【2024年最新】マウスウォッシュの効果・使い方・選び方やおすすめ商品を解説!

マウスウォッシュは虫歯・歯周病・知覚過敏予防やホワイトニングなどの薬用成分が配合されています。
目的別に適切に選択して毎日の歯磨きに取り入れることで、口や歯をより綺麗で健康にしてくれる効果があります。
たくさんあるマウスウォッシュの中からどれを選ぶか迷う、適切な使い方が分からないという方に、失敗しないマウスウォッシュの選び方と使い方を徹底解説いたします。

この記事の結論

・マウスウォッシュは歯ブラシの届かない隙間に届くので、虫歯や歯周病、口臭のケアに効果的
・マウスウォッシュは効果やライフスタイルに合わせて選ぶ
・刺激が強いため、マウスウォッシュが合わない人も居る

マウスウォッシュの効果

マウスウォッシュには3つの効果があります。

  • 爽快感が得られる
  • 口内を除菌できる
  • 歯ブラシが届かない隙間までケアできる

爽快感が得られる

外出したときなど歯磨きができない状況でも、マウスウォッシュで口をゆすぐだけで手軽に口臭を抑え、爽快感や殺菌効果が得られます。

必ず使わなければいけないものではありませんが、補助的に毎日の歯磨きに取り入れることで、口の中を健康に保つ手助けをしてくれるアイテムです。

虫歯・歯周病・口臭予防・ホワイトニング効果などさまざまな種類があります。

口内を除菌できる

マウスウォッシュを使用すれば、薬用成分が口の中の病原菌を除菌して活動を抑えるので、口臭予防などのエチケットだけでなく虫歯や歯周病のリスクを少なくできます。

歯ブラシが届かない隙間までケアできる

歯ブラシだけで汚れを落とせるのは口のすべての汚れのうち60%で、フロスや歯間ブラシを併用しても最大90%ほどです。また、自分の歯磨きに自信のある方の80%に磨き残しがあります。

歯ブラシやフロスの物理的清掃だけで落とせない汚れにもマウスウォッシュの薬用成分が行き渡るので、より100%に近い口腔ケアを目指せます。

矯正治療中やブリッジや被せ物が多い方は歯ブラシが届きにくい隙間がたくさんあるので、薬用成分が配合されたマウスウォッシュを取り入れると良いでしょう。

ワイヤー矯正の場合は歯に複雑な装置が着くので磨き残しが多くなり、マウスピース矯正は歯磨きと食事のとき以外はマウスピースを装着しておく必要があるので、唾液の自浄作用が行き渡りにくいです。

ブリッジの下は被せ物と歯茎の間に汚れが溜まりやすく、部分入れ歯のように取り外しができないので磨きにくい部分です。

マウスウォッシュの使い方


マウスウォッシュは基本的に歯磨きのあとに使用します。効果的に使用するポイントは以下の3つです。

  • 適量を口に含ませて20〜30秒間うがいする
  • 使用後は口を水ですすがない
  • マウスウォッシュとデンタルリンスは違うので注意する

適量を口に含ませて20〜30秒間うがいする

基本的に適量を口に含ませたら、20〜30秒間ブクブクうがいをします。

歯を磨いたあとに仕上げとして使用するのが理想的で、ブクブクうがいをするときはマウスウォッシュが口の中全体に行き渡るように意識してうがいをします。

効果を確実に得るために大切なのは、製品ごとに使い方を確認して指示通りに使うことです。

例えば20〜30秒うがいをする場合は時計を見たり、タイマーをセットしたりして、うがいの時間が短くならないようにします。

口の筋肉を使うため人によってはうがいをし続けるのが疲れる場合もあり、実際は短い時間しかうがいをしていないことがあるので注意しましょう。

使用後は口を水ですすがない

薬用成分を口に残すために、使用後は水で口をすすぎません。味や刺激が気になる場合は少しの水ですすぐか、唾を吐き出す程度にします。

マウスウォッシュとデンタルリンスには違いがあるので注意

液体のオーラルケア用品には「マウスウォッシュ」と「デンタルリンス」の2種類あり、単に呼び方が違うだけでなく、明確な役割分担があります。

マウスウォッシュは歯磨きの後の仕上げ、または外出したときや忙しくてブラッシングの時間が取れないときに応急的に使います。 「洗口液」とも呼ばれます。

口をゆすぐだけなので、ある程度の殺菌や虫歯・歯周病の抑制効果、爽快感は得られますが、粘り気の強い歯の汚れ(プラーク・歯垢)を落とのは難しく、単体での使用は口腔ケアとして不十分です。

デンタルリンスは歯磨きの際に用いる歯磨き粉の代わりに用います。「液体歯磨き」とも呼ばれます。

歯ブラシと一緒に使うのが基本で、歯磨きの前に口に含ませうがいをして吐き出し、その後歯ブラシで歯を磨きます。

ペースト状の歯磨き粉のように研磨剤や発泡剤が入っておらず、うがいにより口腔内の隅々まで薬用成分が行き届きやすいのが特徴で、低刺激なものは歯茎が腫れているときなど口の中の状態が悪いときにも使いやすいです。

ブラッシング後は基本的にうがいが不要なので、要介護の方にベッド上で口腔ケアをするときや災害時など、水が使えない場面でも役立ちます。

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マウスウォッシュの選び方


マウスウォッシュは以下の5つのポイントに注目して選ぶと良いでしょう。

  • 効果の高さで選ぶ
  • どのような効果があるかで選ぶ
  • 使用感で選ぶ
  • 生活スタイルで選ぶ
  • 携帯性で選ぶ

効果の高さで選ぶ

マウスウォッシュは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」により、医薬品・医薬部外品・化粧品に分類されます。

薬用効果は医薬品が1番高く、次いで医薬部外品、化粧品です。パッケージに記載されているので、マウスウォッシュを選ぶ基準になります。

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■医薬品

歯周病や虫歯の予防薬として医薬品に分類されるマウスウォッシュで、配合された有効成分が症状の改善に効果があると厚生労働省により認められているものです。

バリエーションは少ないですが、歯周病や虫歯予防に高い効果を求めるなら医薬品のマウスウォッシュがおすすめです。

■医薬部外品

厚生労働省が許可した効果や効能に有効な薬用成分が、一定の濃度で配合されています。

虫歯・歯周病・口臭予防効果やホワイトニング効果などバリエーションが豊富なので、目的や状況に応じてさまざまなものから選べます。

■化粧品

薬用成分が配合されていないので効果や効能は医薬部外品と比べても低く、口を健やかに保ったり清潔感や爽快感を与えたりする目的で使われます。

外出時の口臭予防などにエチケットとして用いる程度です。

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どのような効果があるかで選ぶ

マウスウォッシュには虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏抑制、ホワイトニング効果など、さまざまな種類があります。

自分の口の悩みに対して、効果があるマウスウォッシュを選ぶのも良いでしょう。

使用感で選ぶ

マウスウォッシュにはアルコールタイプやノンアルコールタイプ、低刺激タイプなどがあります。

爽快感やすっきりした感じを得たい方にはアルコールタイプがおすすめですが、アルコール成分などの影響で味が辛すぎる、口の中が痛くなるのが苦手な方はノンアルコールタイプか低刺激タイプを選ぶと良いでしょう。

刺激が強すぎるものは使用時に痛みが伴うので、規定の時間うがいができずにすぐに吐き出してしまうなど、効果が得られない可能性があります。

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生活スタイルで選ぶ

マウスウォッシュを使いたいのは、外出先で歯磨きができないときなのか、歯磨きをした後なのか、または状況に応じて併用するかなど、自分の生活スタイルに合わせて選ぶ方法もあります。

■歯磨きができないときに使う場合

プラークは歯磨きでのみ落とせますが、外出先で歯磨きができないときは、プラークに浸透・殺菌する薬用成分が含まれるものがおすすめです。

  • チモール、メントールなどのエッセンシャルオイル
  • ポピドンヨードなど

これらの成分は、歯の表面に形成されたプラーク内に浸透して、短時間で殺菌効果を得られます。

プラークは2〜3時間で形成され、時間が経つとプラークが成熟して層が厚くなり効果が弱くなります。食事をした後に歯磨きができない場合は、できるだけ早めにマウスウォッシュで口をゆすぎましょう。

■歯磨きをした後に使う場合

毎日の歯磨きの後に使うなら、プラークの形成を抑制する薬用成分が配合されたものがおすすめです。

  • グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)
  • セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)
  • ベンゼトニウム塩化物(BTC)

浸透効果はありませんが、歯の表面や口の粘膜、プラークの表面に付着して殺菌効果を発揮します。

歯磨きをした後に歯の表面に集まった細菌が、プラークを再形成するのを抑える効果が期待できます。
歯みがきの後にできるだけ早く、遅くとも1時間以内に使うのが望ましいです。

携帯性で選ぶ

マウスウォッシュは500mlほどのボトルタイプや持ち運びに便利な使い切りの小分けタイプなどがあるため、携帯性を考慮して選ぶのも良いでしょう。

大きいボトルのマウスウォッシュを別の容器に小分けすると、ボトルが溶けてマウスウォッシュが漏れたり雑菌が混ざって変性したりする可能性があります。

マウスウォッシュに含まれる成分

マウスウォッシュは歯の汚れを落とす「基本成分」と殺菌や歯質強化などの「薬用成分」で作られています。

基本成分のみのものは「化粧品」で、基本成分+薬用成分のものは「医薬品」または「医薬部外品」です。

基本成分

基本成分はマウスウォッシュを構成する成分です。ほとんどすべてのマウスウォッシュに含まれます。

成分 効果
溶解剤 主にエタノールが使用され、有効成分をマウスウォッシュに溶けこませる役割があります。
溶解補助剤 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(PG)により、水に溶けにくい成分を溶けやすくします。
湿潤剤 グリセリンやソルビット液などです。
香味剤 香り付けと爽快感や口臭などの消臭効果があります。
ミントやサッカリンナトリウム、メントールなどが用いられます。
保存料 変質を防ぎます。
主な成分は安息香酸ナトリウムやパラベン類などです。
pH調整剤 クエン酸や安息香酸ナトリウムでマウスウォッシュのpHを規定された値にします。

薬用成分

製品や目的とする効果によって含まれる成分はさまざまあります。製品の成分表を見て、欲しい効果が得られる成分が入っているものを選びます。

成分 効果
殺菌剤 虫歯や歯周病などの病原菌を殺菌します。

主な成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液、クロルヘキシジン塩酸塩、塩化セチルピリジニウム(CPC)、チモールなどです。

口臭予防成分 殺菌剤により虫歯や歯周病などの病原菌を殺菌することで口臭予防効果が得られます。

さらに吸着剤としてグルコン酸銅が配合されていると、臭い成分を吸着して口臭を改善します。

歯石沈着予防成分 酸化亜鉛(ジンククロライド)が、プラークが石灰化して歯石になるのを防ぎます。
虫歯予防成分 フッ化ナトリウムが配合されたものは、虫歯の原因菌の活動抑制と歯の石灰化を促進して歯の修復を助けます。
歯周病予防成分 歯周病による歯肉などの炎症を抑えます。

サリチル酸メチルやグリチルリチン酸2Kなどがあります。

知覚過敏予防成分 硝酸カリウムが歯の神経に伝わる痛みを感じにくくして、知覚過敏による痛みの軽減と露出した象牙質の保護をします。
ホワイトニング成分 歯の本来の色は変わりませんが、歯の表面の着色を落としたり、着色を防いでホワイトニングをした後の歯の白さを保ったりします。

スルホコハク酸は歯をコーティングして着色しにくくする効果があります。

マウスウォッシュに危険性はある?|使用するうえでの注意点


マウスウォッシュを使う際には以下の4点に注意しましょう。

  • マウスウォッシュだけでは歯の汚れを落とせない
  • うがいのできない子どもには使えない
  • 刺激が強すぎると口に良くない
  • アレルギーや全身疾患を発症する可能性がある

マウスウォッシュだけでは歯の汚れを落とせない

歯に定着したプラークは粘着性を持っており、歯ブラシで擦ることによって取り除けます。したがって、マウスウォッシュだけでは歯の汚れを落とせません。

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うがいのできない子どもには使えない

マウスウォッシュを飲み込んでしまうと身体に良くないので、うがいのできない子どもは使用できません。

ひとりでうがいをしたときに、水を飲み込まずに吐き出せるようになったら使っても大丈夫です。

まずは水でうがいを練習してから、確実にできることを確認します。初めのうちは保護者の監督の元で使用し、適量を適切な時間使用してから吐き出すところまで見守るようにしましょう。

大人用のマウスウォッシュは刺激が強いため使用せず、使用量を守りながら子ども用を使いましょう。

刺激が強すぎると口に良くない

アルコールタイプは爽快感が欲しい方におすすめですが、外国産など製品によってはアルコールの刺激が強すぎて口の粘膜に刺すような痛みを感じる場合があります。

刺激が強すぎるものは唾液の分泌異常によるドライマウス、口内の細菌バランスの乱れによる口腔カンジダ症の原因となります。

アルコールが強いと感じたり、粘膜に傷や口内炎があったりする場合は「低刺激・ノンアルコール・マイルドタイプ」などと書かれたマウスウォッシュを使ってみると良いでしょう。

低刺激のものを使用しても変わらない、長期間に渡って痛みが続く場合は虫歯や歯周病、知覚過敏、そのほか口の粘膜に異常をきたしていることがあるので、歯科医院で診てもらいましょう。

アルコールの刺激は使っていくうちに慣れてくることもありますが、刺激が強すぎることで規定の時間うがいができないと効果はありません。

アレルギーや全身疾患を発症する可能性がある

発がん性やアレルギー性のある物質が含まれたマウスウォッシュがあり、アレルギーや全身疾患を発症する可能性があります。

使用前にアレルギーや発がん性のある成分が含まれていないか、成分表を見て確認すると安心です。

まとめ


マウスウォッシュはうがいをするだけで歯ブラシの届きにくい隙間にアプローチできる、歯磨きの補助アイテムです。

爽快感が得らるだけでなく虫歯や歯周病、口臭の予防、ホワイトニング、知覚過敏の抑制など、得られる効果はさまざまです。マウスウォッシュを正しく使用して口内の健康に役立てましょう。

口臭対策に効く!おすすめのマウスウォッシュをご紹介

コンクールF/コンクール


水で薄めて使用するタイプの洗口剤です。
コップに少量の水(25ml)を入れ、コンクールFを5滴垂らして希釈し使用します。1回当たりのコストが安く、経済的な商品です。

グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)が、歯周病菌・口臭菌・虫歯菌などの繁殖を最大12時間抑制します。

歯間ブラシ後のマウスウォッシュとして使用しましょう。また、水で薄めたコンクールFを歯間ブラシにつけ清掃すると、効果的に歯周病菌を殺菌できます。

市販のマウスウォッシュよりも刺激が少なく、スッキリとしたミント味。緑茶抽出液が配合されていて爽やかな香味です。

ただし、グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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オーラルクールCHX/Ciメディカル


コンクールFと同じ、グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)を配合した洗口液です。
プロポリス配合で、ペパーミントの香りです。

グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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