飲み会でのリテーナーの取り扱いは？注意したい飲み物や食べ物を解説
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矯正治療終了後は、整った歯並びを維持するためにリテーナーを装着する必要があります。
矯正終了直後は、歯科医師の指示によって若干時間は異なるものの、1日20時間以上、長い時間リテーナーを装着しなければならないことが多いです。
楽しい飲み会の場面では、リテーナーの管理が難しくなったり、装着時間が短くなったりします。リテーナー装着中に飲み会へ参加する際の注意点を理解し、きれいな歯並びを維持しましょう。
この記事の結論
・リテーナー装着時の飲み会では、飲食するときは外す・再装着を忘れないなど注意しなければならない
・むし歯のリスクを高める・リテーナーが着色する原因になるといった飲み物はリテーナー装着時には飲まない
・粘り気があったり歯に挟まったりするような食べ物を食べるときにはリテーナーを外す
目次
飲み会でのリテーナーの取り扱いで注意すること
飲み会でリテーナーの取り扱いで注意しなければならないことは、以下の通りです。
着脱が可能なリテーナーの場合、リテーナーの管理は自分自身で行う必要があります。友人と一緒であったり酔っぱらっていたりする飲み会では、特にリテーナーの管理が不十分になるため注意しましょう。
飲食するときは外す
リテーナーを装着したまま食事をすると、装置が破損したり傷ついたりする原因になります。
外す時間をできるだけ短くする
特にリテーナーを装着し始めは、歯並びが元の状態に戻ろうとする後戻りが起こりやすくなります。そのため、食事と歯磨き以外の時間は装着するなど、長時間のリテーナー装着を指示されることが多いです。
歯並びが安定するまでは、リテーナーを外す時間が数時間であっても後戻りする可能性があります。
飲み会のときは最寄駅やお店に入ってからお手洗いで外し、お店を出る前に必ず再装着するなどの工夫をしましょう。食べたり飲んだりする時間以外はできるだけリテーナーを装着してください。
再装着を忘れない
帰宅してから装着しようなどと考え、再装着を忘れて眠ってしまうと、リテーナーを装着していない時間が長くなります。後戻りが起こる可能性があるため、必ずリテーナーを装着してから眠るようにしてください。
歯を磨いてから装着する
食べかすが歯に着いた状態でリテーナーを装着すると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクが高まります。
通常であれば唾液が食べかすを洗い流してくれる自浄作用が働きます。リテーナーを装着していると唾液が循環しにくくなり自浄作用が低下するため、虫歯や歯周病にならないよう注意しなければなりません。
飲み会には歯ブラシセットを持参することをおすすめします。歯磨きが難しい場合はうがいをして、できるだけ食べかすを残さないようにしましょう。
紛失しないよう管理する
リテーナー装着中に飲み会に行く際は、忘れずにリテーナー用のケースを持参してください。専用のケースに入れることで破損したり傷ついたりするのも避けられます。
飲み会の最中にお手洗いなどで取り外して、そのまま洗面台の上などに忘れてしまうケースも多くあります。酔っぱらって注意散漫になる前にリテーナーを外し、専用ケースに入れてカバンの中にしまいましょう。
リテーナー装着中の飲み会で気をつけたい飲み物
基本的にはリテーナーを装着しているときは、水以外の飲み物を飲んではいけません。
以下の飲み物は、飲み会のあと歯磨きをせずにリテーナーを装着したときに、虫歯やリテーナーの着色・変形を引き起こす可能性があるので気をつけましょう。
糖分の含まれているアルコールやソフトドリンク
ジュースや炭酸飲料といった甘いソフトドリンクには、多くの糖分が含まれています。糖分は歯やリテーナーに付着して虫歯の原因になります。アルコールは、糖分が含まれているものと含まれないものがあります。
| 糖分を含むアルコールの種類 | 糖分を含まないアルコールの種類 |
|---|---|
糖分を含まないアルコールであっても、糖分を含む炭酸水やソフトドリンクなどで割ってある場合があるので注意しましょう。リテーナーを再装着する際は、歯に糖分が残らないよう歯を磨くことをおすすめします。
色の濃い飲み物
以下のような
赤ワインやお茶に含まれるタンニンなどのポリフェノールは着色の原因になります。透明なプラスチック製のマウスピースタイプのリテーナーは、特に着色が目立ちやすいです。
着色はリテーナーだけではなく歯にもするため、色が濃い飲み物を飲んだ後は歯磨きやうがいをすることをおすすめします。
温度の高いお茶や白湯
大部分がプラスチックやレジンで作られているマウスピースタイプやプレートタイプのリテーナーは、熱に弱い特徴があります。
リテーナーの素材や種類によって異なりますが、使用する水の温度が40°くらいまでと決まっている洗浄剤があることから、40°以上の飲み物は避けるのが望ましいです。
リテーナーが変形して装着できなくなると、作り直さなければならず費用が余計にかかります。新しいリテーナーを作っている間に歯並びの後戻りが進む可能性もあるため、リテーナーの変形には注意しましょう。
リテーナー装着中の飲み会では食べ物にも気をつけましょう
飲み会のあとに歯磨きをしないでリテーナーを装着しなければいけない場合は、飲み会での食べ物にも注意するといいです。
特に気をつけてもらいたい食べ物は以下の通りです。
もし飲み会のあとに全体的な歯磨きができない場合は、歯に挟まったりくっ付いたりしている食べ物だけでも、うがいや部分的な歯磨き・フロスなどで落としてからリテーナーを装着するのが望ましいです。
| 粘り気のある食べ物 | 歯に挟まるような食べ物 |
|---|---|
飲み会ではリテーナー装着中の注意点を理解して楽しみましょう
リテーナー装着期間は、リテーナーを着けたまま水以外の飲食をするのは避けなければなりません。
楽しい飲み会の場でリテーナーに気を使うのは煩わしいと感じることもありますが、何年もかけてきれいにした歯並びをキープするためにはとても大切なことです。
飲食の際はリテーナーを外し、歯磨きをしてから再装着するよう気をつけながら飲み会を楽しんでください。
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