歯の色や白さを決めるシェードガイドとは?見方や日本人の平均色を解説

セルフホワイトニングが普及し、歯科医院や歯科技工所以外でも使用する機会が増えている「シェードガイド」の、見方や使い方などを詳しく解説していきます。

この記事の結論

・シェードガイドは、歯科医院や歯科技工所などで日常的に使用されている色見本
・歯の色をと照らし合わせて見ることで、明るさや白さの指標とする
・日本人のシェードはA3~3.5、欧米人はA2~2.5が標準的

おすすめのマウスピース矯正器具 スマイルトゥルー
【スマイルトゥルーの特徴】
・透明だから目立たない
・最短3ヶ月で理想の歯並びに
・お財布に優しい料金
・お手入れが簡単
スマイルトゥルーの公式ページを見る

シェードガイドとは歯の色見本

シェードガイドとは、簡単に言うと色見本のことです。

歯の色をシェードガイドと照らし合わせて見ることで、明るさや白さの指標(客観的評価)とするために使用します。

さまざまなメーカーが販売しており、そのメーカーの商品に合わせた色見本となっています。

シェードガイドには歯の明度だけを評価するものもあり、白く明度が高いものから黄色っぽくて明度が低いものまで16段階で分類することができます。

シェードガイドの見方・使い方


シェードガイドは歯の色相を赤茶色がベースの色味(Aタイプ)、赤黄色がベースの色味(Bタイプ)、灰色がベースの色味(Cタイプ)、赤灰色がベースの色味(Dタイプ)などにグループ分けし、さらにそれぞれの色相別に明度を3~4段階に分けて表しています。

世界的に使用されている、VITAシェードガイドの見方

歯の色調の標準として世界的に使用されているドイツのVITA(ビタ)社が製造しているVITAシェードガイドでは、色味をアルファベットと数字を組み合わせて16段階で表しています。

数字が小さいほど、色味が明るいことを意味します。

  • Aタイプ:赤茶色がベースの色味
    A1、A2、A3、A3.5、A4の5タイプ
    日本人の多くの方はこのAタイプに属しています。
  • Bタイプ:赤黄色がベースの色味
    B1、B2、B3、B4の4タイプ
  • Cタイプ:灰色がベースの色味
    C1、C2、C3、C4の4タイプ
  • Dタイプ:赤灰色がベースの色味
    D2、D3、D4の3タイプ

左側から右側にいくにつれて色味が濃く暗くなります。

B1 A1 B2 D2 A2 C1 C2 D3 A3 D4 B3 A
3.5
B4 C3 A4 C4

一般的な日本人のシェード

日本人の多くの方はAタイプに属しておりA3~3.5が標準的で、欧米人はA2~2.5程度です。

歯の色は個人差が大きく人種やそれまでの生活習慣など、さまざまな要因によって色が異なります。これはエナメル質の層の厚さが関係しており、日本人はエナメル質が薄いため下の層の象牙質の色が透けて見え黄色っぽい色で、欧米人はエナメル質が厚く象牙質の色が透けにくいので白っぽい色に見えます。

シェードガイドを使う際の注意点

歯科医院のライトの色によって違って見えるため、基本的にライトを消して自然光のもとで評価します。日中の自然光か、間接的な照明の下でシェードテイキングを行いましょう。

また歯の上部と根元で色味が異なる場合は、それぞれのシェードを細かく丁寧に確認します。

シェードガイドを使用する場面

ホワイトニングをするとき

ホワイトニングの前にどの程度まで白くしたいのか患者さんの希望を確認するために、シェードガイドを使用します。

歯の色は見慣れてしまいホワイトニングの効果が分かりにくくなるため、ホワイトニングをする前にシェードガイドを使用して患者さんの歯の色を確認しておきます。

歯によっても白さが異なるため一番色が明るい歯と暗い歯の両方の色をチェックし、ホワイトニングをしたあとに何段階色が明るくなったかを評価しホワイトニングの効果を確認します。
【関連記事】
おすすめのホワイトニングの方法を解説|特徴別におすすめの歯科医院を紹介
知らないと後悔する!?オフィスホワイトニングの効果と基礎知識
ホワイトニングの種類5選!それぞれの効果・費用・通院頻度などまとめ

被せもの・詰めものを作るとき

患者さんの歯の色味に合った被せものや詰めものにするための目安として使用します。

歯の上部と根元では色味が異なるため、詰めものや被せものを作る際は光を調整したり歯の表面を濡らしたりしながら、ほかの歯や肌の色とのバランスを見つつ1本の歯を細かいパーツに分けて色味を調整して決定します。

決定したらシェードガイドの番号で具体的な色味を歯科技工士に伝えることで、より自然の歯に近い被せものを作製してもらえます。

前歯部を全体的に被せものにする場合は、患者さんの希望に合わせて元の歯より白めのシェードで作ることもあります。

ただ、患者さんに白い歯にしたいという希望があっても隣接している歯や肌の色とのバランスを見たときに被せものの色が白く浮き過ぎていると不自然な印象を受けてしまいます。

そこでシェードガイドを使用して、患者さんと相談しながらイメージのすり合せをして色味を決定します。

まとめ


シェードガイドと歯の色を照らし合わせて見ることで、歯の明るさや白さを客観的に評価することができます。

歯の色は見慣れてしまいホワイトニングの効果が分かりにくくなりがちですが、ホワイトニングをする前後にシェードガイドを使用して歯の色を確認しておけば、ホワイトニングの効果を実感できるでしょう。

ご自身の歯の色をシェードガイドで確認してみたい方は、ホワイトニングの無料カウンセリングを体験してみてはいかがでしょうか。

歯を白くするならホワイトエッセンスがおすすめ


ホワイトエッセンスは、北海道から沖縄まで全国に271医院近くをフランチャイズ展開している医院で、無料カウンセリングを実施しています。

歯科医院の技術にエステの心地よさを取り入れ、歯だけではなく歯肉や唇のケアも受けることができ、笑顔を魅力的にするメニューが充実しているため、美容院に通うような感覚で通えます。

オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは19,900円(税抜)からがあり、自分のなりたい歯の色に合わせてコースを選べます。

施術のクオリティに対しての価格は比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスはかなり高いです。

ホワイトエッセンスの公式HPはこちら
【関連記事】
ホワイトニングは一回でも効果ある?持続時間や一回でどれくらい費用が必要かを解説
ホワイトニング大手3社を徹底比較!最適なクリニックの選び方も解説
デュアルホワイトニングを解説!即効性と持続性が高いホワイトニング