【徹底解説】セルフホワイトニングの効果には注意!歯科医院との目的・効果の違いとは

セルフホワイトニングは自らホワイトニングすることを指し、ホワイトニングサロンやホワイトニングバーで行うなど方法はさまざまです。
歯科医院のホワイトニングとは使用する薬剤などの違いから、効果や費用は異なります。
そこで今回は、セルフホワイトニングはどのような人に合っているのか、効果はどの程度あるのか、ホワイトニング前に知っておくと便利な基礎知識をご紹介します。

この記事の結論

・セルフホワイトニングは歯科医師ではなく自分で行う方法
・セルフホワイトニングも効果がある
・セルフホワイトニングと歯科医院のホワイトニングは違う

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セルフホワイトニングとは

セルフホワイトニングとは、ホワイトニングサロン・バーなどで受けられるホワイトニングのことです。口への施術は医療行為であるため歯科医師・歯科衛生士など資格のある人しかできませんが、ホワイトニングサロン・バーには歯科医師・歯科衛生士がいません。

そのためすべて自分でホワイトニング作業することから、「セルフホワイトニング」と呼ばれます。

セルフホワイトニングする方法

セルフホワイトニングする方法には、大きく分けて以下2種類あります。

  • ホワイトニングサロン・バーで行う方法
  • 市販品で行う方法

ホワイトニングサロン・バーで行う方法

セルフホワイトニングと言うと、一般的なのはホワイトニングサロン・バーで行う方法です。歯科医院とは違い、文字通りサロンのような雰囲気の中でホワイトニングします。
ホワイトニングサロン・バーには歯科医師や歯科衛生士が在籍していません。またスタッフは歯科医師や歯科衛生士のように国家資格を持っておらず、口に触れるなどの医療行為ができません。

そのため虫歯や歯周病など歯に関する相談は基本的にできず、歯のクリーニングやホワイトニング、仕上げまですべて自分で行います。

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市販品で行う方法

市販されているホワイトニンググッズで歯を白くする方法です。これらもホワイトニングや仕上げまですべて自分で行うため、セルフホワイトニングと呼ばれます。市販のホワイトニンググッズには、「歯を白くする歯磨き粉」や「歯の消しゴム」などがあります。

サロンやバーでのセルフホワイトニングの流れ

ホワイトニングサロン・バーで行う、セルフホワイトニングの流れをご紹介します。

カウンセリング

まずカウンセリングを受けます。カウンセリングしてくれるのは歯科医師や歯科衛生士ではなく、セルフホワイトニングサロンのスタッフです。そのため虫歯や歯周病についての相談などはできません。主な内容は名前や連絡先などの記入や、手順の説明です。

自分で歯を磨く

カウンセリングが終わったら、セルフホワイトニングスペースで歯を磨きます。歯に汚れが残ったままセルフホワイトニングすると、効果を感じなかったりムラになったりするからです。

つまりこの歯磨きは、歯科医院のホワイトニングにおけるクリーニングの代わりです。ただし、歯科医院では専用器材や材料を使用してクリーニングするのに対して、あくまでも歯ブラシを使った普段の歯磨きです。

薬剤を歯の表面に塗る

歯磨きが終わると、ホワイトニング前の歯の色を確認します。セルフホワイトニングで、どの程度色に変化があったか知るためです。

その後唇を保護するためのクリームを塗り、薬剤がよく浸透するよう歯の表面の水分を拭き取ったら薬剤を塗ります。このときに使う薬剤も、歯科医院で使うものとは異なります。国家資格が無くても扱えるような、漂白効果の弱い薬剤です。

LEDライトを当てる

薬剤を塗った上からLEDライトを当てます。セルフホワイトニングで使う薬剤は、LEDライトと反応して歯の着色を落とします。

歯科医院のホワイトニングでもライトを当てますが、セルフホワイトニングとは種類が異なります。歯科医院で使用するのは薬剤のホワイトニング効果をより高められる医療用ハロゲンライトです。セルフホワイトニングで使用するLEDライトは歯科医院と同等の効果は期待できません。

薬剤を拭き取る

LEDライトを一定時間当てたら歯の表面の薬剤を拭き取ります。時間はタイマーで計るか、ライトが自動的に消えるよう設定されています。効果にムラが出ないよう、隅々まで薬剤を拭き取りましょう。

薬剤塗布〜拭き取りを何回か繰り返す

希望の白さになるまで、あるいはセルフホワイトニングのプランに合わせて薬剤塗布・ライト照射・拭き取りを繰り返します。この手順を何度も繰り返すことで、着色が落ちやすくなります。

再度自分で歯を磨く

仕上げにもう一度歯を磨いたら、セルフホワイトニングは終了です。薬剤が残っていると汚れや色が再付着しやすくなるため、丁寧に歯を磨きましょう。このようにセルフホワイトニングでは、歯のクリーニングから薬剤の塗布、仕上げまですべて自分で行います。そのため効果を実感できなくても、色ムラがあっても自己責任です。

セルフホワイトニングでも効果はある

セルフホワイトニングでは得られる効果は以下の通りです。

  • 本来の歯の色になれる
  • 着色や汚れを改善できる
  • 歯磨きや生活習慣に対する意識が向上する

ただし、歯の内面から黄ばんでいたり歯石などが原因で着色しているように見えたりしている場合はセルフホワイトニングで効果は得られません。

本来の歯の色になれる

セルフホワイトニングでは、着色やヤニを落とした本来の歯に近づけられます。歯の黄ばみや黒ずみの原因が着色であれば、元の歯の色に戻すだけでも十分効果を感じられるでしょう。

ただし、歯科医院のホワイトニングのように歯そのものの色を白くすることはできません。セルフホワイトニングするサロンやバーには資格を持った歯科医師や歯科衛生士がおらず、ホワイトニングは自分で行います。そのため資格や知識が無くても安全な薬剤・ライトを使用する代わりに、歯科医院のホワイトニングと比較すると効果はやや劣ります。

着色や汚れを改善できる

セルフホワイトニングは歯そのものを白くできないとはいえ、歯の表面の軽い着色や黄ばみであれば落とせます。

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歯磨きや生活習慣に対する意識が向上する

セルフホワイトニングする上で、自分の歯や口の中に興味・関心を持ちます。歯や口の中への意識が高くなると歯磨きや生活習慣に変化が起こり、虫歯や歯周病の予防に繋がることもあります。

セルフホワイトニングのメリット

歯科医院のホワイトニングと比較したときの、セルフホワイトニングのメリットは以下の通りです。

  • 安価にホワイトニングできる
  • 本来の歯の色を知れる
  • 知覚過敏が起こらない
  • 自分自身の歯や口の中への関心が高くなる

安価にホワイトニングできる

セルフホワイトニングのメリットは、安くホワイトニングを受けられることです。歯科医院のホワイトニングは効果が高いですが、医療行為であり保険が効かないため1回1万円以上かかります。それに対してセルフホワイトニングは1回2,000円〜5,000円ほどで行えます

お試しキャンペーンなどをしているホワイトニングサロンも多く、それを利用すれば数百円〜千円など、さらに安くできることもあります。

本来の歯の色を知れる

歯科医院に行く時間が無い方でも、歯の表面の着色を落とし本来の歯の色にできます。歯科医院でホワイトニングを受けなくても、セルフホワイトニングで十分に明るくて白い歯を取り戻せる可能性もあります。

知覚過敏が起こらない

セルフホワイトニングで使うジェルやペーストは、歯や歯ぐきに対して刺激が少ないのが特徴です。歯科医院のホワイトニングでは知覚過敏が起こることもありますが、セルフホワイトニングではしみたり痛みが出たりすることはほとんどありません。

自分自身の歯や口の中への関心が高くなる

普段何気なく行っている歯や口のケアに対して興味を持つことが、虫歯歯周病の予防に繋がります。セルフホワイトニングだけではなく、歯科医院で定期検診を受けることをおすすめします。

セルフホワイトニングのデメリット

安価で刺激の少ないセルフホワイトニングですが、デメリットもあります。

  • 効果が弱い
  • 自己責任である

効果が弱い

セルフホワイトニングのデメリットは、効果が弱いことです。セルフホワイトニングでは元の歯以上の真っ白な歯にはなれず、歯本来の色を取り戻すことが限界です。着色を落とすだけでなく、歯そのものの色を白くしたい場合は歯科医院のホワイトニングを選びましょう。

自己責任である

セルフホワイトニングでは虫歯や歯周病に気付かず施術したり、効果にムラがあったりしてもすべて自己責任です。ホワイトニングサロンには歯科医師や歯科衛生士がおらず、治療に関する相談もできません。

セルフホワイトニングと歯科医院でのホワイトニングの違い

セルフホワイトニングと歯科医院によるホワイトニングには大きな違いがあります。費用だけではなくホワイトニング効果にも差があることを理解し、歯科医院とセルフホワイトニングを上手く使い分けられると良いでしょう。

セルフホワイトニング 歯科医院によるホワイトニング
効果 表面の着色のみ落とせる 歯そのものを白くできる
かかる時間 数十分~1時間 1回あたり1~2時間
費用 数百~数千円 1回あたり1万円以上

効果

歯科医院のホワイトニングは、歯の表面の着色だけでなく歯そのものを白くできます。それに対してセルフホワイトニングでは、歯科医院と同等のホワイトニング剤は使えないため歯の表面に付着した着色しか落とせません。

  • 歯そのものをしっかり白くしたい
  • セルフホワイトニングでは効果が感じられなかった

などという場合は歯科医院でホワイトニングがおすすめです。

  • 歯科医院のホワイトニング後のケアをしたい
  • 簡単な着色が落とせれば良い

などという場合は、サロンや市販品でのセルフホワイトニングがおすすめです。まずはセルフホワイトニングを受けてみて、効果を感じられなければ歯科医院のホワイトニングを受けるというのも良いでしょう。

かかる時間

歯科医院のホワイトニングは、1回あたり1〜2時間かかります。それに対してセルフホワイトニングにかかるのは数十分〜1時間です。セルフホワイトニングの方が短時間のため、空いた時間で手軽に利用できます。

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費用

歯科医院のホワイトニングは医療行為であり、かつ保険が効かないことから多くの場合は1回あたり1万円以上費用がかかります。ホワイトニングは自由診療のため歯科医院によって料金設定に差があります。

それに対してセルフホワイトニングは安価で、1回あたり数百〜数千円でできるものがほとんどです。

まとめ

セルフホワイトニングは、歯科医院のホワイトニングと比較して安価で知覚過敏が起こりにくいのが特徴です。一方で、主に着色を取るのが目的であるため、歯そのものを白くはできません。

まずは、歯に付着した着色などの状態を含めて歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。

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