オリーブオイルで口臭を予防!効果と注意点を徹底解説!

オリーブオイルは古くから口臭予防に用いられており、オリーブオイルを用いたうがいは、古代インドから伝わる健康法のひとつです。
オリーブオイルには、口内細菌の活動を抑えて口臭や歯周病を予防する効果があり、口臭予防に効果的です。
マウスウォッシュを取り入れたいけれど化学物質や強いアルコール成分が含まれたものを使いたくないという方は、代用品として使用できる可能性があります。
この記事では、オリーブオイルを用いた口臭予防について、予防効果や予防方法を徹底解説いたします。
・オリーブオイルで口臭を予防できる
・オリーブオイルは口内の汚れを落とす効果と歯をコーティングする効果がある
オリーブオイルには口臭を予防する効果があり、具体的には以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
オリーブオイルは口内の汚れを落ちやすくする効果があるため、摂取することで
そもそも、口臭は落としきれない口内の汚れが原因であり、汚れが乾燥して悪臭を発生させます。そのため、口内の汚れを落とすことで口臭予防に繋がるのです。
オリーブオイルを摂取すると、オリーブオイルが歯や舌をコーティングします。この作用により、
のです。口臭の他にも、口内の傷口に細菌が増殖して発生する口内炎や、細菌の増殖により歯茎や歯が溶ける歯周病の予防にも効果が期待できます。
口臭の原因にはいくつか種類があり、オリーブオイルが口臭予防に効果的な場合とそうでない場合があります。
口臭の主な発生原因として考えられるは、大きく「口内細菌」「身体の問題」「心の問題」の3種類です。この内、
ちなみに、口内細菌が原因の口臭の場合、臭い物質としては以下の物質が挙げられます。
この章では、オリーブオイルが効果的な口臭と効果的でない口臭について、より詳しく解説していきます。
まずは、オリーブオイルが口臭予防に効果的な口臭についてです。具体的には、以下2つに対して効果が期待できます。
詳しくみていきます。
生理的口臭とは、唾液の分泌が減少することによって発生する一時的な口臭です。身体のメカニズムにより発生する口臭のため、治療の必要はありません。
水分や食事を摂ったり歯磨きをしたりして、唾液が分泌されるとすぐに改善されます。
特に、睡眠中は唾液の分泌量が減り、わずかに残っている口内細菌が臭い物質を生成してしまうため、起床後の口臭は強くなる傾向にあります。そのため、就寝前にオリーブオイルを摂取すると、
口が原因の病的口臭とは、虫歯、歯周病、舌苔の付着により発生する慢性的な口臭です。
しかし、いずれも病気により活性化した細菌が臭い物質を大量に作り出しているため、オリーブオイルで
という意味で効果が期待できます。次に、オリーブオイルが口臭予防に効果的でない口臭についてです。具体的には、以下3つが挙げられます。
詳しくみていきます。
心理的口臭とは、
のことです。実際には、不快な臭いを発するほどの口臭はありません。口臭を気にするあまり、過剰なマウスウォッシュや舌ケアによってドライマウスを引き起こし、実際の口臭を発生させるケースもあります。しかし、根本は心の問題であり、口の細菌は関与していないためオリーブオイルの効果は期待できません。
身体が原因の病的口臭とは、消化器系疾患や耳鼻咽喉系疾患による口臭です。タンパク質が腐ったような臭いや糖尿病で起こる甘酸っぱいアセトン臭、トリメチルアミン尿症(魚臭症)の腐った生魚の臭いなどが代表的です。
口が臭うというよりは、
もので、口臭の発生に口の細菌が関与していないません。そのため、オリーブオイルはの効果は期待できません。身体の病気が原因の口臭は医科を受診して治療すると改善されますが、トリメチルアミン尿症には明確な治療法が無いため、臭いを発生させないための食事指導などを受ける必要があります。
外因的口臭とは、にんにくやニラなどの臭いの強い食べ物やコーヒー、タバコ、アルコールなどの臭い物質による口臭です。臭い物質が消化・代謝されるときに血液や肺を通して口臭や体臭として排出されることが原因です。
口の細菌は関与していないのでオリーブオイルの効果は期待できませんが、
オリーブオイルを用いてうがいを行うことで、口内に残った歯や舌の汚れを浮かせて落とす効果と歯をコーティングする作用があります。
そのため、結果的に
のです。オリーブオイルうがいを行う手順は以下の通りです。
うがいをした後のベタベタ感が気になるときは塩水でうがいをすると軽減しますが、基本的には水うがいは不要です。
うがいに使用したオイルは口内細菌がたくさん混ざっているので飲み込まないように注意し、排水溝に直接流すと詰まりや破損の原因となるので、必ずティッシュやビニール袋に吐き出して処分しましょう。
回数は特に決まりがありませんが、唾液の分泌が減って口内細菌が多くなりやすい起床時、就寝前、空腹時を狙って1日1〜3回を目安に行います。
口臭や歯周病予防には原因となる歯や舌の汚れを歯ブラシや舌ブラシを使って落とすことが大切なので、オリーブオイルうがいはあくまでも毎日の歯磨きの補助と考えましょう。
口の汚れは粘着性があり歯ブラシなどで物理的に擦らないと落とせないため、
です。また、オリーブオイルうがいを始める際に好転反応が起こることがあります。
好転反応とは状態が良くなる前にひどく身体の調子が悪くなる反応で、必ず起こるものではありませんが頭痛や吐き気、発疹、口内炎、肌荒れ、倦怠感、風邪に似た症状などが現れます。
通常であれば数日から1週間程度で治まりますが、
ので、すぐにオリーブオイルうがいを中止しましょう。
水で薄めて使用するタイプの洗口剤です。
コップに少量の水(25ml)を入れ、コンクールFを5滴垂らして希釈し使用します。1回当たりのコストが安く、経済的な商品です。
グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)が、歯周病菌・口臭菌・虫歯菌などの繁殖を最大12時間抑制します。
歯間ブラシ後のマウスウォッシュとして使用しましょう。また、水で薄めたコンクールFを歯間ブラシにつけ清掃すると、効果的に歯周病菌を殺菌できます。
市販のマウスウォッシュよりも刺激が少なく、スッキリとしたミント味。緑茶抽出液が配合されていて爽やかな香味です。
ただし、グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。
コンクールFと同じ、グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)を配合した洗口液です。
プロポリス配合で、ペパーミントの香りです。
グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。