手軽に自分の口臭をチェック!口臭チェッカーの使い方と活用方法

食べ物や生理的・病的なものが原因で誘発される口臭は、口臭チェッカーで手軽に測定できます。

口臭チェッカーは、自分の口臭を素早く客観的にチェックできるアイテムで、健康管理やエチケットに役立ちます。

今回は口臭チェッカーとはどのようなものなのか、活用方法や使い方を解説します。

この記事の結論

・口臭チェッカーは口臭があるか無いかをセルフチェックできる
・息を吹きかけて数秒待つだけで結果が出るので、人と会う前のエチケットにもおすすめ
・価格は1,000〜5,000円くらい
・口臭の原因の特定やアルコール測定器の代わりには使えない

口臭チェッカーとは

口臭チェッカーは家電量販店などで購入できる、口臭のセルフチェック用品です。以下のような特徴があり、人と会う前のエチケットや口臭ケアなどに役立ちます。

  • 口臭があるか無いかを手軽にセルフチェックできる
  • 口臭を数値化やレベル化して確認できる
  • 価格は1,000〜5,000円ほどである

口臭があるか無いかを手軽にセルフチェックできる

口臭の原因物質であるメチルメルカプタンや硫化水素、ジメチルサルファイドに反応して口臭の有無を確認できます。

市販の口臭チェッカーは歯科医院で使用するものより精度は落ちますが、エチケットとして食後や人と会う前に手軽にセルフチェックできるのが魅力です。

口臭を数値化やレベル化して確認できる

測定した口臭は、製品によって数値化もしくはレベル化してディスプレイに表示されます。自分の口臭が、誰にでも起こるレベルのものなのか相手が不快に思う可能性があるレベルなのかを客観的に確認できます。

口臭チェッカーを使わずに、自分の指についた唾液を嗅ぐ・コップやビニール袋の中に息を吹き掛けて自身の口臭をチェックするなどの方法もあります。ただし、自分の嗅覚で判断するため指標が分かりにくく曖昧で客観的な判断は難しいでしょう。

価格は1,000〜5,000円ほどである

口臭チェッカーの価格は1,000円~5,000円ほどで、家電量販店やネットショッピングで購入できます。ポーチに入る大きさのハンディタイプが主流で、持ち運びしやすく外出先で使用しやすいのが特徴です。

口臭チェッカーの活用方法


口臭の原因は食べ物や口・全身の病気によるものなどさまざまです。口臭チェッカーは、エチケットとしての口臭対策だけでなく体調管理にも活用できます。

体調管理の一環として使う

ある日を境に慢性的な口臭を感じる場合は口や全身の病気に罹っている可能性が考えられ、口臭チェッカーを体調管理として取り入れるのも良いでしょう。

朝起きた直後の口臭は唾液の分泌が減って口が渇きぎみで臭いが揮発しやすいため1日の中で一番強く、口臭チェッカーを使うのにおすすめのタイミングです。

口臭はさまざまな原因がありますが、毎日の測定を習慣化しておくと口臭の有無やレベルの変動から体調の変化に気づける可能性があります。

人と会う前のエチケットとして使う

仕事の商談やミーティングの前など、人と会う前に身だしなみの一環として使用します。

口臭が検出された場合は、歯磨きやマウスウォッシュで口腔ケアする・タブレットやガムを噛むなどの口臭対策を事前に行えます。

口臭ケア外来に行く前のセルフチェックとして使う

口臭が気になっていても歯科医院に行く時間が無いという方や、口臭外来や口臭専門クリニックには行きにくく相談に行くべきか迷っている場合でも簡易的に口臭レベルを測定できます。

口臭チェッカーの使い方


使い方は製品によって異なるので、正しく測定するために説明をよく読んで使用条件を守るようにしましょう。

口臭チェッカーを正しく使うポイントは以下の通りです。

  • 口臭チェッカーに息を吹きかける
  • 使用前にマウスウォッシュを使用しない

口臭チェッカーに息を吹きかける

電源を入れて口臭チェッカーの準備が整ったら、大きな口を開けセンサーにやさしく息を吹きかければ測定完了です。数秒後にディスプレイやランプなどで自身の口臭レベルを確認します。

機器によっては、使用後に本体を振ってセンサー周りの湿気や空気を喚起するなどのお手入れが必要です。

使用前にマウスウォッシュを使用しない

口臭チェッカーを使う前に臭いの強いマウスウォッシュなどでケアしてしまうと、それに反応して口臭ありと判定が出る場合もあるため使用状況に注意する必要があります。

口臭チェッカーの注意点


口臭チェッカーは口臭の有無やレベルを測定できますが、以下のことに注意しましょう。

  • 口臭の原因までは分からない
  • アルコール測定器の代わりにはならない

口臭の原因までは分からない

市販の口臭チェッカーでは、どの物質による口臭なのかまでは特定できません。

口臭のほとんどは硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドといった物質により起こります。口臭外来などで行う口臭治療では、呼気の中にどの物質が多く含まれるかによって口臭の原因を判別します。

歯科医院の精密なものであればにおい成分から口臭の原因を判別できます。根本的に口臭を治療したい場合は歯科医院や口臭外来で検査を受けると良いでしょう。精密な機器での口臭測定のほかに口内検査・尿検査・生活習慣調査などをして、口臭の改善を目指せます。

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アルコール測定器の代わりにはならない

運転前などのアルコール測定器の代わりにはならないので注意しましょう。

器械に吹きかけた息の成分を数値化しますが、アルコール成分を数値化するものではないため「口臭が無い=アルコールが抜けた」という訳ではありません。

臭いを感知するセンサーには寿命がある

メーカーや価格により異なりますが、センサーは熱で温めて臭いを感知するため回数や年数を重ねると劣化して正確な判定ができなくなります。

口臭があるのに測定値が0になる原因


たれに口臭があるのに口臭チェッカーを使用しても測定値が0になることがあります。考えられる原因は以下のふたつです。

  • 口臭の原因が口臭チェッカーで測定できない物質であるため
  • 口臭チェッカーの精度が低いため

口臭の原因が口臭チェッカーで測定できない物質であるため

口臭チェッカーは、口臭の主な原因物質であるメチルメルカプタン・硫化水素・ジメチルサルファイドに反応してにおいレベルを測定します。

そのほかの原因物質には反応しにくく、口臭があっても測定値が0になることがあります。

口臭チェッカーに反応しない原因物質には、アンモニアなどが挙げられます。全身疾患由来の口臭で発生することがあるにおい物質で、基本的に口臭チェッカーでは測定できません。

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口臭チェッカーの精度が低いため

口臭チェッカーの中には、精度が低いために明らかに口臭があるのに結果に反映されないものがあります。この場合は、口臭があっても測定値が0になる可能性があります。

反対に、マウスウォッシュや歯磨き粉などの口臭とは違う臭いに反応してしまうものもあります。この場合は、口臭が無くても口臭ありと判定される可能性があります。

口臭チェッカーを選ぶ3つのポイント


歯科メーカーだけでなく、美容や健康機器メーカーからも製品化されています。以下のようなポイントを考慮し、ライフスタイルに合うものを選びましょう。

  • 制度の高さで選ぶ
  • 持ち運びのしやすさで選ぶ
  • 機能性で選ぶ

精度の高さで選ぶ

口臭を感知するセンサーは口臭チェッカーの要で、精度が低いと口臭があるのに反応しない、口臭以外の臭いに反応するなど正確な判定ができません。

値段の高さはセンサーの寿命にある程度比例しますが、精度の点では同じメーカーのものならほとんど差がありません。歯科医院や口臭外来で簡易チェックに使われている機器メーカーなどをリサーチして選ぶと良いでしょう。

持ち運びのしやすさで選ぶ

自宅だけでなく外出先でも使用するなら、ポーチや鞄に収まりやすい軽くてコンパクトな機器を選ぶと良いでしょう。

結果が出るまでの時間が短く、測定の際に音が鳴らないことも考慮すると外出先でも素早く口臭を測定できます。

機能性で選ぶ

口臭だけでなく頭皮や脇などの体臭まで測定できる多機能タイプもありますが、値段は高めでバリエーションは少ない傾向です。

口臭チェッカーで気軽に口の臭いをチェックしよう


口臭チェッカーは口臭があるか無いかをセルフチェックできる便利なケア用品です。口臭チェッカーで口臭があると判断された場合は、口・身体の病気や生活習慣に問題があるといったことが考えられます。

口臭の原因が歯周病であれば歯科医院で改善できるため、気になる場合は歯科医師に相談してみましょう。

セルフチェックにおすすめな口臭チェッカー


口臭外来に行く前に口臭の有無や臭いのレベルをセルフチェックしたい方は、精度は劣りますが市販の口臭チェッカーで確認できます。

タニタ「ブレスチェッカー」EB-100

長さ12cm・幅3cm・重さ42gの持ち歩きやすいコンパクトなサイズとセンサーやボタンが見えないスマートなデザインが魅力です。6段階の口臭レベルをバイブレーターとLEDランプで判定できる消音設計なので外出先でも使いやすい口臭チェッカーです。

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サンコー「ポータブルニオイチェッカー2」PRTDOR8V

口臭レベルを数字とイラストで5段階表示するので目で見て分かりやすく、比較的安価で初めての方にも試しやすい機器です。

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コニカミノルタ「Kunkun body」

口臭だけでなく加齢臭・ミドル脂臭・汗臭を測るセンサーがそれぞれ搭載されており、口臭のセンサーがほかの臭いに反応しないため多機能でありながら正確な判定が可能です。

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スマイルティース編集部おすすめの口臭ケアグッズ

ブレスマイルウォッシュ

ブレスマイルウォッシュ
たった10秒程度で、お口の中の汚れをごっそり落とせるという『ブレスマイルウォッシュ』。歯茎や頬、下に残った細菌や頑固なタンパク質汚れを、シメン-5-オールで殺菌、ポリエチレングリコールで溶解してくれます。

さらに、漂白剤、合成着色料不使用など体に優しいものだけを使っています。

朝や仕事の合間などに使って、お手軽な口臭ケアを楽しみましょう!

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nosh(ノッシュ)


『nosh(ノッシュ)』は口臭の原因となる「汚れ」+「タンパク質」+「細菌」を、2種類の有効成分と10種類の植物由来製品で落としてくれるマウスウォッシュです。

気になるアルコールやタバコの臭いもすっきりさせてくれるので、お口の臭いが日々気になっている方におすすめ。歯磨き前に使ってブラッシングすることでホワイトニング効果も期待できますよ。

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コンクールF/コンクール


水で薄めて使用するタイプの洗口剤です。
コップに少量の水(25ml)を入れ、コンクールFを5滴垂らして希釈し使用します。1回当たりのコストが安く、経済的な商品です。グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)が、歯周病菌・口臭菌・虫歯菌などの繁殖を最大12時間抑制します。
歯間ブラシ後のマウスウォッシュとして使用しましょう。また、水で薄めたコンクールFを歯間ブラシにつけ清掃すると、効果的に歯周病菌を殺菌できます。
市販のマウスウォッシュよりも刺激が少なく、スッキリとしたミント味。緑茶抽出液が配合されていて爽やかな香味です。
ただし、グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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オーラルクールCHX/Ciメディカル


コンクールFと同じ、グルコン酸クロルヘキシジン(殺菌成分)を配合した洗口液です。
プロポリス配合で、ペパーミントの香りです。グルコン酸クロルヘキシジンアレルギーの方は、使用をお控えください。

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