時間が経って臭い成分が代謝されると改善します。

酒やタバコは脱水作用があり口を乾燥させるので、臭い成分が唾液で流されにくく揮発しやすくなり特に口臭が発生しやすいです。

口や全身の病気による口臭

口臭の9割は口の病気に原因があり、虫歯、歯周病、ドライマウス、舌や歯の汚れ、合っていない詰め物や被せ物などが原因の大半を占めています。

主な原因物質は卵が腐ったような臭いがする硫化水素、生ごみのような臭いがするジメチルサルファイド、魚が腐ったような生臭いにおいのメチルメルカプタンが含まれる揮発性硫黄化合物です。

糖尿病、呼吸器・消化器疾患など全身の病気や服薬により口臭が起こることもあり、肝疾患のアンモニア臭や糖尿病のアセトン臭(果物が腐ったような甘酸っぱい臭い)などが代表的です。

水分を摂ったり時間が経ったりしても無くならないのが特徴で、口や全身の病気を治療することで改善できます。

心理的口臭

実際は口臭が無いにも関わらず自分は口臭があると思い込んでいる状態です。

口臭外来などで口臭検査を受ける、内科や耳鼻科で口臭の原因となる病気に罹っていないことを確認するなど、自分の息が臭くないことを客観的なデータで確認できれば改善される可能性があります。

口臭外来受診の流れ


口臭外来で用いる検査方法やコースによって異なりますが、検査当日の飲食や口腔清掃禁止、受診前日から香りの強い化粧品・香水の使用禁止、臭いの強い食品・アルコールの摂取や喫煙禁止など、注意事項があるので正しい診断のためによく確認しましょう。

エチケットとして口臭レベルチェックだけを行うコースなど、手軽なものもあります。

1.問診

口臭の悩みや気になっていること、食生活や生活習慣について問診します。

口臭外来によっては受診の約1週間前から1日の生活スケジュールと食事内容、口臭がした時間帯やどんな臭いがしたかなどを記載した生活調査表を提出します。

2.口臭測定・検査

口腔内診査、口臭測定や唾液検査などで、口臭が発生する可能性がある要素を細かくチェックします。

【検査内容】

○口腔内診査→虫歯や歯周病、その他口腔疾患の有無、口腔衛生状態の確認など
○唾液検査→唾液の分泌量や唾液中に口臭の原因物質がどのくらい含まれているかなど
○尿検査→口臭に影響を与える全身疾患のスクリーニングとして行います。
○口臭測定→精密な口臭測定器で臭いのレベルや原因物質を特定します。

【口臭の測定方法】

○オーラルクロマ、ガスクロマトグラフィー→口臭の原因となる三要素ガス硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの濃度を測定します。
○アテイン→口腔内ウレアーゼ活性測定器で、口腔内の嫌気性細菌の増殖状況から悪臭のガスが発生する可能性を調べます。
○BBチェッカー→高精度の半導体ガスセンサーで口腔内と呼気内の口臭の有無、揮発性硫黄化合物などの総量を科学的に分析して測定します。
○インキュベーター→自分の口臭がどんな臭いをしているのか、どのくらいの距離で臭いを感じるのかを体験できます。
○口臭官能試験→人の鼻による検査で、壁を挟んで相手が見えない状態で息を吹きかけます。

3.診断

口臭測定・各種検査結果を分析して、口臭の原因を判別します。

4.口臭治療

診断結果に基づいて、必要に応じて口腔内環境の改善やカウンセリングを行います。

【具体的一例】

○歯磨きや口臭抑制剤、マウスウォッシュなどを用いた口腔衛生指導
○プロによる歯のクリーニング(PMTC)
○虫歯や歯周病など口腔疾患の治療
○詰め物や被せ物の再製作
○ドライマウス治療
○生活習慣と食事指導による体質改善
○全身疾患がある場合は医科の受診

5.再診

約3カ月での改善を目標として3〜4週間おきに通院し、口臭測定と検査で改善度を確認しながら必要に応じて適切な口臭治療を繰り返します。

口臭外来の費用・保険について

基本的に保険適用外

日本の医療保険制度は、認定された病気の病名が付いて初めて適応されます。

口臭は虫歯や歯周病、全身疾患に起因する症状のひとつですが、口臭そのものは病気と認定されていないため自由診療となり保険適応外です。

口臭検査に掛かる費用は1回500〜12,000円ほどで、口臭の原因に応じて歯科治療費や口臭抑制剤などのケア用品代、全身疾患の検査や治療費などが別途掛かります。

歯周病・虫歯治療などは保険適用になることも

口臭の原因が虫歯や歯周病と特定された場合、虫歯治療・歯周病治療に関する費用は保険が適用されることがあります。

費用はさまざまなので要問い合わせ

口臭外来によって費用はさまざまです。また検査内容・臭いの測定方法もさまざまですので、詳しくは各医院へお問い合わせください。

まとめ

口臭外来では、精密な口臭測定器や唾液検査などで口臭の原因を詳細にチェックし、改善を目指すことができます。

口臭の原因の8割は口腔内にあり、虫歯、歯周病、ドライマウス、舌や歯の汚れ、合っていない詰め物や被せ物などであることが多いです。

口臭が気になる方のために、自分で口臭をチェックできる商品も販売されています。

セルフチェックにおすすめな口臭チェッカー


口臭外来に行く前に口臭の有無や臭いのレベルをセルフチェックしたい方は、精度は劣りますが市販の口臭チェッカーで確認できます。

タニタ「ブレスチェッカー」EB-100

長さ12cm、幅3cm、重さ42gの持ち歩きやすいコンパクトなサイズとセンサーやボタンが見えないスマートなデザインが魅力で、6段階の口臭レベルをバイブレーターとLEDランプで判定できる消音設計なので外出先でも使いやすいです。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら

サンコー「ポータブルニオイチェッカー2」PRTDOR8V

口臭レベルを数字とイラストで5段階表示するので目で見て分かりやすく、比較的安価で初めての方にも試しやすい機器です。

Amazonでの購入はこちら

コニカミノルタ「Kunkun body」

口臭だけでなく加齢臭・ミドル脂臭・汗臭を測るセンサーがそれぞれ搭載されており、口臭のセンサーがほかの臭いに反応しないので多機能でありながら正確な判定が可能です。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら