【2024年最新】マウスピース矯正の種類と部分矯正・全体矯正の違い

近年、各社から多様なマウスピース矯正ブランドが提供されています。各ブランドや種類によって適応症例、期間、通院回数が異なります。

「どのマウスピース矯正を選んだらいいかわからない」というあなたにマウスピース矯正の種類を解説します。

この記事の結論

・矯正治療は部分矯正と全顎矯正に大別される

・マウスピース矯正には複数の種類があり、それぞれ特徴がある

・理想の状態/期間/通院回数/予算でどの矯正方法・ブランドを選ぶか考えよう

編集部おすすめ!マウスピース矯正8選
①hanalove
〜LINEで気軽に相談可能!アジア人に特化した治療を提供〜
②Zenyum
〜シンガポール初のスマイルコスメブランド「Zenyum」が日本上陸〜
③Oh my teeth
~原則、通院不要のマウスピース矯正~
④キレイライン矯正
~目立ちにくいマウスピース矯正!提携院も全国に拡大中!~
⑤スマイルトゥルー
~治療期間は最短3ヶ月!短期間で可能な歯列矯正~
⑥hanaravi
~矯正専門の医師が在籍!LINEで医療サポートチームがサポート~
⑦ウィスマイル矯正
~月額1760円から矯正が可能。 治療期間の相談もOKで最短3ヶ月~
⑧アットスマイル矯正
~費用目安は約30~60万円!前歯だけでなく奥歯の噛みあわせまで矯正できる!~

マウスピース矯正の種類


マウスピース矯正は、主に以下の種類があります。

  • インビザライン
  • アソアライナーデジタル
  • クリアコレクト
  • スマイルトゥルー
  • アクアシステム
  • キレイライン

どのマウスピース矯正も歯を動かす理論は同じですが、システムによって適応症例や来院回数が異なります。

インビザライン

部分矯正~全体矯正まで幅広い症例でマウスピース矯正が可能です。歯に「アタッチメント」という装置を取り付けることにより、通常のマウスピース矯正では不可能だった動きが可能になりました。

インビザラインは1999年アメリカのアラインテクノロジー社が提供を開始し、症例数や適用範囲が広いことから多くの歯科医院が導入をしています。年齢や症例によって使用する製品が変わります。

コンプリヘンシブパッケージ ライトパッケージ エクスプレスパッケージ ファースト GOシステム
適応症例 全部矯正 前歯に特化 軽い症例 子供の矯正 大臼歯を除く前歯
期間 約1年〜3年 約7ヶ月 約3〜4ヶ月 約1年半 約半年〜1年

1度歯型をとるだけで全てのアライナーが完成し、通院回数は2ヶ月に1回、2週間に1度新しいアライナーに交換するシステムです。装着時間は1日22時間以上と決められています。

アソアライナーデジタル

2018年にアソアライナーはAsoAligner DIGITAL(アソアライナーデジタル)に変わりました。

アソアライナーは奥歯の噛み合わせに問題がなく、適応症例が限られている部分矯正です。

厚みの違う3種のマウスピースを1ステップとして、決められた日に交換します。

  • ソフト(0.5mm)を7日~10日
  • ミディアム(0.6mm)を7日~10日
  • ハード(0.8mm)を約2週間

1ステップまたは3ステップで1回の型採りが必要です。
通院回数は1ヶ月に1回あるは3ヶ月に1回必要とします。装着時間は1日17時間以上と決められています。

クリアコレクト

インビザラインと同様の矯正システムで、奥歯を含む全体矯正が可能です。老舗のインプラントメーカーである「ストローマン社」で開発されました。

インビザラインやアソアライナーのマウスピースの形状は、歯の根本までですが、クリアコレクトは歯肉を覆うように作られています。

3ヶ月に1度スキャンが必要で、通院回数は3週間に1回必要とします。2~3週間で交換し、1日の装着時間は22時間以上必要とします。

スマイルトゥルー

奥歯を除く部分矯正ができます。型取りは1回だけで全てのマウスピース作成します。最先端のレーザースキャニングマシンで3Dデータ化をし、シミュレーションが可能。アメリカでデザインされ、日本でマウスピースを制作する為、高精度なマウスピースができます。

2週間に1回マウスピースを交換し、2週間に1回通院が必要です。装着時間は1日20時間以上必要とします。

アクアシステム

前歯の歯並びを改善する部分矯正で、1~2本の少ない歯の乱れを矯正する装置です。ホームホワイトニングも同時に可能で、矯正終了と共に白い歯が手に入ります。

3~6ヶ月の短い治療期間で矯正が可能です。アクアフレームといわれる、2種類の厚みが違う装置を2週間ごとに変えるシステムです。

通院回数は1ヶ月に1回必要です。費用は比較的に安いのが特徴。

キレイライン

上下の前歯6本ずつ、計12本を矯正することに特化している部分矯正です。

1回分でソフト、ハードの2種類の装置を2週間~4週間で交換しながら治療を進めます。来院頻度は支払い方法によって異なり、都度払いの場合は1ヶ月半に2回ほど、コース払いの場合は3ヶ月に2回ほどと決められています。

装着時間は1日20時間以上必要です。キレイラインの適応症例は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。

【関連記事】
キレイライン矯正は八重歯や出っ歯などさまざまな症例に対応しています

また、以下の記事では31種類のマウスピース矯正ブランドを徹底比較しています。どのブランドを選択したらいいのか迷っている方は、あわせて参考にしてください。

【関連記事】
【2024年最新】マウスピース矯正31種類を徹底比較!あなたに最適なマウスピースの選び方も解説

マウスピース矯正は部分矯正と全顎矯正の2種類ある


マウスピース矯正には前歯など気になる部分だけを動かす部分矯正と、奥歯を含めた全体を動かす全顎矯正があります。

部分矯正とは

前歯のガタガタ、すきっ歯だけを治したいなど、気になるところを部分的に治療する方法で、奥歯を含めた咬み合わせの治療は対象外となります。

全顎矯正に比べるとハードルが低く、始めやすい治療といえるでしょう。

部分矯正のメリットとデメリット

前歯のすきっ歯、軽度のでこぼこした歯には部分矯正がおすすめです。期間も短く、費用も抑えられることが多いので手軽に始められます。

しかし、部分矯正にはメリットとデメリットがありますので、全顎矯正としっかり比較して自分にとってベストな方法を選びましょう。

メリット
  • 気になる部分だけを治すことが可能
  • 矯正期間が短め
  • 費用を抑えられる
  • 通院回数が少ない

前歯など気になる部分だけを治すことが可能です。前歯が変わるだけでも印象が変わるでしょう。治療期間も短く、費用も全顎矯正とを比べると比較的安くすむことが多いです。

デメリット
  • 前歯しか動かさないので、噛み合わせの改善はできない
  • 前歯のみの矯正であっても、マウスピースを使う必要がある
  • 重度の症状は適応外になる可能性が高い

奥歯から歯全体にかけてを治療したり、正しい噛み合わせにするための治療には対応していません。重度の出っ歯や受け口、極度のデコボコなどは治せないことが多いため、部分矯正が適応できるかは個人差があります。

部分矯正であっても全部の歯の型をとり、すべての歯を覆うマウスピースを装着する必要があります。

全顎矯正とは

全顎矯正は、部分矯正と比べて重度な症状にも対応しています。
メリットとデメリットを確認してみましょう。

全部矯正のメリットとデメリット

部分矯正と比べて歯全体を動かして矯正します。ワイヤー矯正と比べてマウスピース矯正は目立たず矯正ができます。

メリット
  • 歯列全体がキレイに整うことを目指せる
  • 正しい噛み合わせにできる
  • 重度の症状にも対応できる場合がある

全顎矯正は歯列全体の歯並びと噛み合わせを改善できます。症状が重くて部分矯正では対応できない場合でも、奥歯を含めた全顎矯正なら適応になる可能性もあります。

噛み合わせに不安がある場合は、全体矯正を検討してみるとよいでしょう。

デメリット
  • マウスピースの全顎矯正だけでは対応できない症例がある
  • 長期間かかる場合が多い
  • 費用は部分矯正と比べると高くなりがち

難しい症例の場合、全顎対応であってもマウスピース矯正では治療できない場合があります。その場合はワイヤー矯正など他の治療方法を検討する必要があります。

全顎矯正は部分矯正と比べると期間が長くなり、費用は高い傾向にあります。

マウスピース矯正のメリットとデメリット、効果や費用についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】
【2024年最新】マウスピース矯正の種類とメリットデメリット・効果・費用について徹底解説
上下別と一体型のマウスピースの違いは何?種類や値段について解説

マウスピース矯正の種類を選ぶ際のポイント


マウスピース矯正にはブランドによって適応症例があり、通院回数や治療期間が異なります。マウスピース矯正の選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。

  • 理想の歯並びを歯科医師と共有する
  • マウスピースの装着時間を守れるか
  • 通院しやすい場所に位置しているか
  • 矯正にかけられる予算を考慮する

理想の歯並びを歯科医師と共有する

自分の歯並びはどの状態が理想なのか考えて決定し、歯科医師に伝えることが大切です。

例えば、前歯だけを治すか、噛み合わせのことを考えて全体をしっかり治すか、今後の自分はどうありたいか「理想の状態」を考えましょう。

矯正治療は歯科医院で診査と診断を受け、治療方針が提案されます。ここで重要なのは、あなたが望む理想の歯並びと、歯科医師が推奨する歯並びを擦り合わせていくことです。

理想通りの結果に近づけるためにも、マウスピース矯正を選ぶ際は自分の理想の歯並びを歯科医師に伝えましょう。

マウスピースの装着時間を守れるか

症例や矯正ブランドによって治療期間が異なります。長期間継続してマウスピースを装着できるか考える必要があります。

マウスピースの装着時間が少なく期間が延びてしまうなどのトラブルがあり、想定した期間で治療が終わらない可能性があることも考えておきましょう。

通院しやすい場所に位置しているか

矯正期間中は月に1回など、歯科医院に通院しなければならないブランドが多いです。

仕事や趣味などで忙しく、キャンセルになってしまわないか?など通院ができるか考える必要があります。

通院を後回しにしてしまうとその分矯正期間が長くなってしまうこともあるので、自宅や職場の近くなど通いやすい場所を選びましょう。

矯正にかけられる予算を考慮する

ブランドや歯科医院によって矯正の金額は違ってきます。

矯正を始める際のカウンセリングで、マウスピースの紛失や破損時、途中で大きな虫歯になってしまい、マウスピースが合わなくなった場合は他に負担があるのか?などをきちんと聞いておくことが大切です。

わからないことはそのままにせず、理解し納得したうえで矯正を始めるのがポイントです。

マウスピース矯正についてもう少し知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】
マウスピース矯正の効果は?期間や効果が出やすい・出にくい症例も紹介
子どものマウスピース矯正の基礎知識

マウスピース矯正を成功させるには種類よりも歯科医院での相談が大切

マウスピース矯正は、ブランドによってさまざまな違いがあります。

マウスピース矯正の種類だけで矯正治療を決めるよりも、自分がどんな歯並びをしているのか、カウンセリングや初回検診でしっかり検査・診断をしてもらうことが大切です。

そのうえで自分の理想の歯並びを相談し、治療方法や進め方に納得したうえで、矯正治療を始めましょう。

スマイルティース編集部おすすめのマウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースの取り外しが簡単であることや、透明で矯正していることを気づかれにくい点が特徴です。スマイルティースでおすすめのマウスピース矯正を紹介します。

キレイライン矯正

22,000円(税込)から始められる、経験豊富な歯科医師が監修を行うマウスピース矯正です。公式サイトには豊富に症例が掲載されています。

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Oh my teeth

LINEやビデオ通話を駆使した、原則として通院不要のマウスピース矯正です。料金体系が明確で安心して歯列矯正を始めることができます。

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スマイルトゥルー

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治療前のヒアリングが評判の歯列矯正です。お口の状態を丁寧にヒアリングし、最適な歯並びを提案してもらえます。

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ゼニュム

専用アプリを使用して、クリニックに通わなくても歯科医師から定期的にチェックを受けられるマウスピース矯正です。最低限の通院回数で理想的な歯並びが実現します。

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ホワイトライン

医師と相談して、希望の期間(最短3ヶ月)で治療を受けられるマウスピース矯正です。マウスピース矯正と同時にホワイトニングもできるので、歯並びを整えながら白く美しい歯を目指せます。

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hanaravi

継続率98.3%(※1)、平均通院回数が1.3回(※2)と挫折しにくいマウスピース矯正です。矯正専門の歯科医師が在籍しているため、自分に合った矯正方法を提案してもらえます。

※1.2021年4〜8月の渋谷院の患者を対象とした実績値
※2.中央値1回、2021年9月矯正完了の患者を対象とした実績値

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ウィスマイル矯正

月額1760円(4回の場合)からできるマウスピース矯正です。 治療期間の相談もOKで最短3ヶ月で実施できます。口ゴボやガミースマイルといった悩みをお持ちの方にも対応しています。

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