デンタルフロスの頻度は1日1回就寝前!正しい使い方で虫歯と歯周病予防

この記事では、デンタルフロスの適切な使用頻度や、使用のタイミング、正しい使い方について紹介します。

デンタルフロスの頻度は1日1回がおすすめです。虫歯、歯周病予防だけではなく口臭予防にも効果があります。以降で詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

デンたるフロスの頻度は1日1回、就寝前がおすすめ


デンタルフロスの理想の頻度は朝、昼、就寝前の1日3回。しかし、毎朝デンタルフロスを使うことや、働いている方、学校に通っている方は昼食後に歯ブラシやデンタルフロスを使うことは難しい場合が多いです。

毎回の歯磨きのタイミングで使用しても大丈夫ですが、最も継続しやすく効果を出すための頻度は1日1回、就寝前の歯磨きの前にデンタルフロスを使うことがおすすめです。

デンタルフロスの使い方や、歯間ブラシの使用頻度が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

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デンタルフロスは就寝前の使用がおすすめな理由

就寝前にデンタルフロスがおすすめな理由は、寝ている時は唾液の量が少なくなり、歯垢が溜まりやすく、菌が繁殖するためです。

一方で日中は、食べたり話す事で頬や舌の筋肉が動き、唾液を出すことで歯垢の付着をつきにくいのです。菌を繁殖させないためにも、就寝前のデンタルフロスがおすすめです。

歯垢には1mgの中におよそ300種類1億個の菌が存在しています。その歯垢には虫歯や歯周病の原因菌も含まれています。

歯垢が溜まったままの状態で放置すると、歯肉に炎症を起こします。さらにそのまま放置してしまうと歯を支える骨を溶かしてまい、歯周病を発症します。虫歯のできやすい歯と歯の間に、歯垢が溜まったままの状態が続いてしまうと菌が悪さをし、虫歯の原因につながるので注意しましょう。

就寝前にデンタルフロスで歯垢を除去することで虫歯、歯周病予防ができます。さらに翌朝の口の不快感も軽減できます。

就寝中の菌の繁殖を防ぐ

どんなに丁寧に磨いても、歯ブラシの歯垢除去率は58%ですが、デンタルフロスを併用した場合は86%まで汚れを落とすことができ、菌の繁殖防止に効果的です。

前述のとおり、就寝中は抗菌効果のある唾液量が減ってしまう為、口の中の菌が繁殖しやすい環境になります。歯と歯の間の汚れをそのままのして寝しまうと、虫歯菌も歯周病菌も繁殖してしまい、病気が進行してしまう原因になります。

就寝前にデンタルフロスを使用することで「歯と歯の汚れを落として虫歯、歯周病予防」や「口臭の改善」などの効果が期待できます。また、デンタルフロスを使用したときの引っ掛かりなどの感触で「詰め物、被せ物状態チェック」もできます。

就寝前はデンタルフロスの習慣化がしやすい

デンタルフロスを習慣化するポイントは、以下のとおりです。

  • 就寝前の歯磨き前にデンタルフロスを使う
  • 目に触れる場所に置く
  • 自分にあったフロスを選ぶ

就寝前の歯磨きはすでに習慣化されてる方がほとんどでしょう。歯磨きの前にデンタルフロスをすることは、習慣化しやすくなるコツの1つです。歯ブラシの隣に置くなど、目の触れる場所に置くことによって忘れることを防ぎます。

デンタルフロスはドラッグストアやコンビニでも簡単に手に入ります。種類も豊富でホルダータイプや糸状のロールタイプがなどがあります。

はじめてデンタルフロスを使うのであれば、初心者でも取り扱いやすいホルダータイプがおすすめ。習慣化ができたら歯垢除去率が高いロールタイプに移行して歯垢除去率を高めましょう。

いまやコンビニやドラッグストアで手軽に購入できるデンタルフロス。数百円で虫歯や歯周病の予防につながるので、ぜひデンタルフロスの習慣化を目指したいものです。

歯石になるのを予防する

個人差もありますが、歯垢は4〜8時間で固まりはじめ、2〜3日で歯石になります。毎日デンタルフロスを行うことで、歯石になることを防ぎます。歯石自体には毒性はありませんが、歯石は放置すると虫歯や歯周病を進行させてる原因になってしまうので、注意しましょう。

歯石になってしまうと歯磨きで除去するのは難しく、歯科医院で取り除く必要性がでてくるため、予防を心がけることが大切です。

歯磨き前のデンタルフロスで歯垢の除去率アップ


歯磨きの前にデンタルフロスを使うメリットは2つあります。

  • 習慣化しやすい
  • 歯と歯の汚れを解きほぐし、歯ブラシでさらに取り除く

ついつい「面倒くさい」と毎日継続して行いにくいデンタルフロスですが、習慣化するポイントの1つはすでに習慣化されてることとセットで行うことです。すでに習慣化している歯磨きとデンタルフロスをセットにすることでデンタルフロスの習慣化がしやすくなります。

また、歯磨き前にデンタルフロスを使うことで歯垢を効率よく除去できます。

汚れを細かく解き解した後に歯磨きをすると、歯ブラシによってさらに細かい汚れまで取り除くことが可能です。

デンタルフロスの頻度は1日1回、就寝前に行って虫歯と歯周病を予防


毎日のデンタルフロスと歯磨きを使用することによって虫歯や歯周病予防、さらに口臭まで予防ができます。

アメリカでは20年前に「Floss or Die」という歯周病予防のスローガンが掲げられました。直訳すると「フロスをしますか?それとも死にますか?」という衝撃的な言葉ですが、歯科業界では知らない方はいないくらい有名な格言です。アメリカでは歯ブラシだけではなくデンタルフロスや歯間ブラシなど補助的な道具も重要視されています。

歯周病は口の中の問題だけではなく、全身の疾患にも関わりがあることがわかっています。歯周病は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、早産、低体重児出産、糖尿病の原因の1つといわれています。
デンタルフロスは虫歯を予防するのはもちろん、歯周病予防にも役に立ちます。自分自身の健康の為にもデンタルフロスを1日1回就寝前にはじめてみませんか?

デンタルフロスや糸ようじの使い方を知りたい場合は、以下の記事も読んでみてください。

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スマイルティース編集部のおすすめデンタルフロス


日々のフロッシングにおすすめなデンタルフロスを3つご紹介します。


GC-ルシェロ-ミントワックス

約1400本のマイクロファイバーでできたフロスで、歯と歯の間の汚れを強力に絡め取ります。ミントフレーバー付きのワックス加工がされているので、爽快感があって初心者にも使いやすいです。

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クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ

奥歯に使いやすいY字型のホルダーに、洗って再度使用できるフロスがセットされています。毛羽立ちやへたりがでにくい強度のあるデンタルフロスです。

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リーチ デンタルフロス フッ素


虫歯菌の抑制、資質強化、歯の再石灰化で虫歯から歯を守るフッ素加工がされた、糸巻きタイプのフロスです。歯垢を除去しながら、歯と歯の間にまでフッ素を行き渡らせる優れものです。

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