矯正のリテーナーは夜だけでもいい?夜だけになるのはいつから?

歯並びや噛み合わせを改善するために行う矯正治療ですが、装置が外れたら治療が終わるわけではありません。きれいな歯並びを維持するためにリテーナーの装着は不可欠です。

矯正のリテーナーを装着するのは夜だけでもよいのかや装着時間はどのくらい必要かなど、リテーナーについて解説します。

この記事の結論

・リテーナーの装着時間は歯科医師に指示に従って忘れずに装着しなければならない

・リテーナーを装着して半年~1年ほどすると、歯科医師の指示によりリテーナーの装着時間が徐々に短くなっていくことが多い

・リテーナーを装着するのを自己判断で短くすると、歯並びが後戻りする、装着しにくくなるなど不具合が生じることがある

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歯列矯正のリテーナーを装着するのは夜だけでもいい?

リテーナーの装着時間は歯科医師が決め、その指示に従って忘れずに装着しなければなりません。

矯正治療が終了したあとの歯並びは、歯を支える骨や組織が固まっていないため不安定な状態です。歯が元の歯並びに戻ろうとする後戻りが起こりやすくなっています。

後戻りを防ぐためにリテーナーを装着して、歯を固定する必要があります。リテーナーを装着し始めた半年間は、後戻りが起こりやすい時期です。この時期は歯科医師の指示にもよりますが、1日20時間以上リテーナーを装着するのが一般的です。

「夜だけ」や「寝るときだけ」などと、自己判断で装着時間を短くするのはやめてください。食事や歯磨き以外は装着して、後戻りを防ぎましょう

矯正のリテーナーを装着するのが夜だけになるのはいつからいつまで?一生必要?

リテーナーを装着し始めて半年~1年ほど経過し、「リテーナーの装着時間を減らしても問題ない」と歯科医師が判断したら、装着時間を徐々に短くします。

日中の装着時間を減らすのが優先されるため、夜だけは保定期間が終わる最後のときまで使用するのが一般的です。

しかし、歯は動きやすく、舌癖や歯ぐきの状態などのさまざまな影響を受けて後戻りする可能性があります。そのため、保定期間が終わってからもリテーナーを使い続けることをすすめられるケースもあります。

リテーナーを歯科医師の指示通り装着し続けていると、時間の経過とともに歯を支える骨が固まり安定し始めます。

それにともなって、1日20時間以上装着していたリテーナーを、14時間から夜だけの7~8時間と装着時間を短くしていきます。

個人差はありますが、リテーナーの装着時間・使用頻度は以下のように推移します。

リテーナーの装着時間の推移の例
1日20時間以上→1日14時間ほど→夜だけ(就寝時含む)→週2~3日→使用をやめる

最終的にはリテーナーの装着は不要となり、保定期間が終了となります。装着時間は必ず歯科医師の指示に従い、自己判断で装着時間を短くするのはやめましょう。

リテーナーを装着する期間は、個人差がありますがおよそ1~3年です。一般的に、矯正治療にかかった期間と同程度の期間が最低でも必要になります。

歯科医師の指示を守らずに夜だけ矯正のリテーナーを使っているとどうなる?

矯正治療で歯並びがキレイになると、歯並びを安定させるためにリテーナーを装着する期間を軽視してしまう方がいます。

例えば、歯科医師から「リテーナーを20時間以上装着するように」と指示されているにもかかわらず、装着するのが面倒くさくて「夜だけ」「気が向いたときだけ」などと、ついさぼってしまう方がいるのです。

もっと長い時間装着が必要なのに、自己判断でリテーナーの装着を夜だけにしてしまうと、以下のような影響を及ぼす可能性があります。

  • 歯並びが後戻りする
  • きつくなって装着しにくくなる
  • 装着時に痛みが出る
  • リテーナーを作り直さなければならない
  • 再矯正が必要になる

歯並びが後戻りする

リテーナーをさぼったり自己判断で装着時間を短くしたりすると、歯並びが後戻りする可能性があります。

リテーナーをつけ始めて半年~1年は、歯を支える骨が固まっておらず不安定な状態です。この時期は、半日外していただけでも後戻りしてしまいます。

きつくなって装着しにくくなる

リテーナーをつける時間を自己判断で夜だけにすると、リテーナーがきつくなり、奥までしっかりはまらない、浮いてしまうなど、装着しにくくなることがあります。これは、歯が後戻りを起こして、リテーナーが合わなくなってしまったためです。

リテーナーを装着したときに、きつさはあるものの痛みはない状態で装着していられる場合は、そのまま使用を続けても問題ありません。その理由は、リテーナーが後戻りを起こして動いてしまった歯を、矯正後の正しい歯並びに戻す役割を果たすからです。

ただし、念のため歯科医院に連絡し、歯科医師の指示を仰ぐとよいでしょう。

装着時に痛みが出る

リテーナーの装着をさぼってしまうと、再び装着したときに痛みが出る可能性があります。リテーナーを装着していない間に、歯が動いて後戻りを起こしてしまうためです。

痛みが強くてリテーナーを装着できない場合は、無理して装着するのは控えてください。リテーナーの調整で対応できる場合もあるため、できるだけ早く歯科医師に相談しましょう。

作り直さなければならない

リテーナーが合わなくなってしまった場合は、基本的にリテーナーを作り直す必要があります。リテーナーの作り直しには料金がかかります。余計な費用がかかることのないよう、リテーナーは決められた時間きちんと装着しましょう。

リテーナーが上手くはまらない、はまっても浮いてしまうなど、使用が難しい場合は無理に装着するのは控えてください。できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。

再矯正が必要になる

歯並びが崩れてリテーナーだけで対応できない場合は、再び矯正治療が必要になる可能性があります。

再矯正の方法は、歯並びの崩れ具合によって異なります。部分的に歯並びが崩れた場合は、その部分のみ矯正治療で整えるだけで済む可能性があります。ただし、部分的な乱れの原因が全体的な歯の移動にある場合は全体矯正が必要です。

全体的に歯並びが崩れた、咬み合わせが崩れたといった場合は、すべての矯正治療をやり直すことが多いです。不測の事態にならないよう、リテーナーは決められた時間しっかり装着してください。

矯正後に歯並びが安定してリテーナーの装着が夜だけになったときに注意すべきこと

無事に歯並びが安定してきて、歯科医師からリテーナーの装着時間短縮の許可が出たときに注意しなければならないことは、以下の通りです。

  • 指定の時間に装着することを忘れない
  • 紛失しないようにする
  • 外したあとは洗浄して保管する

指定の時間に装着することを忘れない

リテーナーを装着しなくてもよい時間が増えると、リテーナーの装着を忘れることがあるため注意してください。

歯科医師がリテーナーを使用しなくてよいと判断するまでは、リテーナーを装着する必要があります。数日に1回といった装着頻度になると忘れてしまうこともあるため、カレンダーや携帯のリマインダー機能を活用するとよいでしょう。

紛失しないようにする

リテーナーを装着していない間に紛失することがあるため、気をつけましょう。リテーナーをどこに置いたかわからなくなったり、間違えて捨ててしまったりするケースがあります。

リテーナーを外したら必ず専用の容器に入れて、置く場所を決めておきましょう。

外したあとは洗浄して保管する

リテーナーを外したあとは洗浄して、清潔にした状態で保管しましょう。

リテーナーを洗浄するときのポイントは以下の通りです。

  • やわらかめの歯ブラシで汚れを落とす
  • 歯磨き粉は使用しない
  • 熱湯を使わない
  • 矯正装置専用の洗浄剤を使用する

やわらかめの歯ブラシで汚れを落とす

リテーナーの汚れは、やわらかめの歯ブラシを使用して落としましょう。硬い歯ブラシを使用するとリテーナーのプラスチック部分に傷がつく恐れがあります。

リテーナーに傷がつくと、汚れや着色が溜まって細菌が繁殖する原因になるので注意してください。

歯磨き粉は使用しない

リテーナーを洗浄するときは、歯磨き粉の使用は避けましょう。

歯磨き粉の多くは研磨剤が配合されています。研磨剤が配合されている歯磨き粉でリテーナーを磨くと表面に傷がつく原因になります。

熱湯を使わない

リテーナーを洗浄するときに、熱湯を使用するのはやめてください。

リテーナーは大部分がプラスチックでできているため、熱で変形・変質する可能性があります。そのため、水かぬるま湯で洗浄してください。熱湯消毒や煮沸消毒も控えましょう。

矯正装置専用の洗浄剤を使用する

矯正装置専用の洗浄剤を使用することで、リテーナーを清潔な状態に保てます。洗浄剤は、歯ブラシや水洗いだけでは難しい除菌効果や悪臭予防効果が期待できます。

矯正のリテーナーを歯科医師の指示なしで勝手に夜だけの装着にするのはやめましょう

リテーナーは矯正後の歯並びを維持するためには不可欠な装置です。自己判断で「夜だけ」「就寝時だけ」などと装着時間を短くするのは避けてください。

後戻りを防ぐため、歯科医師の指示に従って、決められた時間きちんと装着しましょう。

スマイルティース編集部おすすめのリテーナー洗浄剤

洗浄剤を使用して、リテーナーを清潔に保ちましょう。

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タブレット状の洗浄剤を入れた水またはぬるま湯にリテーナーを浸して洗浄します。歯ブラシだけでは落としきれない汚れをしっかり除去します。
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