ホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシで本来の歯の色へ

スルガ

電動歯ブラシにはホワイトニングモードを搭載している機種が販売されています。電動歯ブラシで歯は白くなるのか?電動歯ブラシの選び方を解説します。

この記事の結論

・ホワイトニングモードは完全に沈着する前のステインやヤニを除去
・ホワイトニングモード搭載の機種を選ぼう
・歯を白くする有効成分が配合している歯磨き粉を併用しよう

電動歯ブラシのホワイトニングモードは完全に沈着する前のステインやヤニを除去


外因性によって歯に付着したステインやヤニは、完全に沈着する前の電動歯ブラシで除去することができます。

歯が着色する原因は内因性と外因性に分けられます。内因性は、歯の表面(エナメル質)の下にある組織(象牙質)の色が透けて見えることから、歯が黄色く見えます。日本人は歯のエナメル質が薄いので歯が黄色く見えることが多いです。

外因性は湯飲みに茶渋がつくように、歯も同じように着色します。コーヒーや紅茶に含まれているタンニンや、タバコに含まれているヤニによって歯にステインが沈着して歯を茶色くさせます。

電動歯ブラシのホワイトニングモードは、完全に沈着する前のステインやヤニを除去することができます。しかし、神経を抜いて歯が変色していたり加齢によって歯が黄ばんでいる場合、歯科医院で歯を漂白するホワイトニングが必要です。

ホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシの選び方


各メーカーからホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシが販売されていますが、どれを選んでいいか悩みがちです。有効的にステインを除去する電動歯ブラシの選び方を紹介します。

  • 駆動方式で選ぶ
  • 価格で選ぶ
  • ホワイトニングモード搭載を選ぶ
  • 専用のブラシが付属しているかチェック/li>
  • 口コミをチェック
  • 有名なメーカーから選ぶ

駆動方式で選ぶ

電動歯ブラシの駆動方式は3種類あります。

  • 振動タイプ
  • 音波・超音波タイプ
  • 丸型の回転ブラシ

購入の際は充電方法も考慮しておくと利便性が向上します。電動歯ブラシには充電式、乾電池式があり、自宅で使用するなら充電式、外出先で使用するなら乾電池式が非常に便利です。

振動タイプ

振動数が音波・超音波タイプと比較すると弱いため、歯や歯肉の刺激が少なくやさしく磨けます。内部のモーターでヘッドを振動させており、毎分3000~7000回振動します。

乾電池式を搭載していることが多く、外出先の使用に向いています。

音波・超音波タイプ

初めての電動歯ブラシでも扱いやすく、振動によって汚れをしっかり落とすことができます。音波タイプは毎分30,000~50,000回、超音波タイプ は毎分1,000,000~1,500,000回振動します。

自宅でのメインで使用したい場合は、この音波・超音波タイプはおすすめです。

丸型の回転ブラシ

1本ずつしっかり磨くことができるので、歯垢除去率は高いものとなっています。

かむ面の歯垢除去力は高いですが、円形の外側の毛先を使って歯と歯肉の間を磨くようなテクニックが必要となります。

ホワイトニングモード搭載を選ぶ

効率よくステイン除去するなら、ステイン除去に特化したホワイトニングモードを搭載している機種を選びます。通常の電動歯ブラシでも、沈着前のステインを除去する効果があります。

価格で選ぶ

電動歯ブラシは数百~数万円のものまで幅が広いので、自分の予算に応じて購入するのも良いでしょう。

ただし、ブラシの交換頻度が2~4ヶ月です。ランニングコストも含めて価格を考慮しましょう。純正品以外の交換ブラシも安く販売していますが、使用感が異なったり、歯肉を傷つけたりする可能性があるので交換ブラシは純正品がおすすめです。

専用の歯ブラシが付属しているかチェック

ホワイトニングを目的とした専用のブラシが付属していると、ステインが落としやすくなります。購入前にチェックしてみましょう。

専用ブラシが付属している機種もあれば、別売りでブラシを販売しているメーカーもあります。

口コミをチェック

実際に使ってみないと使用感が分らないので、事前に口コミをチェックするのも一つの目安になります。

例えば、磨いた後の歯がツルツルしているなど、自分が望んでいる使用感を達成しているか調べてから購入するとよいでしょう。

有名なメーカーから選ぶ

有名メーカーであれば、保証や品質がしっかりしているため安心して購入することができます。

電動歯ブラシの有名メーカー

  • フィリップス
  • ブラウン
  • パナソニック
  • オムロン

ステインを除去する歯磨き粉を使って、より効果的に電動歯ブラシを使おう


ステインを除去する有効成分が配合されている歯磨き粉を併用すると、ホワイトニング効果がさらに期待できます。また、歯の汚れの除去と歯の表面をコーディングして汚れの付着を予防がでる成分にも注目です。パッケージの裏の「薬用成分欄」に記載されているのでチェックしてみましょう。

ステイン除去成分

  • ポリリン酸ナトリウム
  • ポリエチレングリゴール(PEG)
  • ポリビニルピロリドン(PVP)
  • ピロリン酸ナトリウム

汚れの定着を防ぐ成分

  • ポリリン酸ナトリウム
  • ハイドロキシアパタイト

落としきれないステインや歯を白くしたい場合は歯科医院に相談しよう


電動歯ブラシや歯磨き粉のホワイトニングと歯科治療で行われるホワイトニングは、別ものです。ステインが沈着して落としきれないときや、天然の歯の色を白くしたい場合は、歯科医院で以下の施術を受けるとステインの除去や歯の漂白ができます。

  • PMTC
  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング
  • ウォーキングブリーチ

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

歯科医師や歯科衛生士が専用の機械を使って歯をクリーニングする処置のことです。歯ブラシでは落としきれない汚れやステインを取り除きます。

費用はおおよそ3,000~8,000円です。施術を行う歯科医院、内容、使用する機器、時間によって異なります。ステイン自体は悪さをしないので、予防目的となり保険が適用しない場合があります。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングのことで、薬剤を使用して歯を白くします。1~2回の施術で1~3段階歯が白くなり効果が感じられます。

費用は30,000~50,000円ほど。短い時間で歯を白くするため、後戻りしやすいですが、歯科医院でのクリーニングやタッチアップをしっかり受けることで、白さを長持ちさせることができます。

ホームホワイトニング

専用のマウスピースを歯科医院で作製し、自宅で行うホワイトニング方法です。マウスピースにホワイトニングの薬剤を入れて、3~5時間装着します。

費用は30,000~50,000円ほど。効果が得られるまでに2週間~1ヶ月続ける必要がありますが、一度マウスピースを作製すれば、薬剤のみ購入ができるので続けやすいのがメリットです。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。併用することで効果が現れやすくなり、色のムラを防ぎます。

費用は60,000~80,000円ほどと高額になりますが、歯科医院によってコースやセット価格を設けていることがあります。

ウォーキングブリーチ

神経を抜いて黒ずんだ歯に行うホワイトニング方法です。神経を抜いた歯はホームホワイトニングやオフィスホワイトニングでは十分な効果が得られません。

一度治療した神経の管に詰めたものを除去して薬剤を入れて歯を内側から白くします。1~3週間ほどで効果が現れます。費用は1本1~3万円ほどとオフィスホワイトニングやホームホワイトニングよりも高額になることが多いです。

スマイルティース編集部おすすめホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシと歯磨き粉

天然の歯の白さを引き出すためには、ホワイトニングモードが搭載されている機種を選びましょう。合わせてホワイトニングの歯磨き粉を使うと、さらに効果が期待できます。そこでホワイトニングモードが搭載されている電動歯ブラシとホワイトニングの歯磨き粉を紹介します。

フィリップス ソニッケアー プレステージ シャンパン HX9992/21


1本のブラシで歯垢除去・ステイン除去・歯肉のケアができる2021年モデルのソニッケアー。スリムでコンパクトなUSB充電付きトラベルケースが付属しているので、持ち運びにも便利です。電動歯ブラシの選択に迷ったらこの一本。

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ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ PRO2 D5055133XWT ホワイトアラバスター


丸型の回転ブラシのブラウンオーラルBは、世界でも使用されているブランド。歯、歯肉、舌といった歯の基本ケアをおさえたモードに、ホワイトニングモード搭載して効率よくステインを除去します。

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PEG400が配合されており、汚れを浮かしてステインやヤニを除去。毎日のお手入れで歯本来の色に導きながら、ステインの付着を予防します。歯ブラシを濡らさずに磨き始めるのがポイント。ドラッグストアでは置いていない歯科専売の商品です。

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