口ゴボ悩みは矯正で解消できる?治らない原因も解説

ネットやSNSで見かけるようになった「口ゴボ」という言葉ですが、それだけ口元の悩みを持っている方が多くなったのではないでしょうか。

日本人の顔貌は鼻が低めで顎が小さいという傾向があるため、特に日本人に多い悩みなのかもしれません。

口ゴボは矯正で改善できます。口ゴボの治療方法と治らない原因について詳しく解説します。

この記事の結論

・口ゴボは口元が突出している状態のこと
・子どもは骨格の成長を利用し、大人は歯と骨格を動かして治療できる
・口ゴボはワイヤー矯正、マウスピース矯正、インプラント矯正、セラミックで治せる
・遺伝による骨格的な口ゴボ、舌や呼吸の癖による口ゴボは、矯正だけで治らないことがある

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口ゴボとは?


口ゴボとは歯科の専門用語ではないため明確な定義はありませんが、口元が突出している状態のことを指します。

歯科の専門用語でその状態を表すなら「上下顎前突」が当てはまります。

Eライン(エステティックライン)は一つの判断基準になるでしょう。口ゴボの場合、Eラインより上下の唇が大きくはみ出しています。

Eラインとは、鼻の先端と顎の先端を結んだ直線のことです。横顔の美しさのバランスの目安で、Eラインよりも唇が少し内側に入っていることが理想の横顔とされています。

口ゴボは上下の前歯が唇側に傾斜しているか、上下の歯と歯槽骨(歯を支えている骨)全体が前方に飛び出しているため口元が突出します。

リラックスしているときには口がポカーンと開いてしまう方が多く、口を閉じようとすると口元の筋肉に不自然な力が入ってしまい、オトガイ(下唇の下の部分)に梅干し状のしわができることがあります。

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口ゴボを矯正で治す方法


口ゴボは歯列矯正で治ります。子どもは骨格の成長を利用し、大人は歯と骨格を動かして治療します。

主に矯正装置を使用した治療を行いますが、骨格的な問題があるケースでは外科的処置を必要とすることもあります。

口ゴボを治すには、以下の方法が有効です。

  • ワイヤー矯正で治す
  • マウスピース矯正で治す
  • インプラント矯正で治す
  • セラミックを被せて治す

ワイヤー矯正で治す

ブラケット(歯の表面に付ける突起物)を歯のどこに付けるかによって「表側矯正」「リンガル矯正(舌側矯正)」「ハーフリンガル矯正」の3つの方法に分けられます。

最もメジャーな矯正方法で治療実績が多いです。自分で取り外すことはできませんが、幅広い口ゴボの症例に対応できます。

マウスピース矯正で治す

透明のマウスピースを使用するため、見た目が気になりにくい矯正方法です。段階に合わせて新しいマウスピースに交換しながら歯を少しずつ移動させるので、比較的痛みも感じにくいのが特徴です。

また、自分で取り外せるので食事に制限が無くいつも通り食べられ、歯磨きを行いやすいため虫歯になるリスクも抑えられます。

ただし、外せるからといって装置の装着時間を守らなければ矯正効果が低くなり矯正期間が長くなるので、自己管理をしっかり行う必要があります。

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インプラント矯正で治す

ワイヤー矯正と併用して行う矯正方法です。歯科矯正用のチタン製インプラントを歯槽骨(歯を支える骨)に埋め込みます。

インプラントを固定源にして矯正力を掛けられるため、短期間で効率的に治せます。

抜歯や顎骨の手術をしないで矯正できる症例が増えるため、ケースによっては矯正期間がワイヤー矯正の半分程度で済むこともあります。

埋め込むための手術が必要ですが、歯科矯正用のインプラントは人工歯根として使用するものとは違い非常に小さいので、大掛かりではなく短時間で終わります。

取り扱う歯科医院が少なく、治療費が他の矯正方法に比べると高額になることがネックです。

セラミックを被せて治す

健康な歯をひと回り削って、人工の歯を被せて見た目を整える方法です。歯を移動させる治療ではないため、圧倒的に短い治療期間で済みます。

しかし「口ゴボが治ったように見せる」方法なので、歯並びを根本的に改善することを目的とした他の矯正方法とは異なり、対応には限りがあります。

また、健康な歯を大きく削る必要があり、場合によっては歯髄(歯の神経)を抜くこともあるため歯の寿命が縮みます。あくまで被せものなので、取れたり欠けたり変色したりするリスクがあります。

口ゴボを矯正で治すのにかかる期間


口ゴボの状態により適応される治療方法と期間は異なります。

治療方法 治療期間
ワイヤー矯正で治す場合 2~3年ほど
マウスピース矯正で治す場合 1~3年ほど
インプラント矯正で治す場合

ワイヤー矯正のみの場合

より大幅に短縮

セラミックを被せて治す場合 1~3ヶ月ほどで終わる

口ゴボを矯正で治すのにかかる費用


口ゴボを治す費用は自費診療のため、状態や歯科医院によって異なります。

治療方法 治療費
ワイヤー矯正で治す場合 60~80万円ほど
マウスピース矯正で治す場合 60~100万円ほど
インプラント矯正で治す場合 100万円ほど
セラミックを被せて治す場合 1本につき10万円ほど

口ゴボが矯正で治らない原因


口ゴボの原因は遺伝、舌癖やおしゃぶりの長期使用、アデノイド顔貌などがあり、程度には個人差があります。

歯の傾きだけが原因の口ゴボは矯正治療で改善できますが、遺伝による骨格的な口ゴボ、舌や呼吸の癖による口ゴボは、矯正だけで治らないことがあります。

遺伝

骨格や歯の形、大きさなどの遺伝により結果的に口元が突出した状態になります。

骨格的な口ゴボは外科手術を伴う矯正で改善できる場合がありますが、理想通りに治らない可能性があります。

遺伝を防ぐことはできません。口ゴボや出っ歯の近親者がいる場合は、大人になる前から子どもの矯正で顎のバランスを整えておくなど、対処を検討すると良いでしょう。

日頃の癖

指しゃぶりや爪を噛む癖、舌を歯と歯の間に挿んだり前に出したりする癖なども上の前歯が前方に倒れるので、口ゴボの原因になります。

また、口呼吸をしていると、いつも口がポカーンと開いた状態になって口輪筋(唇の周囲を取り囲む筋肉)が弱って、舌の筋肉とのバランスが崩れてしまいます。そうすると舌の筋肉に前歯が押されて唇側に傾いて口ゴボになります。

日頃の癖は矯正治療で治せないため、矯正後も口ゴボの要因が残ります。そのため矯正治療で口ゴボを治しても後戻りしやすく、治らない場合があります。

まとめ


口ゴボは口元が突出している状態のことで、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、インプラント矯正、セラミック矯正で治せます。

遺伝による骨格的な口ゴボ、舌や呼吸の癖による口ゴボは、矯正だけで治らないことがありますが、状態は改善できるので歯科医院で相談してみると良いでしょう。

特にマウスピース矯正は治療前に治療後の歯並びを確認できるので、イメージがしやすくておすすめです。

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