歯間ブラシは毎日必要?最適な使用頻度・交換頻度を解説!

歯と歯の間をお掃除する歯間ブラシは、歯ブラシでは取りきれない歯と歯の汚れを除去できる便利なアイテムです。歯間ブラシは1日1回の使用が推奨されています。

この記事では、歯間ブラシの使用頻度・交換頻度や、歯間ブラシの使い方について徹底解説!さらにおすすめの歯間ブラシをご紹介します。

歯間ブラシの最適な使用頻度・使用タイミング


歯と歯の間や、歯ぐき近くのプラーク(歯垢)は、歯ブラシだけでは除去しきれません。しかし、歯ブラシと歯間ブラシやデンタルフロスを併用することによって、歯垢除去率が9割近くになるといわれています。

1日1回歯間ブラシを使用しよう

歯間ブラシの理想の使用頻度は、1日1回です。

プラークを取り残すと2~3日で石灰化が始まると言われており、だんだんと取りにくくなってきてしまいます。歯石になってしまうと歯ブラシや歯間ブラシでは除去できません。

歯石を取り除くには歯科医院を受診し、スケーリングをしてもらう必要があります。汚れをため込まないように、1日1回は歯間ブラシを使うとよいでしょう。

1日に複数回使用しても大丈夫ですが、間違った使い方をして歯肉を傷つけないように気をつける必要があります。

また、食べたものが歯に挟まってしまったときに、つまようじを使うと歯肉を傷つけてしまうことがあります。つまようじよりも歯間ブラシやデンタルフロスのほうが、歯肉を傷つけにくいですので、積極的に使ってみましょう。

デンタルフロスの使い方を知りたい方は、以下の記事で詳しくしることができます。

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タイミングは寝る前がおすすめ

歯間ブラシを使うタイミングは、就寝前が効果的です。

就寝中は唾液の分泌量が減り、お口の中の細菌が増殖しやすい環境になるからです。細菌が繁殖すると、虫歯・歯周病・口臭などの原因となります。

そのため、就寝前にはよりしっかりとしたプラークコントロールを行うことが大切です。歯と歯の間のプラークを歯間ブラシで落としてから、寝るようにしましょう。

歯磨きの前に歯間ブラシを使うと効果的

歯間ブラシを使ってから歯ブラシで歯を磨いたほうが、お口全体を綺麗にできます。

なぜなら、先に歯間ブラシを使うとブラシでかき出された歯と歯の間の汚れが、歯の表面に付着してしまうことがあるからです。そのような汚れが歯面に付着したまま就寝してしまうと、虫歯や歯周病などの原因になります。

歯間ブラシでしっかりと歯と歯の間の汚れを落とし、歯ブラシで全体をきれいに磨いてお口の中を清潔に保ちましょう。

以下の記事では、歯間ブラシについて詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

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歯間ブラシの交換頻度


歯間ブラシの交換頻度は、歯間ブラシのメーカーや種類によって交換頻度は異なります。必ず商品の説明書きを確認しましょう。

ゴムタイプの歯間ブラシは使い捨て

ゴムタイプの歯間ブラシは、基本的に使い捨てです。常に新しいものを使用できるため衛生的です。

中には再利用できるタイプもあります。繰り返し使えるのでコストパフォーマンスに優れています。使いやすいタイプの歯間ブラシを選択しましょう。

ゴムタイプの歯間ブラシについて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

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ゴムタイプの歯間ブラシのメリット・デメリットとおすすめ商品をご紹介

ワイヤータイプの歯間ブラシは何度も使える

目安の交換頻度は、1週間に1回程度です。ワイヤータイプの歯間ブラシは、ブラシ部分が痛んだり、針金部分が折れてしまうまで使用可能です。

あまり歯間ブラシを使用しない場合でも、1か月に1回は交換をするとよいでしょう。使用しているうちにナイロンがへたってきます。ワイヤー部分が目立つようになってくると、汚れが落としにくくなってきますので新しいものに交換しましょう。

ブラシが劣化した歯間ブラシを使っていると、ワイヤー部分が当たりやすくなり、歯肉を傷つけてしまうリスクがあります。

ブラシの毛先が痛みバラバラになってきたり、ワイヤー部分が曲がってきた歯間ブラシは、かえって歯ぐきを痛めてしまうことがありますので、新しい商品に交換しましょう。

ワイヤーが折れてしまう前に早めの交換を

ワイヤータイプの歯間ブラシは水で洗って何度も使えますが、劣化した古い歯間ブラシをそのまま使っていると、使用中に折れてしまうことがあるため注意しましょう。

歯周ポケットの中を歯間ブラシで清掃していたところ、歯肉の中で破折して取れなくなってしまい、麻酔下で摘出された事例もあります。劣化してきたと感じたら、早めに新しい歯間ブラシに交換するようにしましょう。

歯間ブラシを長持ちさせる方法

歯間ブラシの説明書きを確認することが長持ちさせるポイントです。中には、奥歯など歯間ブラシを入れにくい場所を清掃する際に、歯間ブラシを折り曲げて使える商品があります。ワイヤーを曲げる際は、ワイヤーをカバーしている樹脂部分からしっかりと曲げるようにすると長持ちしやすいです。

針金部分から曲げてしまうと、簡単に破折してしまいますので気を付けてください。

歯間ブラシの正しい使い方


歯間ブラシの正しい使い方を確認しておきましょう。

1.正しいサイズを選ぶ

歯と歯の間の隙間にあった、正しいサイズを選ぶようにしましょう。

太すぎる歯間ブラシは、歯肉を傷つけたり歯茎を下げてしまうことがあります。また、細すぎると効率的にプラークを除去できません。

力を入れずにスッと入るサイズを選べば、歯肉を傷めるリスクが低いです。歯科医院で相談すると、あなたにあった歯間ブラシのサイズや使用方法を教えてもらえます。

2.歯肉を傷つけないように入れる

鉛筆を持つように歯間ブラシを持ち、鏡を見ながら歯と歯の間へ垂直に力を入れずゆっくりと入れます。

基本的には歯に対して90度の角度で入れますが、上の歯を掃除するときは斜め上の方向からやや下へ向けて、下の歯を掃除するときは斜め下の方向からやや上へ向けると、より入れやすいです。

絶対に、歯肉の方向に向けて歯間ブラシを入れないでください。

歯間ブラシが歯肉に刺さり、傷をつけてしまったり歯茎が下がってしまったりする原因となります。挿入しにくい場合は、歯間ブラシのサイズが合っていない可能性があります。無理に入れたり回転させないようにしましょう。

3.歯に沿わせて3~4回ストローク

そのまま歯間ブラシを水平に、細かく3~4回ストロークして歯間部の汚れを取り除きます。

隙間の幅に余裕がある場合は、左右それぞれの歯の側面にやさしく添わせるように軽く圧をかけながら歯間ブラシを動かしましょう。奥歯を清掃する場合は、歯の外側(頬側)から、内側(舌側)から両方から歯間ブラシを入れると、より効果的に汚れを除去できます。

歯の外側(頬側)から歯間ブラシを入れる際は、あまり口を大きく開けない方が、頬や唇を伸ばしやすいため清掃しやすいです。歯間ブラシを口腔内に入れたら、口を少し閉じ気味にしてそっと前後に動かし清掃しましょう。

4.ゆっくりと抜く

歯間ブラシをゆっくりと抜きます。汚れがついていたら流水で洗い、他の歯と歯の間を同じように清掃してきます。お口全体の清掃が終わったら、ブラシ部分を流水で洗い、乾燥させて保管しましょう。

使い捨ての歯間ブラシは処分します。

まとめ

歯間ブラシは、1日1回就寝前に使用すると歯垢やプラークを効果的に除去でき、虫歯や歯周病の予防につながります。さまざまなタイプの歯間ブラシがありますが、自分に合ったものを選択することが大切です。

歯間ブラシの正しい使い方に注意し、適切なサイズを選んで使用しましょう。

おすすめの歯間ブラシをご紹介

ドラッグストアでは、さまざまな歯間ブラシが販売されているため、どの商品を選べばいいのか迷う方もいるでしょう。そこでスマイルティース編集部おすすめの歯間ブラシをご紹介します。

やわらか歯間ブラシ I字型 ゴムタイプ/Proteeth


柔らかいゴムタイプの歯間ブラシです。

柔軟に曲がり歯茎を傷つけにくいため、歯間ブラシ初心者の方が使いやすい商品です。1箱に150本入った、お得なパッケージでコストパフォーマンスが高いです。(ゴムタイプの歯間ブラシは使い捨てとなります。)

サイズはSSSS~Mがあります。歯間ブラシの先端がSSSSで、持ち手に近くなるほど太くなりますので、歯間の幅に合わせて差し込み方を調整しながら使用しましょう。

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ルシェロ 歯間ブラシ/GC(ジーシー)


ブラシ部分を付け替えて使用する、ワイヤータイプの歯間ブラシです。

SSSS、SSS、SS、S、M、L、LLと、7サイズ展開していますので、さまざまな大きさの歯間部を清掃できます。ハンドル部分がとても長く、奥歯の歯と歯の間を楽々清掃できます。また、ヘッドの向きを変えられるのでとても使いやすいです。

ブラシがヘタったら交換できるため、ごみの量が少なくて済みます。「GC(ジーシー)」は歯科材料や関連機器を扱っている会社で、歯科医院でもよく販売されている歯間ブラシです。

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