矯正治療では、歯が動く痛みや矯正装置が口に当たる痛みなどが出ることが多いです。
一般的にインビザラインで感じる痛みは我慢できる程度ですが、どんな痛みが正常の範囲なのか、どのようなときに痛みが出るのかが分からないと不安になります。
今回は、インビザラインが痛いのはどんなときなのか、痛みが出るタイミングや痛いときの対処法をご紹介します。
・「インビザライン」は「ワイヤー矯正」に比べると痛みが少ない矯正方法
・歯が動く痛みはあるが、ワイヤー矯正のように矯正器具が口腔粘膜を傷つける痛みは少ない
・新しいマウスピースに交換したときは、2~3日をピークに痛みを感じやすい
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インビザラインが痛いのはどんなとき?
矯正器具は
あります。ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|
特徴 | 歯にワイヤーやブラケットが着きます。 | 取り外し可能な透明のマウスピースを1日22時間以上、装着します。 |
痛み | ◯ | △ |
矯正治療中の痛みをできるだけ抑えるためには、矯正医の知識と経験が必要ですが、使用する矯正器具も大きなポイントです。
インビザラインなどの
です。また、 など、さまざまな点から痛みを抑える工夫がされています。インビザラインで主に痛みを感じるのは、以下の4点です。
1.マウスピースを交換したばかりのとき
インビザラインは、1〜2週間ごとにマウスピースを交換して歯を動かします。マウスピースを交換すると、新たに歯を動かす力がかかり、歯が締め付けられるような痛みです。
この痛みは、
2.マウスピースを指示通りに着けていなかったとき
マウスピースを失くす、忘れるなどして
を感じやすいです。本来インビザラインは、1枚のマウスピースで歯を約0.25mm動かします。
マウスピースを着けていない期間があると、計画より歯を動かす量が多くなるので、必然的に
くなります。3.マウスピースを外して食事するとき
歯が動くときの痛みのピークは2〜3日ですが、その間は特にマウスピースを外した後も、歯を動かしている力の余韻が残るので、 ことがあります。
この痛みはピークを過ぎれば、1週間ほどで少しずつ落ち着きます。また、歯の移動により噛み合わせが変化するので、
ことがあります。4.アタッチメントが粘膜に当たったとき
インビザラインでは、歯の動きをより正確にするために、歯に米粒大の白いアタッチメントを着けます。
基本的に上からマウスピースでカバーされるので、ブラケットやワイヤーと違って口の中で引っかかることはありませんが、まれに食事などのマウスピースを外すタイミングで、
ことがあります。5.チューイーを使うとき
チューイーとは、インビザラインと歯の密着度を高めるための補助道具で、噛むことによりしっかりとマウスピースを装着できます。
があります。
【関連記事】
・インビザラインで失敗する6つの理由と失敗したときの対処法を解説!
インビザラインが痛いときの対処法
インビザラインで痛みを感じたら、 ことが大切です。
痛みの感じ方には個人差があり、体調やストレスにも大きく左右されますが、さまざまな方法で少なくできます。
我慢できない痛みが続くと、治療へのモチベーションが下がり、矯正治療を続けることが難しくなってしまいます。痛みと上手く付き合いながら、歯並びが綺麗になっていく喜びをモチベーションに変えていきましょう。
我慢できない場合は痛み止めを飲む
します。市販の痛み止めも有効で、薬局などで購入できます。
歯科医院で処方してもらえない場合は、マウスピース矯正を始めるときに、市販の痛み止めを使っていいか矯正医に確認しておくと安心です。
食事は、なるべく柔らかいものを食べる
マウスピースを交換した直後は、歯が動き始めるので、食事のときに歯が噛み合うことで痛みを感じる場合があります。
食べましょう。根菜や肉類などの歯ごたえがある食べ物は、歯に力がかかるので、痛みを感じやすいです。
インビザラインのマウスピース交換日は安静にする
マウスピースの
日です。マウスピース矯正は痛みの少ない矯正治療法ですが、痛みが心配なときは予定を入れず
自宅でリラックスして好きな本や映画を見て、痛みから気をそらすのも方法のひとつです。治療が続いていくと、車がスピードに乗るように歯も動きやすくなるので、痛みを感じる頻度は少なくなる場合が多いです。マウスピースの交換に慣れてきたら、特に交換日を気にする必要はありません。
【関連記事】
・マウスピースがきついかも?マウスピースがきついときの原因と対処方法を解説!
インビザラインはワイヤー矯正より痛みが少ない矯正方法
マウスピース矯正はワイヤーやブラケットが着いていないので、 です。
【関連記事】
・インビザラインとワイヤー矯正の違いを徹底解説!どっちがいいの?
インビザラインとは?
インビザラインは、
です。歯の移動は、取り外し可能で透明なマウスピースを使うので、ワイヤー矯正のように歯に目立つ金属のワイヤーやブラケットを着ける必要がありません。
また、1枚のマウスピースで歯を動かす量は約0.25mmと決まっているので、必要以上に歯に力がかからず、
です。【関連記事】
・インビザラインで歯が動く仕組みを解説|治療の流れも紹介します
・キレイラインとインビザラインの違いは?|適応症例や費用を徹底比較
ワイヤー矯正は、矯正器具が口腔粘膜に当たり痛みが出やすい
ワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットを歯に着けるので、見た目以外に“マウスピース矯正と比べて、さまざまな痛みが出やすい”というデメリットがあります。
ワイヤー矯正では、
なったり、歯を動かす力が大きすぎる場合に痛みが強く出たりします。メリットは、インビザラインなどのマウスピース矯正よりも適応範囲が広いことです。
歯が動くときの痛みは、インビザライン・ワイヤー矯正ともにある
基本的に
これは身体のメカニズム上、仕方ないことです。まとめ
インビザラインは「ワイヤー矯正」に比べると痛みが少ない矯正方法ですが、歯が動くときには痛みを伴う場合があります。
ですので、なるべく柔らかいものを食べたり、痛み止めを飲んだりして対処します。
マウスピースやアタッチメントが擦れて痛いときは、かかりつけの矯正歯科医に相談して調整してもらうとよいでしょう。
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