ドブ臭い?悪臭を放つ口臭はなぜ起こるのか? 改善方法まで解説!

ドブに例えられるほとんどの口臭は、食べかすなどを基にして作られる臭い物質が増えることで発生します。

口臭を抑えるには細菌の活動抑制と作られる臭い物質を少なくすることがポイントです。

この記事の結論

・ドブの臭いがする口臭の原因は、歯や舌の汚れや虫歯や歯周病など口にあることが多い

・口が原因の口臭は、口腔ケアや歯科医院での治療によって改善できる

・消化器系疾患、耳鼻咽喉系疾患、トリメチルアミン尿症などの体の病気が原因でドブ臭い口臭を放つこともある

口臭がドブ臭い原因


口臭には朝起きた直後や緊張したときに唾液の分泌が減ることで起こる生理的口臭、臭いの強い食べ物やタバコ、アルコールなどで起こる外来的口臭、口や全身の病気が原因で起こる病的口臭、ストレスやトラウマから口臭が無いにも関わらず、口臭がすると思い込む心理的口臭の4種類があります。

発生する臭い物質の特徴はそれぞれに異なり、ドブの臭いがする口臭は、口か身体が原因であることが考えられます。

口が原因のドブ臭い口臭

  • 歯や舌に溜まった汚れ
  • 唾液の分泌が少なく口腔細菌の活動が活発になった
  • 虫歯
  • 歯周病

歯や舌に溜まった汚れ

口臭の主な原因物質は硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドからなる揮発性硫黄化合物です。

歯や舌に汚れが溜まったり唾液の分泌が少なくなったりして口内細菌の活動が活発になると、揮発性硫黄化合物がたくさん作られて口臭が強くなり、ドブに例えられるような臭いを発します。

唾液の分泌が少なく口腔細菌の活動が活発になった

起床直後や緊張したときなどは唾液の分泌が少なくなるため、口臭の原因物質が比較的少ない状態でも臭い成分が揮発しやすく、口臭が発生しやすいです。

誰にでも起こる生理的口臭や食事、タバコ、アルコールなどによる外因的口臭の場合、うがい歯磨きや時間の経過などで口臭が治るため治療の必要はありません。

いつまでも口臭が治らない場合は、虫歯や歯周病など口の病気に罹っている可能性があります。

虫歯

虫歯は小さい初期は口臭が発生しませんが、病態が悪化して大きくなると歯の穴に食べかすやプラークが溜まって発酵・腐敗したり、歯の神経まで到達した虫歯により壊死した神経が腐ったりして強烈な臭いを放つようになります。

歯周病

歯周病は歯と歯茎の境目に着いたプラークによって起こる歯茎の炎症や歯を支える骨を溶かす病気で、揮発性硫黄化合物の中でも腐った玉ねぎの臭いがするメチルメルカプタンが多量に検出されます。

メチルメルカプタンはジメチルサルファイドや硫化水素の10分の1から20分の1の量で同等のレベルの悪臭を発生させる物質で、歯周ポケットにある膿の中で増殖して特に強烈な口臭となります。

毒性が高いため口臭だけでなく歯周病の悪化を促進するため、適切な口腔ケアを行った上で歯周病治療を受けるのが望ましいです。

身体の病気が原因のドブ臭い口臭

  • 耳鼻咽喉系疾患
  • 消化器系疾患
  • トリメチルアミン尿症
  • 膿栓

身体の病気が口臭を引き起こしている場合は発生する臭いが病気ごとに異なります。

ドブ臭く感じる可能性があるのは蓄膿症や扁桃腺にある膿栓(臭い玉)などの耳鼻咽喉系疾患、胃炎や消化不良などの消化器系疾患、トリメチルアミン尿症です。肉や魚が腐った臭いが呼吸として口臭に混ざり排出されます。

口臭のほとんどが口の中に原因があるため身体の病気が原因となるのはまれですが、口の中に問題が無いのにいつまでも口臭が治らなかったり、体調不良などの自覚症状があったりする場合は全身疾患が疑われます。

ドブ臭い口臭のセルフチェック方法


口臭があるか気になるときに、簡易的にできるセルフチェック方法をご紹介します。

コップに息を吹き込む

コップに息を吹き込んだ後、手で蓋をし10秒くらいしてからコップの中の臭いを嗅いでみましょう。

ビニール袋でも代用できますが、ビニール袋自体に臭いがないものを選ぶことが大切です。

歯間ブラシやデンタルフロスを使う

歯間ブラシやデンタルフロスを使って、 歯間部や歯頚部の汚れを取ったあとに臭いを嗅いでみましょう。

舌苔を舌ブラシや綿棒で擦り取る

舌苔(舌についている白い苔のようなもの)を、舌ブラシや綿棒などでやさしく擦り取って、臭いを嗅いでみます。臭いが強い場合は、口臭がする可能性があります。

舌苔は、ある程度は誰にでもあるものです。強く擦りすぎると舌を傷つけることがあるので、優しい力で行いましょう。

ドブ臭い口臭の改善方法


ドブ臭い口臭を改善するには、 口腔ケアで歯や舌に着いた汚れを落として清潔に保つことが基本です。

原因が分からない場合は、歯科医院や口臭外来を受診すると原因究明と根本的改善のための治療を提案してもらえます。

  • 4つのポイントを意識して口腔ケアを行う
  • 歯科医院を受診する
  • 口臭外来を受診する

4つのポイントを意識して口腔ケアを行う

毎日の歯磨きを徹底し、殺菌・除菌効果のあるマウスウォッシュや歯磨き粉を併用すると良いでしょう。

舌の表面は細かい絨毯のようになっており、隙間に舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れが溜まって口臭の原因となるので、舌も磨くようにします。

歯磨きは特に歯周病改善に絶大な効果があるので、歯周病由来の口臭の改善が期待できます。

【歯ブラシを小刻みに動かす】

歯ブラシは軽い力で持ち、汚れの溜まりやすい歯と歯茎の境目に歯ブラシを当てて1〜2mmほどのストロークを意識して横方向に小刻みに動かします。

【口全体を一筆書きで磨く】

右上の頬側から前歯を通って左上の頬側、左上の歯の裏側から前歯の裏を通って右上の歯の裏側のように口の中を一筆書きにするイメージで磨くと満遍なく磨けます。

【フロスで歯と歯の間を磨く】

歯と歯の間は特に汚れが溜まりやすいので、歯ブラシで全体を磨き終えたらフロスや歯間ブラシを使ってケアしましょう。

歯と歯の間の隙間が大きい場合や歯茎が下がって歯の根元に三角形の隙間ができている場合は、歯間ブラシを使うと効率良く磨けます。

【舌もケアする】

舌は舌ブラシか毛の柔らかい歯ブラシで舌の奥から手前に向かって優しく撫でるようにして汚れを落とします。

ただし、強く何回も擦ると舌の表面を傷つけて炎症や味覚障害、ドライマウスなどのトラブルを引き起こすので正しい方法で丁寧に磨きましょう。

歯科医院を受診する

歯科医院では以下のような処置で口臭を改善します。

  • 虫歯や歯周病を治療する
  • 詰め物や被せ物を新しいものに交換する
  • 歯石取りやクリーニング
  • 入れ歯のお手入れや調整、作り替え
  • ブラッシング指導

虫歯や歯周病を放置すると、口臭の原因となります。歯周病に至っていなくても、プラークは臭いの素なので定期的にクリーニングしてもらいましょう。

また劣化した詰め物や被せ物は、作り直すかプラークが付着しにくいセラミックに交換することにより、口臭が改善されることがあります。

口臭外来を受診する

口臭外来は総合病院や口臭専門クリニックにある、口臭の根本的改善を目指す治療が受けられる場所です。

原因に応じてピンポイントで口臭対策を講じられるため、原因が分からずに闇雲に口臭対策するよりも早期改善が期待できます。

検査では口腔内診査や唾液検査により虫歯や歯周病の有無や、口臭の原因物質がどのくらい口内にあるのかを調べ、尿検査により口臭に影響を与える全身疾患のスクリーニング、精密な口臭測定器を用いた臭いのレベルや原因物質の特定を行います。

【治療期間・通院頻度】

診断結果に基づき、必要に応じて歯周病治療や歯磨き指導などによる口腔内環境の改善、カウンセリングや医科の受診などを行い、3〜4週間おきに通院して口臭測定と検査で改善度を確認しながら3〜4カ月以内の改善を目指します。

【費用】

口臭検査にかかる費用は1回500〜12,000円ほどで、口臭の原因に応じて歯科治療費や口臭抑制剤などのケア用品代、全身疾患の検査や治療費などが別途かかります。

口臭は虫歯や歯周病などに起因する症状のひとつですが、口臭そのものは病気として認定されていないので、健康保険は使えず自費診療となります。

ドブ臭い口臭の改善は正しいセルフケアから


ドブの臭いがする口臭の原因のほとんどは、 口内細菌が食べかすなどを基に作り出した臭い物質が増えることで発生しています。

また消化器系疾患、耳鼻咽喉系疾患などの体の病気が原因でドブ臭い口臭を放つこともあるため、自覚症状がある方は医科を受診しましょう。

ほとんどの口臭は歯科医院で治療をしたり、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスマウスウォッシュ、舌クリーナーなどを正しく使ったりすることで対策ができます。

口臭対策に効く!マウスウォッシュをご紹介

コンクールF/コンクール


水で薄めて使用するタイプの洗口剤です。
コップに少量の水(25ml)を入れ、コンクールFを5滴垂らして希釈し使用します。1回当たりのコストが安く、経済的な商品です。

グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)が、歯周病菌・口臭菌・虫歯菌などの繁殖を最大12時間抑制します。

歯間ブラシ後のマウスウォッシュとして使用しましょう。また、水で薄めたコンクールFを歯間ブラシにつけ清掃すると、効果的に歯周病菌を殺菌できます。

市販のマウスウォッシュよりも刺激が少なく、スッキリとしたミント味。緑茶抽出液が配合されていて爽やかな香味です。

ただし、グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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オーラルクールCHX/Ciメディカル


コンクールFと同じ、グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)を配合した洗口液です。
プロポリス配合で、ペパーミントの香りです。

グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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