出っ歯はマウスピース矯正で治せる?|治療期間や費用も徹底解説

マウスピース矯正には、治せる出っ歯と治せない出っ歯があります。
本記事では、上の前歯が突出している出っ歯とマウスピース矯正との関係について解説します。
・マウスピース矯正で治る出っ歯と、治らない出っ歯がある
・骨格の異常や顎の変形などがある症例は、マウスピース矯正だけで治すのは難しいことがある
・市販のマウスピースには出っ歯を治す効果が期待できない
目次
マウスピース矯正で出っ歯を治せるかどうかは、その程度や原因によります。
これらが原因で出っ歯になっている場合は、基本的に
マウスピースを着けたときに歯にかかる力を利用し、歯を正しい向きに動かします。そもそも歯の生えるスペースが足りていなかったり、歯を動かした結果スペースが不足したりするようであれば抜歯をすることもあります。
これらが原因で出っ歯になっている場合は
マウスピース矯正で歯を動かすことはできますが、歯が埋まっている顎の形を変えることはできません。そのため、骨格や顎の形に異常がある場合は、
です。この場合、治療期間や費用が多くなりやすいです。
インターネットやドラッグストアなどで販売されている市販のマウスピースには、出っ歯を治したり歯並びや噛み合わせを整えたりする効果はありません。
そもそも歯科医院で行うマウスピース矯正は、
です。市販のマウスピースにはそのように歯列を整える効果はありません。
市販のマウスピースは、
歯列に合わない場合、口腔粘膜に当たって痛みが出る危険性があります。また、歯科医の診断や検査を行なわないので、治らないばかりか逆に出っ歯が悪化したり、噛み合わせがズレてしまったりするリスクがあります。
出っ歯を自力で治すことはできません。出っ歯を治そうと、自分で指で前歯を強い力で押していると
ことがあります。最悪の場合、歯根吸収が起こって歯がグラグラと抜け落ちてしまう危険性もあるのです。
出っ歯をマウスピース矯正で治すのにかかる です。
歯並びやお口の状況などによって治療期間は前後しますが、前歯だけを動かす「部分矯正」で出っ歯を治せる場合は、3~15ヵ月の治療期間で済むケースがあります。
さらに、後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を着ける期間が2~3年ほど必要となります。
マウスピース矯正の です。
費用は症例によって大きく異なりますが、一般的に出っ歯の程度や歯並びのガタつきが大きいケースほど、使用するマウスピースの枚数が多くなります。その結果、費用が高額になる傾向にあります。
前歯だけの部分矯正で出っ歯を治せる場合、費用は10~50万円ほどです。
マウスピース矯正のほかにも、出っ歯を治す方法はいくつかあります。
出っ歯の状態やその原因に応じて、歯科医師と相談のうえ自分に合った方法を選びましょう。
ワイヤー・ブラケット矯正とは、
です。ちょっとした歯の移動から大きな移動まで、
ワイヤーとブラケットにはそれぞれ2種類あります。金属でできた銀色のものは目立ちますが比較的安価で、プラスチックやセラミックでできた白色のものは、目立ちませんが比較的高価です。
これらは歯の表側に着けるのが一般的ですが、装置を着けたときの見た目が気になるようであれば歯の裏側にも着けられます。この場合装置はほとんど見えず他人からもほぼ気付かれません。
しかし、歯科医師の高度な技術が必要になるため、取り扱っている歯科医院は限られます。また表側に装置を着けるよりも費用がかかります。
費用の目安は、
白色の目立ちにくいブラケット・ワイヤーは比較的高価です。
歯の裏側に装置を着ける「裏側矯正」は、表側矯正よりも高額となります。
治療期間の目安は、
です。インプラント矯正は、
いきます。ネジを埋め込む手術が必要ですが、支点が顎の骨に固定されていることで歯を動かしやすく、確実に力をかけられます。
費用は
です。ワイヤー・ブラケット矯正の費用にプラスして、手術費用が追加で発生することが多いです。
個人差もありますが、治療期間はワイヤー・ブラケット矯正の半分ほどで完了する場合があります。
確実に力をかけられる分、インプラント矯正は
で確実に出っ歯を治せます。セラミック矯正とは、
です。ほかの矯正方法と違い、実際に歯を動かすわけではありません。そのため、歯並びをきれいにするというよりは、
歯に力をかけて実際に動かすには時間がかかるうえに痛みを伴いますが、セラミック矯正は歯を削って被せ物を入れるだけです。
治療期間はおよそ1〜3カ月と圧倒的に短く、治療中の痛みも起きにくいのが大きなメリットといえます。
ため、歯科医師とよく相談して決めましょう。
費用は
です。セラミックの素材や審美性によって費用が異なります。治療期間はおよそ
です。これらにより出っ歯になっている場合は、装置を使った矯正方法だけでは治らないため手術で顎の骨を切って治します。
費用はすべて合わせておよそ
です。手術の方法によってはもっと高額になる場合もあります。手術をして治す出っ歯の矯正は、顎変形症などの病名が付けば、健康保険が適用されて3割負担で済むことがあります。
ただし、保険適用で出っ歯を治すには、歯の表側に着けるワイヤー矯正を選択する必要があります。
マウスピース矯正を使用する場合は、病名が付いても保険適用にならないので注意しましょう。また、保険が効く歯科医院・病院は指定されているため、よく確認して受診しましょう。
ほかの矯正方法との併用を考慮すると、
です。手術のためには1週間ほどの入院が必要となります。マウスピース矯正をすると必ず出っ歯になるわけではありませんが、失敗するケースもあります。
歯列矯正を行うときは、歯並びだけでなく上下の顎のバランスも考慮して歯を動かす必要があります。それが
なったというケースもあるようです。虫歯や歯周病の治療をメインに行いながら、サブメニューとしてマウスピース矯正を取り扱っている歯科医院は多くあります。確実な出っ歯治療や矯正効果を求めるのであれば、
マウスピース矯正では治せる出っ歯と、治らない出っ歯があります。
歯列矯正を始める前に、
ことが大切です。矯正専門の歯科医院・矯正医とよく相談をし、納得の上で歯列矯正を始めましょう。
マウスピース矯正は、マウスピースの取り外しが簡単であることや、透明で矯正していることを気づかれにくい点が特徴です。スマイルティースでおすすめのマウスピース矯正を4つ紹介します。
22,000円(税込)から始められる、経験豊富な歯科医師が監修を行うマウスピース矯正です。公式サイトには豊富に症例が掲載されています。
LINEやビデオ通話を駆使した、原則として通院不要のマウスピース矯正です。料金体系が明確で安心して歯列矯正を始めることができます。
月々3,000円、最短3ヶ月で利用できるマウスピース矯正です。国家資格を持つ歯科技工士が、高品質なマウスピースを国内で自社製造しています。
治療前のヒアリングが評判の歯列矯正です。お口の状態を丁寧にヒアリングし、最適な歯並びを提案してもらえます。
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