マウスピースで口臭が気になる|外すとくさい原因と臭いの取り方を紹介

マウスピースを着けていると外したときに「なんだか臭い」と感じることがあります。

今回は、マウスピースを装着しなければいけないけれど口臭をなんとかしたいという方へ、口臭の原因と対処法について解説します。

この記事の結論

・マウスピース装着中は唾液の自浄作用が働かないため細菌が繁殖しやすい

・特に寝起きは口臭を感じやすい

・口腔内を清潔にし、専用の洗浄液などでマウスピースをお手入れしよう

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マウスピース装着中の口臭の原因

マウスピースを装着しているときの口臭の最も大きな原因は、マウスピースに着いた細菌です。

マウスピースで唾液の自浄作用が弱まり細菌が繁殖しやすくなる

マウスピースは歯にぴったりとフィットするように作製されるため、歯に装着したマウスピース内部の唾液の流れは当然悪くなってしまいます。

もともと唾液には細菌を洗い流してくれる作用や、細菌の活動を抑える抗菌作用があります。しかし唾液の流れが悪くなることで、細菌を洗い流す働きが低下し、抗菌作用も低下してしまいます。

こうしてマウスピース内部で細菌が繁殖しやすくなり、口臭に繋がることがあります。

寝起きは口臭を感じやすい

基本的に睡眠時は口を閉じたままであり、唾液の分泌量も低下した状態であるため朝の起床時には口臭を感じやすくなります。

起床時は生理的口臭とも呼ばれ、マウスピースを装着していなくても口臭が発生しやすいのです。

マウスピースを装着することで、さらに唾液の流れが悪くなり細菌が繁殖しやすく、口臭が起こりやすいといえます。

唾液が多く出ることによる口臭

人によっては、マウスピースを装着するという刺激によって唾液が過剰に分泌されることもあります。唾液を今までどおりに飲み込むのが難しくなり、日常生活に支障を感じる方もいます。これに関しては歯科医師に相談するのが良いでしょう。

また唾液の正常な臭いであるにも関わらず、口臭がすると思ってしまう方もいます。自分で自分の唾液が臭いと感じてしまうわけです。

もちろん歯周病や糖尿病などの病気で病的な口臭が起こっている可能性もありますが、正常な範囲の臭いもあります。あまり悩みすぎずに、どうしても気になる場合は家族や歯科医師などに聞いてみると良いでしょう。

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マウスピースの臭いの取り方・口臭を消す方法・予防する方法

口臭をできるだけ予防する方法について解説します。

マウスピース使用後はしっかり洗い、洗浄液に漬ける

歯磨きを丁寧に行ったら、マウスピースもきれいにしなければなりません。基本的には水洗いで構いません。

しっかり歯磨きをしていても歯の汚れがゼロにはならないので、きれいに見えるマウスピースでも細菌は付着しています。もしもマウスピースに汚れが着いていたら、水で流して汚れを落としましょう。

どうしても取れない汚れは、歯ブラシを使って取ります。唾液や汚れが着いたまま放置してしまうと、口臭の原因となるので注意が必要です。

水で汚れを流すだけでなく、洗浄剤を使用するとより口臭予防に効果があります。マウスピースの材質の種類によって、使用できる洗浄剤は異なりますので歯科医師に確認してから使用するようにしましょう。洗浄剤は1日1回使用すれば大丈夫です。

マウスピース装着前にしっかり歯磨き

マウスピースの装着前に丁寧に歯磨きをすることが、口臭予防には一番大切です。

磨き残しがあるとマウスピースによって、汚れが歯に密着させられる形になるためです。

マウスピースを装着していないときと比較して、唾液で細菌を洗い流し、細菌の活動を抑える抗菌作用も低下しているため虫歯や歯周病になるリスクも上がってしまいます。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも併用してしっかりと清掃しましょう。

矯正治療でマウスピースを長時間装着する際には、一般的には歯磨き指導があります。

大人になってからの歯磨き指導はあまり気が向かないかもしれませんが、ただの歯磨きと思わずに、しっかりと指導を受けて矯正後に虫歯や歯周病の治療を受けなくて済むようにしたいものです。

保管する際は乾燥させる

保管する際は、洗った後乾かしてからケースにしまいます。
濡れたままケースにしまうと、雑菌が繁殖し臭いの原因となります。

唾液の分泌を促す

  • 唾液腺マッサージ
  • ガムを噛む(マウスピースを外して)
  • こまめに水を飲む

唾液の出やすいポイント(耳下腺・顎下腺・舌下線)をお顔の上からやさしくマッサージすると、唾液の分泌が促されお口の自浄作用が働きます。

お口の乾燥は口臭の原因となりますので、潤いを保つことを意識しましょう。

硬いブラシや歯磨き粉を使ってマウスピースを洗わない

マウスピースに細かい傷がついてしまうと、汚れが残りやすくなるため雑菌が繁殖し、臭いやすくなります。

硬いブラシや、研磨剤入りの歯磨き粉を使ってゴシゴシとマウスピースを洗わないでください。

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マウスピースは逆に口臭対策にもなる?


マウスピースで矯正治療を進めると、口臭の改善が見られることもあります。

歯並びを治して口臭改善

歯が重なって生えていて歯磨きが難しいいため口臭が起こっている場合には、歯並びを治すことによって口臭は改善されていきます。

マウスピースで矯正治療を行うことによって、歯並びが改善されて歯が磨きやすくなるからです。矯正治療によって歯磨きなどのメインテナンスへの意識が高まることも理由の一つかもしれません。

お口の中が潤い口臭改善

ドライマウスによって唾液の分泌量が少なく口臭が起こっている場合には、マウスピースを装着することで刺激されて唾液の分泌量が増え口臭が改善することもあります。ドライマウスの症状の程度によりますので、歯科医師に相談してみましょう。

まとめ

口臭の主な原因は細菌の繁殖によるものです。食後、歯磨きをせずにマウスピースを装着すると、細菌が繁殖し口臭の原因になりやすく、特に寝起きは口臭を感じやすいです。

口腔内を常に清潔にし、マウスピースのお手入れは正しい方法で行いましょう。

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