重曹で歯を白くする方法の効果は?重曹を使うデメリットを解説

SNSやインターネットでは、さまざまな自分で歯を白くする方法がみられます。中でも重曹を使用する方法は、手軽に歯を白くできると紹介されているのをよく目にします。
今回は重曹で歯を白くできるのかを解説します。

この記事の結論

・重曹は研磨作用によって着色は落とせるが、漂白作用がはないため歯自体を白くはできない

・重曹を使う歯を白くする方法は、エナメル質が削れて知覚過敏や歯石がつきやすくなる症状を引き起こす可能性がある

・おすすめの歯を白くする方法には、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング・市販のホワイトニンググッズを使う方法がある

重曹を使って歯を白くする方法の効果

重曹は歯の表面の着色汚れやタバコのヤニなどを落とすことで、生まれ持った歯の白さに戻す効果が期待できます。

生まれ持った歯よりも白い歯にするには、歯科医院でしか扱えない歯の漂白効果があるホワイトニング剤を使用する必要があります。重曹には研磨作用があるため着色は落とせますが、漂白効果はないため、歯自体を白くできるわけではありません。

重曹で歯が白くなるのは、汚れた白いタイルを洗って新品のような状態に近づけるのと同じイメージです。表面の汚れが落ちるだけなので、歯に染み込んだ黄ばみまでは重曹では取れません。

重曹を使用して歯を白くする方法には、以下のようなものがある

  • 重曹を歯ブラシにつけて磨く
  • 重曹+水・重曹+ワセリンなどペースト状にしたものを歯ブラシにつけて磨く
  • 重曹を溶かした水でうがいをする
  • 重曹をつけた歯をアルミホイルで覆い時間を置く など

歯を白くするために使う重曹は、食用のものが使われています。

重曹で歯を白くする方法のデメリット

重曹は掃除や洗濯などに幅広い用途で使われており、汚れを落とす力が強いです。そのため、歯に重曹を使用すると、汚れを落とす力が強すぎて以下のようなトラブルを引き起こす危険があります。

  • エナメル質が削れさまざまな症状を引き起こすことがある
  • 塩分を過剰に摂取する可能性がある
  • 歯石がつきやすくなる
  • 着色しやすくなる
  • 歯ぐきや粘膜を刺激する恐れがある

歯を白くする目的で重曹を使用すると、ホワイトニング効果がないだけではなく、歯や身体に健康上の支障が出る場合があります。

エナメル質が削れてさまざまな症状を引き起こすことがある

歯を白くするために重曹をつけて歯磨きをするなどの方法を行うと、歯の表面にあるエナメル質が削れる恐れがあります。

エナメル質が削れると以下のような症状が起こる場合があります。

  • 知覚過敏になることがある
  • 歯の黄ばみを感じやすくなる
  • 着色しやすくなる

知覚過敏になることがある

重曹によってエナメル質が削れると知覚過敏の症状が現れることがあります。

エナメル質が削れることで象牙質が露出し、内側にある神経に刺激が伝わりやすくなります。歯ブラシの毛先が当たったり冷たいものや熱いものが触れたりすることで、知覚過敏の症状であるチクッとした痛みを感じる症状が起こるのもこのためです。

歯の黄ばみを感じやすくなる

エナメル質が削れて薄くなると歯の内側にある象牙質の色が透けて、黄ばみを感じやすくなることがあります。

エナメル質は色が薄く半透明であるため、内側の象牙質が透けて見えます。歯の色は透けた象牙質によって人それぞれ見え方が異なります。象牙質が黄味がかっている方は特に、エナメル質が削れて薄くなると歯が黄ばんで見えやすい傾向です。

着色しやすくなる

重曹で歯を磨くことで歯の表面が傷つくと、着色しやすくなる可能性があります。歯の表面についた細かい傷に、着色汚れの原因となる色素成分が入り込むのが原因です。

塩分を過剰に摂取する可能性がある

歯磨きやうがいをしたときに重曹を飲み込んでしまうと、塩分を摂取することになります。

重曹を飲み込まなくても、塩分は口の中の粘膜から吸収される可能性があります。

高血圧・腎臓病・心臓病などの持病があり、塩分制限を支持されている方は特に注意が必要です。

日本人の塩分摂取量は多い傾向にあり、高血圧や動脈硬化などの病気を引き起こすことがあるため気をつけましょう。

歯石がつきやすくなる

重曹によって口の中がアルカリ性に傾くことで歯石がつきやすくなります。

歯石は細菌の塊であるプラークがアルカリ性になった口の中で石灰化したものです。歯石は歯ブラシで除去することは難しく、むし歯や歯周病の原因になります。

歯ぐきや粘膜を刺激する恐れがある

アルカリ性である重曹は、歯ぐきや粘膜を刺激して傷つける恐れがあるため注意が必要です。

重曹は、口腔粘膜を生成するタンパク質を破壊する作用を持っています。

使用する重曹の濃度が高かったり頻度が多かったりすると、歯ぐきや粘膜にダメージを与える危険があるため注意しましょう。

重曹以外におすすめの歯を白くする方法

重曹を使用する以外に、歯を白くするには以下のような方法があります。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • 市販のホワイトニンググッズ

重曹を使用して歯を白くする方法は健康上の支障が出る可能性があるなど、デメリットが多くあります。

上記の方法はホワイトニング効果が期待でき、歯や歯ぐきへのリスクも少ないことから、重曹よりもおすすめの方法です。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を使って歯を漂白する方法です。

メリット デメリット
  • 1回の施術で効果を感じやすい
  • 歯科医師、歯科衛生士による安全な施術が受けられる
  • 通院する必要がある
  • 一時的に歯がしみることがある
  • 色戻りする

市販の商品には使うことのできない過酸化水素や過酸化尿素といった成分が配合されたホワイトニング剤を使用します。

そのため、即効性があり効果を感じやすいのが特徴です。

ほかのホワイトニングと同様に、歯の白さは永久ではないため、定期的に施術が必要となります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、歯科医院で購入したマウスピースと歯を漂白できる薬剤を使用して自宅でホワイトニングする方法です。

メリット デメリット
  • 自分の好きなタイミングで行える
  • オフィスホワイトニングよりも歯の白さが長持ちしやすい
  • 自分で行う必要がある
  • 効果を実感できるまでに時間がかかる
  • 色戻りする

ホームホワイトニングは、歯の漂白効果がある薬剤を使用しているので、元の歯よりも白くする効果が期待できます。

オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用するため、効果を実感するには比較的時間がかかりますが、時間をかけてホワイトニングする分、色戻りしにくいのが特徴です。

通院するのが難しく、自分の好きなタイミングでホワイトニングを行いたい方におすすめです。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングを併用したものです。

メリット デメリット
  • ホワイトニング効果が高い
  • 色戻りしにくい
  • コストがかかる
  • 通院によるオフィスホワイトニングと自宅でのセルフホワイトニングを並行して行う必要がある

ホワイトニング効果の高いオフィスホワイトニングに加えて、自宅でのホームホワイトニングも行うため最も白さを実感しやすく効果が高くなります。

効果を実感できるまでの時間も短いのが特徴です。とにかく白い歯をめざしたいという方におすすめです。

市販のホワイトニンググッズ

歯を白くするには、以下のような市販のグッズを使う方法があります。

  • ホワイトニング用歯磨き粉:ホワイトニング効果のある歯磨き粉
  • 歯の消しゴム:歯の着色を消しゴムのように擦って落とす
  • 歯のマニキュア:専用の塗料をマニキュアのように歯に塗る
メリット デメリット
  • 安価で購入できる
  • 手軽に試せる
  • 歯の漂白効果はない
  • 誤った使い方をすると歯を傷つけてしまうことがある

市販の商品はホワイトニンググッズとして販売されていることが多いですが、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなどのような歯の漂白効果はありません。

あくまでも歯の表面の着色汚れを落とすことを目的とした商品です。

まずはホワイトニングを手軽に試してみたいと考えている方におすすめです。

重曹で歯を白くする方法を試す前に歯科医院に相談してみましょう

重曹を使って歯を白くする方法には歯の漂白効果はなく、歯や体に悪影響を及ぼす可能性があります。できれば歯科医院に相談して安全に歯を白くする方法を検討することをおすすめします。

歯の色が気になる方は、一度歯科医院で相談してみましょう。

スマイルティース編集部おすすめの歯磨き粉

重曹の代わりに自宅でのホワイトニングケアに使える歯磨き粉を紹介します。

エチケットサプリから生まれた歯磨き粉 ブレスマイルクリア


歯科医院でも使用されている『ブレスマイルクリア』は、「an・an」(2020年5月13日発売号)や「CLASSY」(2019年8月号)など、多くの有名女性誌で取り上げられています。

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※ブラッシングによる
薬用歯磨き粉【ブレスマイルクリア】

歯茎まで美しく TaVaTeee


ホワイトニング効果のあるポリリン酸ナトリウム、口臭の原因となる菌を殺菌するイソプロピルメチルフェノール、歯茎を美しくできるβ-グリチルレチン酸が配合された歯磨き用ジェルです。

研磨剤不使用なので、ジェルにより歯を傷つける心配はありません。歯を大切に労わりながらも、歯茎まできれいにしたい方におすすめです。
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医薬部外品 歯みがき粉【アバンビーズグラン】


アバンビーズグランは、口臭と歯周病予防に特化した薬用歯磨き粉です。

乳酸菌WB2000を生きたまま配合しており、そのほか「セオライト」「β-グリチルレチン酸」「塩酸ピリドキシン」の3つの口臭予防成分を配合しています。

歯磨きのときに歯茎から血が出る方、歯茎の腫れや痛みにお悩みの方、マスクを着けたときの口臭が気になる方におすすめです。

アバンビーズ グラン(歯みがき粉)1本+アバンビーズタブレット15日分1袋がセットになった毎月定期コースをお申し込みの方は、通常価格4,572円(税込)が、初回45%オフの2,530円(税込)で購入できます。

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CBD歯磨き粉【Dentabidiol】


Dentabidiolは、歯科医師監修のヘンプオイル(CBD)が配合された歯磨き粉です。

ヘンプオイル(CBD)とは、海外の研究で炎症や疼痛の緩和に対して、ポジティブな結果が示されているオーガニック由来成分です。

口の健康は、食事や会話を通して身体と心の健康に繋がります。日本では1本150万円ともいわれる天然歯を守り、心と身体を健やかに守るためのケアに興味を持って欲しいという思いで誕生しました。

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定期便のご注文で、通常価格3,520円(税込)のところ、初回注文は66%OFFの1,180円(税込)でホワイトニングケアを始められます。

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