重曹の歯磨き粉の効果を解説!虫歯や歯周病予防、ホワイトニングに効果的?

重曹は研磨効果があり、洗濯・掃除用品にも含まれている物質です。ドラッグストアなどで手軽に手に入れられ、歯磨き粉やマウスウォッシュとして口腔ケアに取り入れることも可能です。

ただし使用方法や頻度を誤ると、歯の表面が削れたり粘膜にダメージを与えたりとトラブルが起こりかねません。

今回は、重曹の歯磨き粉の効果やリスクなどを解説いたします。

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重曹の歯磨き粉の効果


重曹の歯磨き粉には、虫歯や歯周病、口臭の予防効果や歯の表面にある着色汚れを落とすホワイトニング効果が期待できます。歯磨きに使用する場合は、必ず医薬品か食用の重曹を選びましょう。

虫歯、歯周病予防

食後に歯が溶けやすくなった口内の状態を中和させ、虫歯や歯周病を予防する効果が期待できます。

口内には虫歯や歯周病原菌などの害を与える細菌と善玉菌と呼ばれる細菌が存在し、口腔内環境のバランスを保っています。

虫歯や歯周病原菌が増えると、歯が溶けたり歯茎が腫れたりして虫歯や歯周病を引き起こします。

口内のpHが酸性に傾くと虫歯や歯周病原菌が増える傾向があり、pHが6.6以下になると繁殖します。つまり、口内のpHを6.6以下にならないようにすることが虫歯や歯周病予防に大切です。

重曹のpHは8.8ほどのアルカリ性であるため、酸を中和させる働きがあります。食後に口の中が酸性に傾くのを防いで、虫歯や歯周病を予防します。

口臭予防効果

口臭の原因となる舌の汚れ(舌苔)を落としたり臭いの元を中和したりする働きがあり、口臭予防効果が期待できます。

口臭の原因となる揮発性硫黄化合物は酸性であるため、アルカリ性の重曹が臭い物質を中和して口臭を抑えます。

ホワイトニング効果

研磨作用により歯の表面を薄く削って着色汚れを落とし、本来の歯の白さを取り戻す効果があります。

ただし歯の表面にある着色汚れを研磨作用で薄く削って落とすだけで、元の歯の色よりも白くする効果はありません。

【関連記事】
重曹で歯を白くする方法の効果は?重曹を使うデメリットを解説

重曹入りの歯磨き粉を手作りする方法


重曹歯磨き粉は自宅でも簡単に作れます。水道水に溶かしてマウスウォッシュとして使用したり、いつもの歯磨き粉にまぶして磨いたりする方法もあります。

基本の重曹歯磨き粉の作り方

重曹:植物グリセリン=2:1で混ぜて作ります。あとは歯ブラシに付けて、いつも通りブラッシングします。

ミントなどのエッセンスを自分で足すなどして爽快感を加えられますが、保存料が含まれないため長期保存できません。

手作りが難しい場合は、歯ブラシに歯磨き粉を付けて上から重曹の粉をまぶしてブラッシングする使用方法もあります。

重曹マウスウォッシュの作り方

500mlのペットボトルに水道水とティースプーン1杯ほどの重曹を入れ、よく振ってかき混ぜます。

重曹の水をコップに移して、口に含んだら30秒ほどブクブクうがいをします。

歯磨きの前に使用すれば、歯の汚れが浮き上がりブラッシングで落としやすくなる効果が期待できます。

重曹の歯磨き粉の危険性


重曹の性質上、使い過ぎると歯や歯茎などに異常をきたすことが懸念されます。重曹を使用した歯磨きやうがいのし過ぎには十分注意しましょう。

歯が削れる可能性がある

重曹には強力な研磨作用があるため、強い力で歯を磨くと表面が削れて傷つく可能性があります。

傷が付いてザラザラになった歯の表面には、着色物質が定着しやすくなって歯が黄ばんだり、知覚過敏を引き起こしたりすることがあります。

口の粘膜や歯茎に異常が現れることがある

アルカリ性の重曹にはタンパク質を分解する効果があるため、使用頻度が高すぎると口の中の粘膜や皮膚に異常が出ることがあります。

歯石が付きやすくなる

重曹を使って歯磨きすると口内がアルカリ性に傾き歯石が形成されやすい状態になります。

普段の口の中は中性から弱アルカリ性の状態です。口内のpHが酸性に傾くと虫歯や歯周病のリスクが高くなりますが、反対にアルカリ性に傾き過ぎると歯石が作られやすくなります。

歯石の表面はザラザラしているため歯の汚れがつきやすく、付着した歯の汚れが虫歯や歯周病を引き起こします。

全身の健康に悪影響が出る可能性がある

重曹の過剰摂取は気持ちが悪くなったり、過呼吸になったりする可能性があります。

また、重曹には塩分が含まれており、腎臓疾患・高血圧の方や塩分制限が必要な方は身体に悪影響が出る可能性があるため、使用を控えるのが望ましいでしょう。

歯に危険を及ぼす可能性がある歯磨き粉については、以下の記事で解説しています。

【関連記事】

危険な歯磨き粉って?危険といわれる歯磨き粉の成分を知ろう!

重曹の歯磨き粉を使うときに心掛けたいこと


重曹は安価で手軽に手に入るため取り入れやすいメリットがありますが、安全に使用するにはコツが必要です。

重曹歯磨き粉とアルミホイルを併用する方法がありますが、歯を傷つけるリスクの方が高いためおすすめしません。

ブラッシングは力を入れ過ぎない

重曹でブラッシングするときは力を入れ過ぎないようにします。硬い毛の歯ブラシを使うと重曹の研磨作用が強くなるため、柔らかい毛の歯ブラシを使用するしましょう。

また、使用回数は週に1〜3回にするなど、毎日使わないようにします。

重曹の歯磨き粉とアルミホイルの併用は行わない方が良い

重曹歯磨き粉とアルミホイルを使った方法は、歯が削れる恐れがあるため避けましょう。

重曹・歯磨き粉・塩を混ぜたものを歯に塗布し、上からアルミホイルをかぶせて1時間ほどパックしてからブラッシングすると、歯が白くなるという方法を耳にします。

重曹で歯の表面が削れるため着色汚れが落ちますが、知覚過敏などを引き起こす恐れがあるため行わない方が良いでしょう。

【関連記事】
アルミホイルで歯を白くする方法ってどうなの?白くする方法も解説

重曹の歯磨き粉を使うことよりも大切なのは毎日のブラッシング

虫歯・歯周病予防やホワイトニングケアに最も大切なことは、毎日のブラッシングとフロスなどの補助器具を用いた適切な口腔ケアです。

重曹の効果に期待しても、毎日のブラッシングが疎かになると虫歯や歯周病にリスクが高まります。

歯を根本的に白くしたいなら歯科医院のホワイトニング

重曹歯磨き粉は、表面の汚れを落とす効果に期待する方法です。歯そのものを白くしたいのであれば、歯科医院でのホワイトニングをおすすめします。

歯の内部まで白くできるほど効果の高いホワイトニング剤は、日本の法律で歯科医師または歯科衛生士などの国家資格を持った人しか扱えない決まりです。

重曹で同じ効果は得られないため、歯そのものを白くしたい場合は歯科医院でのホワイトニングが必要です。

重曹の歯磨き粉で効果が現れない場合は歯科医院に相談しましょう

重曹の歯磨き粉には、虫歯・歯周病予防や着色を落とす効果が期待できます。ただし歯が削れたり粘膜に異常をきたす恐れもあるため、使用には十分な注意が必要です。

虫歯・歯周病予防やホワイトニングは歯科医院に相談しましょう。

安全に重曹と同じ効果が得られるおすすめの歯磨き粉


安全に重曹と同じ効果が期待できる歯磨き粉を紹介します。

サンスター 薬用APホワイトペースト

ホワイトニングケアや虫歯・口臭・歯周病予防が叶う歯磨き粉です。リフレッシュミントとフローラルミントから好みのフレーバーを選べます。


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シュミテクト コンプリートワン

1450ppmの高濃度フッ素配合で、虫歯を予防します。その他にも歯周病・口臭・知覚過敏予防やホワイトニング効果が得られる歯磨き粉で、1本で口の悩みを満遍なくケアできます。


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リステリン トータルケアプラス

ブラッシングの前に使用する液体タイプの歯磨き粉です。6つの薬用成分により口臭予防に加えて歯石・歯垢の沈着を防止し歯肉炎の予防効果などが期待できます


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