デンタルフロスの種類と選び方・おすすめの商品をご紹介!

この記事では、デンタルフロスの種類・違いや、選び方を解説いたします。

デンタルフロスには「ロールタイプ」「ホルダータイプ」などの種類があり、目的によっておすすめのタイプは異なります。詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

デンタルフロスの種類とおすすめの選び方


デンタルフロスの種類は大きく分けて、ロールタイプ(糸まきタイプ)とホルダータイプ(糸ようじタイプ)の2種類です。

それぞれの特徴や、どんな人におすすめかを紹介します。

【ホルダータイプ(糸ようじ)】はフロス初心者におすすめ

プラスチック製のホルダー(持ち手)に、フロスが取り付けられているタイプです。

「糸ようじ」「フロスピック」「ハンドルタイプのフロス」ともよばれます。フロス初心者の方でも操作しやすいのが特徴です。

片手で簡単に清掃でき、糸を切る作業が必要ないため、初めてフロスを使う方の導入や、指での操作が難しい方におすすめの商品です。

デメリットは、糸巻きタイプより割高になることや、ごみが出ること。また小回りが利きにくいため、歯並びによっては清掃しづらい箇所があるかもしれません。

■F字型ホルダータイプは前歯におすすめ


コンパクトでシンプルな形で、前歯に使いやすいです。

コストパフォーマンスがY字型よりも高いというメリットがあります。前歯の歯と歯の間を簡単に清掃したい方や、歯間ブラシを始めて使用する方におすすめです。

■Y字型ホルダータイプは奥歯におすすめ


奥歯に使いやすい形です。

フロスに慣れていない方でも、簡単に奥歯の歯間部の清掃を行うことができます。

特に、奥歯の歯と歯の間は歯垢が残りやすく、虫歯や歯周病になりやすい場所です。
普段フロスを使っていない方は、Y字型のホルダータイプフロスを取り入れ、奥歯の歯と歯の間を清掃してみましょう。

【ロールタイプ(糸まきタイプ)】は歯垢除去率が高くて経済的なフロスが欲しい人におすすめ


ホルダーが無い、糸だけのタイプのデンタルフロスです。裁縫用の糸のように巻かれていて、使う分だけカットします。

一回当たりの費用が安く経済的なのがメリット。フロスに慣れている方には、糸まきタイプのフロスがおすすめです。

奥歯、前歯問わず使いやすく、さまざまな角度から挿入でき、動かしやすいため歯垢除去率が高いです。

歯並びが整った部分はもちろん、歯並びがデコボコしている部分にも対応できます。

また、フロスが抜けなくなった時に、指から外して横に引っ張り取ることができます。そのため、被せ物がある歯が脱離するトラブルが起こりにくいです。

指に巻きつけて歯と歯の間に入れ使うため、ある程度の慣れが必要となります。

■【ワックスタイプ】は歯と歯の間が狭い人におすすめ

糸がワックス加工されているので、滑りがよく使いやすいです。

入りやすく、ほつれにくいので、歯と歯の間が狭い方はワックス付きのフロスがおすすめ。

初めてフロスを使う方は、ワックス付きを選ぶと使いやすいでしょう。

■【ノンワックスタイプ(アンワックス)】は歯垢除去率の高さを求める人におすすめ

ワックス加工がされていないフロスです。

ワックスありのフロスよりも、より歯垢をかき出すことができます。歯と歯の間が広めの方におすすめです。

歯と歯の間が狭いところは、引っかかりやすいというデメリットがあります。

■【エクスバンドタイプ(スポンジフロス)】は歯間が広めの人におすすめ

唾液や摩擦によって、スポンジのように膨らむタイプのフロスです。膨らむため、しっかりと汚れを絡め取ることができます。

歯間が広めの方にはおすすめですが、糸が太目なので、歯と歯の間が狭いところには入りにくいというデメリットがあります。

【スーパーフロス】はブリッジ・インプラント・ワイヤー矯正中の方におすすめ

ロールタイプのデンタルフロスをあらかじめ切ってあり、両端が硬く加工されているタイプのフロスです。

普通のデンタルフロスを挿入することができない、ブリッジのポンティック(ダミー)基底部(裏面)などの清掃におすすめの商品です。

硬く加工された部分から歯間に通し、柔らかい部分を上下に動かすことで、しっかりとブリッジのポンティック基底部や、ワイヤー矯正治療中の歯の側面、インプラント部などを清掃できます。

歯間ブラシが入らないような、細い隙間も清掃可能です。

スーパーフロスの他、「フロススレッダー」という普通のロールタイプのフロスと合わせて使う糸通しのような役割の商品もあります。

以下の記事でも、デンタルフロスの使い方や使用頻度、選び方についてまとめています。ぜひ参考にしてください。

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デンタルフロスの素材


デンタルフロスに使われる主な素材は「ナイロン」「ポリエステル」「ポリエチレン」です。

それぞれの特徴について紹介します。

ナイロン

摩擦性が高く、汚れが取れやすい素材です。
使用方法によっては、痛みを感じることがあります。

ポリエステル

細く柔らかい素材で、痛みを感じにくいです。

摩擦性が低くので、汚れはナイロンよりは落ちにくいです。
ナイロンを何百本も束状にして、汚れを絡めとる面を増やした構造のフロスが販売されています。

ポリエチレン

ポリエステルよりも強度があり、切れにくい素材です。

プラスアルファの効果があるデンタルフロスもおすすめ


デンタルフロスは、さまざまなプラスアルファの効果のある商品が販売されています。

フッ素が配合されたフロス

虫歯予防に効果的な、フッ素がフロスにしみ込んでいるフロスです。
歯と歯の間の虫歯を予防します。

ステイン除去効果のあるフロス

クレンジングフロスともよばれます。

清掃シリカなどの研磨剤が、フロスに配合されているため歯と歯の間のステイン(着色汚れ)を除去することができます。

ただ、歯肉や歯根部は研磨剤によって傷つきやすいため、フロスを歯周ポケットへ入れないよう注意が必要です。

フレーバーのあるフロス

・ミントフレーバー
・ペパーミントフレーバー
・フルーツフレーバー
・キシリトール配合
・天然成分配合

さまざまなフレーバーのあるフロスが販売されていますので、お好みに合わせて選びましょう。

子ども用のフロスは、フルーツフレーバーなど甘みのある商品や、フレーバーなしの商品が人気です。

デンタルフロスは薬局やネットショップなどで手軽に購入できます。

おすすめのデンタルフロスを紹介するので、歯をきれいに保ちたい方はぜひ参考にしてください。

スマイルティース編集部のおすすめデンタルフロス


日々のフロッシングにおすすめなデンタルフロスを3つご紹介します。

GC-ルシェロ-ミントワックス

約1400本のマイクロファイバーでできたフロスで、歯と歯の間の汚れを強力に絡め取ります。ミントフレーバー付きのワックス加工がされているので、爽快感があって初心者にも使いやすいです。

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クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ

奥歯に使いやすいY字型のホルダーに、洗って再度使用できるフロスがセットされています。毛羽立ちやへたりがでにくい強度のあるデンタルフロスです。

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リーチ デンタルフロス フッ素


虫歯菌の抑制、資質強化、歯の再石灰化で虫歯から歯を守るフッ素加工がされた、糸巻きタイプのフロスです。歯垢を除去しながら、歯と歯の間にまでフッ素を行き渡らせる優れものです。

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