口臭の主な原因は虫歯や歯周病などの口の病気や清掃不良で、残りは臭いの強い食べ物・飲み物や嗜好品による臭い、糖尿病や消化器系などの全身疾患、心の問題です。
します。
・口臭の原因は口の汚れ、口の病気、全身疾患、心理的な問題などさまざまものがある
・舌や歯の清掃不良・虫歯や歯周病などが口臭の原因の大半を占める
・口臭外来では、口臭の原因をチェックし根本的な改善を目指すことができる
簡単にできる口臭の改善方法
口臭の原因の大半を占めるのは舌や歯の清掃不良によるものです。この場合は
毎日の歯磨きに加えて口臭予防効果のある歯磨き粉やマウスウォッシュ、タブレットを併用すると良いでしょう。
歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどで口腔ケア
歯磨きやフロス、舌ブラシを用いた口腔ケアは
が期待できます。歯ブラシだけでは歯の汚れを落とし切れないため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。
舌のケア
しているため、歯磨きだけでなく舌までケアすることが大切です。
毛の柔らかい歯ブラシや舌ブラシで、舌の奥から手前に優しく撫でるようにして少しずつ舌苔を除去します。
ので、力強くゴシゴシ擦るのは控えましょう。
舌苔が多く着いていたり口の中が乾燥していたりすると一度では取れないこともあるため、毎日続けて少しずつ落とすイメージで行います。
マウスウォッシュ
のも効果的です。
唾液の分泌を促す
生理的口臭やタバコやアルコール、服薬によるドライマウスが原因の場合には、唾液の分泌を促す方法が有効です。
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口臭を根本的に改善するなら口臭外来
口臭外来とは
で、精密な口臭測定器や唾液検査などで口臭を発生させる原因を詳細にチェックできます。
口腔ケアや口臭予防のマウスウォッシュ、タブレットだけでは対処できない口臭を専門家のアドバイスとオーダーメイド治療により根本的な改善を目指します。
口臭治療の流れ
約3カ月での改善を目標として3〜4週間おきに通院し、
問診、口腔内診査、唾液や口臭測定器による検査などで口臭が発生する可能性がある要素を細かくチェックし、診断結果に基づいて口腔内環境の改善や医科の受診、カウンセリングなどを行います。
口臭が改善しない主な原因
改善すべき口臭の原因はさまざまあります。
舌や歯の汚れ
歯磨きなどの口腔ケアが不十分なために、
です。主な原因物質は卵が腐ったような臭いがする硫化水素、生ごみのような臭いがするジメルサルファイド、魚が腐ったような生臭さがあるメチルメルカプタンが含まれる揮発性硫黄化合物です。
歯や舌の汚れは揮発性硫黄化合物を作り出して虫歯や歯周病を引き起こす細菌の塊で、
なります。【関連記事】
・舌の汚れが口臭を引き起こす理由と正しい舌ケアをご紹介!
虫歯
初期の虫歯では口臭を発生させることはありませんが、
歯周病
歯周病では揮発性硫黄化合物の中で最も
を放ちます。メチルメルカプタンは不快な臭いを放つだけでなく歯周病の病態を悪化させる作用があるため、できるだけ早めの歯周病治療が望ましいです。
歯茎の腫れや出血がある、時間が経っても口臭が改善されないなどの症状がある場合は、歯周病の可能性があります。
食べ物・飲み物、喫煙、飲酒
です。
これらの臭い成分が身体で代謝されるときに
されます。基本的に時間が経つと自然と治るため治療は必要ありませんが、歯や舌にタバコのタールやニコチンなどが定着して臭いを放っている場合は、改善のために歯磨きやマウスウォッシュによる口腔ケアが必要です。
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全身疾患
水分を摂ったり時間が経ったりしても無くならないのが特徴で、
や服薬による唾液分泌量の減少などが原因の口臭です。肝疾患のアンモニア臭や糖尿病のアセトン臭(果物が腐ったような甘酸っぱい臭い)などが代表的で、
です。【関連記事】
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心理的な口臭
で、精神的ストレスや過去のトラウマなとが原因です。
仮性口臭、自臭症、口臭恐怖症などとも呼ばれます。
口臭を改善すべきかチェックする方法
唾液や吐く息を自分で嗅いでみたり、市販の口臭チェッカーで確認したりする方法があります。
自分の唾液でチェックする
自分の口の中を指などで触って
します。唾液が揮発すると臭いが強くなるため、参考程度です。自分の吐く息を嗅ぐ
コップやビニール袋、手のひらなどに
します。市販の口臭チェッカーを使う
口臭外来や歯科医院にあるものより精度が劣るのであくまで目安となりますが、
測定前に臭いの強いマウスウォッシュを使用すると、それに反応して口臭があると判定されることがあるため使用方法をよく守りましょう。
適切に対応して口臭を改善しましょう
口臭の原因は口の病気・全身疾患などさまざまものがありますが、
歯ブラシだけでは歯の汚れを落とし切れませんので、歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用して口腔内を清掃しましょう。
手軽に口臭を改善したい場合、以下で紹介する市販のマウスウォッシュの活用や、舌クリーナーも併用してみてください。
口臭対策に効く!マウスウォッシュをご紹介
コンクールF/コンクール
水で薄めて使用するタイプの洗口剤です。
コップに少量の水(25ml)を入れ、コンクールFを5滴垂らして希釈し使用します。1回当たりのコストが安く、経済的な商品です。
グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)が、歯周病菌・口臭菌・虫歯菌などの繁殖を最大12時間抑制します。
歯間ブラシ後のマウスウォッシュとして使用しましょう。また、水で薄めたコンクールFを歯間ブラシにつけ清掃すると、効果的に歯周病菌を殺菌できます。
市販のマウスウォッシュよりも刺激が少なく、スッキリとしたミント味。緑茶抽出液が配合されていて爽やかな香味です。
ただし、グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。
オーラルクールCHX/Ciメディカル
コンクールFと同じ、グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)を配合した洗口液です。
プロポリス配合で、ペパーミントの香りです。
グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。