【徹底解説】マウスピースがきつい原因と歯が痛いときの対処方法は?

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マウスピースがきついことが異常かどうかはマウスピースの種類や目的によって異なり、考えられる原因はさまざまです。マウスピースがきつい原因と対処方法についてご紹介します。

この記事の結論

・マウスピースがきつい原因はマウスピースの種類や目的によって異なる。

・矯正用マウスピースは歯を動かすためにきついのが普通。

・保定用マウピース、ホワイトニング用マウスピース、顎関節用スプリント、ナイトガードがきついときは調整や作り直しが必要。

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マウスピースがきつい原因


矯正用マウスピースは歯を動かすために今の歯並びとは少しだけ違う形に作られており、マウスピースが多少きついと感じることは異常ではありません。しかし、そのほかのマウスピースがきつく感じる場合は、顎の関節や歯に悪影響が出る可能性があるため、歯科医院で調整してもらうか作り直す必要があります。

矯正用マウスピースがきついと感じる理由|慣れるまでの期間

矯正用マウスピースがきつい主な原因は、歯並びを整えるために歯を動かしていることです。
マウスピース矯正は1〜2週間ごとにマウスピースを交換し、マウスピースをはめたときに歯にかかる力を利用して歯を動かします。そのため、矯正用マウスピースは装着した際にきつくなるように設計されています。
新しいマウスピースに交換してから2〜3日は歯が動き始めるためきついと感じやすく、マウスピースのきつさとともに痛みが出る場合があります。
きつさや痛みは新しいマウスピースをはめてすぐ感じることもありますが、半日から24時間ほど経過してから感じ始めることもあります。

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保定用マウスピースがきつい原因

保定用マウスピースは歯並びが動かないようにするものです。矯正が終わった直後の歯が動きやすい時期は保定用マウスピースを外したときにわずかに歯が動くために、再びはめたときに多少のきつさを感じることがあります。
歯科医師の指示通りに保定用マウスピースを使用していれば改善されますが、いつまでもきつかったり痛みが出たりするようなら、一度歯科医院に連絡してみましょう。

歯ぎしり防止用マウスピースがきつい原因

歯ぎしり防止用のマウスピースがきつく感じる場合は、マウスピースが合っていないと考えられます。
歯ぎしり防止用マウスピースの目的は、歯や顎の関節を守ることです。そのため、矯正用マウスピースのように歯を動かす必要が無く、マウスピースもきつく作られてはいません。

顎関節用スプリントがきつい原因

歯並びが変わってマウスピースと合っていないか、顎の位置が適切でない可能性があります。
きつさだけでなく痛みや違和感がある場合は、使い続けると顎関節症の状態が悪化したり噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。

ホワイトニング用マウスピースがきつい原因

ホワイトニング用マウスピースは半年〜1年1回ほど使用するなど、頻繁に使用するものではないため、使用していない間にマウスピースと歯列の形にずれが生じてきつく感じることがあります。

マウスピースがきついときの対処法


矯正用マウスピース以外の保定用、ホワイトニング用、顎関節症用、歯ぎしり防止用マウスピースは、基本的に歯科医院に連絡して適合の確認や調整、作り直しをするのが望ましいです。

  • 矯正用マウスピースであれば我慢
  • 保定用マウスピースは歯科医師に適合を確認してもらう
  • 歯ぎしり防止用マウスピースと顎関節用スプリントは歯科医師に相談する
  • ホワイトニング用マウスピースは作り直す

矯正用マウスピースであれば我慢

矯正用マウスピースなら一定の部分まで歯が動けばきつさくなくなるため、ある程度は我慢する必要があります。
マウスピースがきついことで痛みを感じる場合もありますが、2〜3日がピークで1週間ほどで落ち着きます。痛みが辛い場合は、歯科医院で処方されたものか市販の鎮痛薬を服用して様子をみましょう。
ただし、マウスピース交換時にきつさとともにいつもより激しい痛みがある場合は歯科医院に連絡しましょう。
痛みの感じ方は、ストレスや体調に大きく左右されます。たとえ同じ痛みでも、我慢ができないくらい痛く感じることもあるため、無理せずに矯正医に相談することが大切です。

保定用マウスピースは歯科医師に適合を確認してもらう

歯並びが動いて合わなくなっている可能性があるので、ずれが大きくなる前に歯科医師に適合を確認してもらうのが良いでしょう。
装着時間の見直し、調整や作り直しをして早めに対策することで、歯並びの大きな乱れを防止できます。

歯ぎしり防止用マウスピースと顎関節用スプリントは歯科医師に相談する

歯ぎしり防止用マウスピースや顎関節症用スプリントがきつい場合や違和感がある場合は、調整が不十分か合っていない可能性が高いので歯科医院に連絡しましょう。歯科医院でマウスピースを調整してもらうと、きつくなくなります。
顎関節用スプリントや歯ぎしり用マウスピースでは、まれに多少の力が歯に加わり歯が動くことがあります。
合わないマウスピースを使い続けると顎の関節や口の筋肉に負担がかかり顎が痛む、口が開けられなくなるなど、顎関節や噛み合わせなどの口腔機能に悪影響が出るので注意です。
市販品の顎関節痛や歯ぎしり対策用のマウスピースもありますが、歯科医院で作成したものと比べて精度が劣るので、顎の関節や噛み合わせに異常をきたすことがあります。
噛み合わせや顎の状態にも関わるので、市販品ではなく歯科医院で自分に合うものを作成するのが望ましいです。

ホワイトニング用マウスピースは作り直す

ホワイトニング用マウスピースがきつい場合は歯科医師に適合を確認してもらい、必要に応じて作り直す必要があります。
ホワイトニング用マウスピースは安全に効果的にホワイトニング剤が歯に作用するように設計されています。
そのため、きついなどの違和感があるマウスピースをそのまま使用するとホワイトニング効果にムラが生じたり、漏れ出たホワイトニング剤で口の粘膜に炎症が起きたりする可能性があります。

久しぶりにマウスピースを着けるときついことがある


すべてのマウスピースは使っていない期間が長くなると、久しぶりに装着したときにきつく感じることがあります。

矯正用マウスピース

矯正用マウスピースは歯を動かすためのものなので、着けていない期間があると歯が十分に動かず、久しぶりにマウスピースを装着したときにきつさや激しい痛みが出ます。
さらに、装着しない期間が長くなると治療計画通りに歯が動かないので、マウスピースがまったく入らないという事態に陥ることがあります。
矯正用マウスピースが入らないと治療が進まないばかりか、最初から計画を立ててマウスピースを作り直す必要があるなど、治療期間と費用負担が増える原因になります。
矯正用マウスピースは、治療計画に沿って精密に作られているので、装着の指示に従うことが何より重要です。

そのほかのマウスピース

そのほかのマウスピースもしばらく使っていない状態が続くと合わなくなり、久しぶりに着けたときにきつく感じる場合があります。
噛み癖や頬杖を突く癖などによって身体の骨のバランスが変わると、それに合わせて歯は少しずつ動きます。マウスピースが合わない場合は調整や作り直しが必要なため、指示された通りにマウスピースを使用することが大切です。

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マウスピースがきつい原因は種類や目的によって違う


どのタイプのマウスピースも現在の歯並びや顎の形とマウスピースの形が違うためにきつく感じます。ただ、マウスピースがきついことが正常か異常かは種類や目的応じて違います。
矯正用マウスピースは歯を動かすためにきついのが普通ですが、保定用マウピース、ホワイトニング用マウスピース、顎関節用スプリント、歯ぎしり防止用マウスピースがきついときは調整や作り直しが必要です。
自己判断で使用を続ける、または使用を止めるとマウスピースの効果が正しく得られません。よくわからないときは歯科医師に相談して指示を仰ぐと良いでしょう。

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