安いマウスピース矯正でも効果はある!安く済む理由を確認しよう

マウスピース矯正はシステムやメーカーによって、料金がさまざまです。安いマウスピース矯正には、効果があるのでしょうか?

この記事では低額なマウスピース矯正と、高額なマウスピース矯正の違いをご紹介。また、リーズナブルなマウスピース矯正システムを、具体的にご案内していきます。

さらに、事前に確認すべき矯正の追加料金について解説していきます。

この記事の結論

・安いマウスピース矯正は部分矯正である場合が多い

・比較的安価な装置、システムを使用している

・医療費控除を受けられる場合、安くなる

安いマウスピース矯正とは


マウスピース矯正は、前歯だけを動かす「部分矯正」と、全体を動かす「全体矯正」があります。

格安のマウスピース矯正は、部分矯正であることが多いです。

部分矯正の特徴

見た目を大きく左右する、前歯のみを部分的に動かすマウスピース矯正方法です。

気になる前歯だけをピンポイントで治すことができ、プチ矯正ともよばれています。

■「前歯だけの部分矯正」のメリット

  • 価格が安い
  • 治療期間が短い
  • すきっ歯だけ、出っ歯だけ、八重歯だけなど、気になる部分だけをピンポイントで治療できる
  • 動かす歯が少ない分、痛みが少ないことが多い
  • 奥歯を動かさないため、かみ合わせがこれ以上悪化するリスクは低い

前歯は奥歯に比べて比較的動かしやすいため、治療期間が短いです。
全体矯正は2~3年の矯正期間がかかりますが、部分矯正は数か月(長くて1年)で終了することが多いです。

結婚式や面接などに合わせて短期間で矯正できます。
治療期間が短いため、その分人件費が少なく価格が安くなります。

また、使用するマウスピースの数が少ないことも、安い理由のひとつです。

■「前歯だけの部分矯正」のデメリット

  • 奥歯のかみ合わせを治すことはできない
  • 適応症例が限られる
  • 完璧な歯並びに仕上げることは難しく、ある程度の妥協が必要になるケースが多い

歯並びがガタガタな方などには、適応できない可能性があります。
ただし、一人ひとりのお口の状況によるため、歯科医院で相談が必要です。

安いマウスピース矯正装置を使おう


さまざまな格安のマウスピース矯正システムがあります。

費用は歯科医院ごとに大きく異なりますが、一般的に10~50万円ほどであることが多いです。

インビザラインの中で、比較的安いマウスピース矯正装置

マウスピース矯正で有名な「インビザライン( invisalign)」には、軽度の歯列矯正を対象としたパッケージがあります。

通常の「インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ(invisalign comprehensive)」に比べ、費用が安価です。

インビザラインはアライナー(マウスピース)を米国で作製しているため、料金が高くなる傾向にありますが、歯科医院によって異なります。

■インビザライン Goシステム(iGo)

インビザラインGoシステム(iGo)は、インビザラインのうち前歯部のみの部分矯正を行う最先端システムです。日本では2018年に開始しました。

型どりが必要なく、口内スキャナーで読み取るだけなので患者さまの負担が少ないのがメリットです。(口腔内スキャナーを導入している医院に限る。)

最新のデジタルシステムを使用しているため、すぐに歯の矯正が可能かどうか判断できます。

AIで歯列の移動を予測します。

アライナーは20枚までのシステムです。
費用の目安は約40~50万円です。お口の状態などによって変わりますので歯科医院で確認が必要です。

■インビザライン・ライトパッケージ(invisalign lite)

アライナーが片顎14枚までのシステムです。適応できる歯並びが限定されています。

治療期間は約7か月で、費用の目安は約20~30万円です。(歯科医院で要確認)

■インビザライン・エクスプレスパッケージ(invisalign express)

アライナーは片顎7枚までの、軽い症状のみに限定したシステムです。

インビザライン・ライトパッケージより、さらに軽い症状の方を対象としていて、多少のずれや矯正の後戻りの防止などに対応しています。

治療期間は約3~4か月です。(歯科医院で要確認)

前歯に特化した安いマウスピース矯正装置

■スマイルトゥルー(SmileTRU)

奥歯を除く部分矯正ができる、マウスピース矯正システムです。
最新デジタル機器を使用してます。

前歯6本を矯正する「LEVEL1」(アライナー10枚まで)と、小臼歯までを矯正する「LEVEL2」(アライナー15枚まで)のプランがあります。

米国発のシステムで、歯科医院で型どりを行った後、最先端の3Dスキャニングマシンでデータ化し、米国に送ります。

米国で診断・マウスピースのデザインがされ、そのデータが日本に送られ日本の3Dプリンターでマウスピースを出力します。

型取りは1回だけなので、患者様の負担が少ないです。

治療期間の目安は、「LEVEL1」は3~5か月、「LEVEL2」が5~8か月です。
比較的安価であることが多いです。(歯科医院で要確認)

■キレイライン

前歯6本を矯正することに特化した、部分マウスピース矯正システムです。
初回2万円から始められる、格安マウスピース矯正として有名です。

アメリカでトレーニングと臨床経験を積んだ、日本人矯正歯科医が治療プログラムを監修しています。
費用にホワイトニング剤1本の料金が含まれます。

治療期間の目安は5~15か月で、費用の目安は約10~30万円です。

また、拡大装置・IPR・リテーナーは別料金となりますので歯科医院で確認が必要です。

保険の適用内で治療しよう


健康保険が適用される歯列矯正があります。

基本的にはほとんどの方は自費治療ですが、健康保険が適用になる方は保険の適用内での矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

保険の対象となる疾患か確認しよう

ご自身が、保険の対象になる疾患かどうかを確認しましょう。

「顎変形症」や「咬合異常」と診断され、手術が必要なケースですと健康保険が適用されます。

また、生まれながらにお口の異常が見られる、「59の先天異常(唇顎口蓋裂、ゴールデンハー症候群、鎖骨・頭蓋骨異形成など)」に起因する咬合の異常に対し、健康保険が適用されます。

保険で認められる治療方法を検討する

保険の対象となる疾患と診断されたとしても、残念ながら「マウスピース矯正」や「裏側ワイヤー矯正」は保険が適用されません。

顎変形症などと診断され安く矯正をしたいとお考えの方は、「ワイヤー矯正」を検討する方法があります。

また、「指定自立支援医療機関」、「顎口腔機能診断施設」とよばれる厚生労働省認定医療機関でのみ保険が適用されます。

医療費控除を利用しよう


医療費控除とは、1年間の医療費が一定額を超えた場合に、税金の一部が還付される制度のことです。

具体的には「1月1日~12月31日に支払った医療費の総額」ー「保険金などの補てん金」ー「10万円」に、所得税税率(5~45%)を掛けた金額が戻ります。

医療費控除を受けるためには、自営業の方などは「確定申告内」で控除の手続きを行い、会社員などで年末調整を済ませた方は「還付申告」の手続きを行う必要があります。

また、医療費控除の対象になる矯正治療と、医療費控除の対象にならない矯正治療があります。

医療費控除の対象となる矯正治療

噛む機能を取り戻すための矯正治療は、医療費控除の対象です。

歯科医師が、歯のかみ合わせなど機能面に問題があるため、歯列矯正治療が必要だと判断した場合(診断書を提出)に、医療費控除が受けられます。

医療費控除の対象にならない矯正治療

審美性を求めた矯正治療は、医療費控除の対象になりません。

前歯のみの部分矯正は、かみ合わせを治すことができないと判断され、医療費控除対象外になることが多いです。

安く治療できるクリニックを探そう


歯列矯正は自由診療なので、料金は歯科医院により大きく異なります。安く治療できるクリニックを探しましょう。

分割払い、デンタルローン、クレジットカード払いなどを検討するとよいです。

総額でいくらになるのかを予想し、納得の上で矯正治療を始めましょう。

マウスピース矯正で支払う可能性がある追加料金に注意


安さをうたう歯科医院を選んだのにも関わらず、後で追加料金が発生して結局は高くついてしまうケースがあります。

総額の費用と発生する可能性がある追加料金を、矯正治療開始前にしっかり確認しておくことが大切です。追加料金をなるべく抑えられるように意識することや、追加料金があまり発生しないクリニックを選ぶようにするとよいでしょう。

総額(トータルフィー)の中に、何がどれだけ含まれるのかは歯科医院により異なります。追加料金が発生する歯科医院もあれば、まったく発生しない歯科医院もあります。

マウスピース破損・紛失時の再製作料(型どり・スキャン料)

マウスピースを紛失したり、破損したりした場合は再製作のための追加料金がかかります。

リファインメント料

予定通りに歯が動かなかった場合、再度治療計画を立てて追加アライナーを作製することがあります。

拡大装置などの補助装置料

症状によって、拡大装置(拡大床・床矯正装置)・リンガルアーチ・プレート装置などを使用することがあります。

IPR(ディスキング)料

歯の側面をわずかに削ることによって、歯を動かすスペースを作る方法を「IPR(InterProximal Reduction) 」または「ディスキング」といいます。

1回ごとに料金が発生することがあります。

アタッチメント料

歯の表面につける白い突起物をアタッチメントといいます。マウスピースの矯正力を、より細かく調節することができます。

1か所つけるごとに料金が発生することがあります。

リテーナー(保定装置)費用

矯正後の後戻りを防ぐ為の装置であるリテーナーの費用が、別途発生することがあります。

その他かかる費用

以下の費用が発生することがあります。

  • 精密検査料
  • 診断料
  • 模型作成費
  • 処置料(調整料、管理料)

精密検査料は、通常最初の1回のみです。
歯科医院へ通うたびに、処置料・調整料・管理料などが発生することがあります。

矯正をお考えの方におすすめの本をご紹介

笑顔を長所にするマウスピース歯列矯正

マウスピース矯正を、わかりやすく解説した本です。一部漫画になっているためとても読みやすいです。

購入はこちら

世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか 科学的に正しい歯のケア方法

歯の健康についてと、歯の最新ケア方法について紹介した本です。歯にまつわる情報が、わかりやすくまとまっています。

購入はこちら

しあわせ歯ならびのつくり方


お子さまがいらっしゃる方におすすめの本です。悪い生活習慣を改善することによって、歯並びが悪くなることを防ぎます。

購入はこちら