マウスピース矯正の効果は?期間や効果が出やすい・出にくい症例も紹介

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かす矯正方法です。

マウスピース矯正のブランドや歯科医師の方針によってマウスピース矯正の適応範囲が異なるため、症例によっては「マウスピース矯正では効果がない」と言われることがあります。

では、実際のところマウスピース矯正は効果がないのでしょうか?

今回は、歯並びをきれいにするマウスピース矯正の効果、効果を実感するまでの期間、効果が出やすい症例と出にくい症例を解説します。

この記事の結論

・マウスピース矯正には矯正効果がある
・治療を初めて数ヶ月で効果を実感できることが多い
・目立ちにくい・取り外しができるといったメリットがある

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マウスピース矯正の効果


マウスピース型矯正装置には、歯並びや噛み合わせを整える効果があります。

マウスピース矯正は、目指す歯並びをシミュレーションして、段階的に設計された透明なマウスピースを交換しながら歯を動かす矯正方法です。

症例によって異なりますが、少しずつ形が異なるマウスピースを約7~14日ごとに新しいものに交換することによって、少しずつ歯に弱い力をかけて歯列矯正をします。

歯は歯槽骨によって支えられています。歯を動かしたい方向に力を加えると、押し付けられた方向の骨が吸収され、離れようとした方では骨が形成されます。この原理は、マウスピース矯正でもワイヤー矯正でも同じです。

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マウスピース矯正とワイヤー矯正の効果の違い


一般的なワイヤー矯正はワイヤーの力を使って歯に力をかけますが、マウスピース矯正は理想の歯並びに近い形のマウスピースを段階的に装着して歯に力をかけていきます。

歯を動かす効果はどちらもありますが、症例の適応範囲が異なるのでチェックしましょう。

基本的に、どの方向にも力がかけられるワイヤー矯正の方が、適用範囲は広いです。

マウスピース矯正は難症例まで適応できるマウスピース矯正ブランドから、軽症例のみを対象とするマウスピース矯正ブランドまで多数あり、それぞれの適応範囲が異なります。

マウスピース矯正で効果を実感できる期間


歯列矯正の効果を実感できる期間は、もとの歯並びによって異なり、個人差がとても大きいです。

インビザラインは1か月で最大1mm歯を動かせる

マウスピース矯正で有名なインビザラインの場合、1枚のマウスピース(アライナー)で最大0.25mmまで歯を動かすことが可能です。マウスピースの交換は1~2週間に1回行うので、1ヵ月で最大1mm程度歯が動くことになります。

これ以上歯を早く動かそうとして強い力を与えると、歯の根や歯を支えている骨にダメージを与えてしまいます。そのため、弱い力を継続的に加えて、少しずつ歯を動かしていく必要があるのです。

早い方で2~3か月で効果を実感

すきっ歯(歯間空隙)などは歯の動きが分かりやすいため、早い方で2~3か月で効果を実感できます。

遅い方は効果を実感するまでに6ヶ月以上かかる

重度の歯列不正の方は、まずは奥歯を動かした後に前歯を動かす必要があります。そのため、効果を実感するのに時間がかかり、6ヶ月以上かかることが多いです。

全体歯列矯正の治療期間は、1年~3年ほどです。

マウスピース矯正の効果が出やすい症例


マウスピース矯正の効果が出やすい症例には、以下のものがあります。

  • 乱ぐい歯
  • 八重歯
  • 出っ歯

乱ぐい歯

マウスピース矯正は、歯が入り組んだように生えている叢生(そうせい)・ガチャ歯と言われるような歯並びに効果的です。

八重歯

マウスピース矯正は、犬歯(糸切り歯)が歯列からはみ出している八重歯にも効果的です。

出っ歯

マウスピース矯正は、出っ歯にも効果的です。

マウスピース矯正の効果が出にくい症例


マウスピース矯正の効果が出にくい症例には、以下のものがあります。

  • 強い叢生で歯の移動が大きくなる場合
  • 受け口の場合
  • 口を閉じても上下の前歯が噛み合わない場合
  • ブリッジを入れている場合
  • インプラントを入れている場合

強い叢生で歯の移動が大きくなる場合

強い叢生の場合、歯並びを治すのに歯を大きく動かさなければいけません。この場合、マウスピース矯正ブランドによっては単独で治すのが難しく、ワイヤー矯正が必要になることがあります。

受け口の場合

下顎が大きかったり、上顎が小さかったりするときに起こる骨格的な受け口は、マウスピース矯正で治すのが難しい場合があります

口を閉じても上下の前歯が噛み合わない場合

重度の開咬(かいこう)の場合、マウスピース矯正では治せないことがあります。

ブリッジを入れている場合

虫歯治療などによりブリッジを入れている場合は、マウスピース矯正ができないことがあります。

インプラントを入れている場合

虫歯や歯周病などにより歯を失い、インプラントを入れている場合もマウスピース矯正ができないことがあります。

市販のマウスピースでは矯正効果が期待できない

市販のマウスピースで歯列矯正はできません。市販のマウスピースを使うことで、逆に歯並びが悪くなることもあります。

歯科医院では精巧な歯型を取り、歯並びが治るまでのプロセスをシミュレーションしてマウスピースを作っています。

市販のマウスピースにそのような技術や根拠は無いため、安価だからとむやみに使わないようにしましょう。

効果を実感できるマウスピース矯正をするための歯医者選びのポイント


マウスピース矯正を始める前に、歯科医院・歯科医師を選ぶためのポイントについて解説します。

  • インフォームドコンセントをしてくれる歯科医師を選ぶ
  • 場合によってはセカンドオピニオンも必要
  • アフターケアをしっかり行ってくれる歯科医師に診てもらう

インフォームドコンセントをしてくれる歯科医師を選ぶ

インフォームドコンセントとは、患者に納得のいく説明をして合意を得ることです。歯科医師には、患者に治療内容やかかる費用の説明を行う義務があります。

歯列矯正治療のメリットだけでなく、デメリットや予測されることまで説明してくれる歯科医師を選びましょう。納得いかなければその歯科医院で治療しない方が良いです。

場合によってはセカンドオピニオンも必要

セカンドオピニオンとは、主治医以外にも診断してもらい、主治医の言っていることが本当に正しいかどうか見極める方法です。

主治医の言っていることが信用できなかったり、納得がいかなかったりする場合に利用します。

歯列矯正は保険が効かず治療費が高額です。そのうえ治療期間も長いため、納得がいってから始めましょう。

アフターケアをしっかり行ってくれる歯科医師に診てもらう

歯列矯正は、歯並びが良くなれば終わりではありません。アフターケアを怠ると、せっかく費用と時間をかけて治した歯並びが元に戻ってしまうこともあります。

良い状態を維持できるよう、アフターケアをしっかり行ってくれる歯科医師を選びましょう。

まとめ

マウスピース矯正は、理想の歯並びに近いマウスピースを段階的に装着し歯に力をかけることにより歯を動かします。

目立たない、取り外しができるといったメリットがありますが、適用範囲が限られているといったデメリットがあります。

ご自身の歯並びがマウスピース矯正に向いているのか知りたい方は、歯医者さんで相談してみましょう。

スマイルティース編集部おすすめのマウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースの取り外しが簡単であることや、透明で矯正していることを気づかれにくい点が特徴です。スマイルティースでおすすめのマウスピース矯正を紹介します。

キレイライン矯正

22,000円(税込)から始められる、経験豊富な歯科医師が監修を行うマウスピース矯正です。公式サイトには豊富に症例が掲載されています。

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Oh my teeth

LINEやビデオ通話を駆使した、原則として通院不要のマウスピース矯正です。料金体系が明確で安心して歯列矯正を始めることができます。

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スマイルトゥルー

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※1.2021年4〜8月の渋谷院の患者を対象とした実績値
※2.中央値1回、2021年9月矯正完了の患者を対象とした実績値

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ウィスマイル矯正

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