歯磨き粉は使う?使わない?メリットとデメリットを解説!

歯磨き粉には研磨剤や発泡剤が含まれています。これらが歯や歯茎を傷つけたり歯がよく磨けなかったりすることを理由に、歯磨き粉を使わない方が良いという考えがあります。

今回は、歯磨き粉を使わない場合のメリットとデメリットを解説します。

歯磨き粉を使わないことのメリット


歯磨き粉を使わないことで考えられるメリットは以下の通りです。

  • 研磨剤で歯を傷つける心配が無い
  • 歯磨きが丁寧にできる
  • 経済的負担が無い

研磨剤で歯を傷つける心配が無い

歯磨き粉を使わなければ、研磨剤で歯や歯茎を傷つける心配無いため安心です。

ただし、強い力で歯磨きすることで歯や歯茎を傷つけることが多くあります。過度な力を入れすぎずに丁寧に歯を磨くことを心掛けましょう。

丁寧に時間を掛けて歯磨きができる

発泡剤によって泡立つ歯磨き粉を使用しないことで、丁寧に時間をかけて歯磨きができます。

歯磨き粉には泡立ちを良くするための発泡剤や爽快感を与えるための成分が含まれています発泡剤が多く含まれた歯磨き粉は口の中が泡でいっぱいになりやすく、歯も見えにくくなるため磨き残しができやすい場合があります。

また、爽快感が得られやすいために磨き残しに気づきにくかったり、歯を磨いた気になってしまったりする可能性も少なくありません。

しかし、歯磨きの時間が短い人は歯磨き粉を利用してもしなくても十分に磨けていない場合が多い傾向です。発泡剤の少ない歯磨き粉を使い、時間を掛けて歯磨きすることが重要です。

特に磨き残しが多い方は、歯磨き粉に含まれる殺菌成分や虫歯予防成分などで虫歯になるリスクを減らすことも必要です。

経済的負担が無い

歯磨き粉は歯ブラシとは別に購入しなくてはいけないため、多少の経済的負担が発生します。

歯磨き粉を使わない場合は購入費用が掛からないため、経済的な負担は軽くなります。

歯磨き粉の研磨剤について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

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歯磨き粉を使わないことのデメリット


歯磨きの目的はプラークや食べかすの除去で、これらは歯ブラシで物理的に擦ることが何より大切です。

歯の汚れを落とすことだけが目的なら歯磨き粉は必要ありませんが、歯磨き粉は虫歯予防や口臭予防などの薬用成分が含まれており、口内の健康をサポートできる優秀なアイテムです。歯ブラシで歯を擦っただけではこれらの効果は得られないため、歯磨き粉を使わないことにはデメリットの方が多い傾向です

歯磨き粉を使わないことのデメリットは以下の通りです。

  • 歯磨き粉の薬用効果が得られない
  • 歯が黄ばみやすい
  • 爽快が得られない

歯磨き粉の薬用効果が得られない

歯磨きにはさまざまな薬用成分が含まれており、使用しないで歯を磨くと薬用効果が得られません。

歯磨き粉には多くの場合、虫歯・歯周病・口臭などを予防する薬用成分が配合されています。商品によっては、知覚過敏予防やホワイトニング効果をもつ歯磨き粉もあります。

歯磨き粉を使わない場合、歯磨きでこれらの効果を得られません。

大人になると歯肉が下がって歯の根の部分が露出してきますが、露出した歯の根元は特に虫歯になりやすいといったリスクがあります。金属やレジンなどの人工の歯や詰め物をした歯の境目から再び虫歯になることもあるため、虫歯予防効果のある歯磨き粉の使用はとても大切です。

歯が黄ばみやすい

歯磨き粉を使用しないと、歯ブラシだけで落とせない色素などが定着しやすく、歯が茶色くなりやすい傾向があります。

歯磨き粉に含まれる研磨剤は、粒子が細くて滑らかです。歯を削るのではなく歯の表面の汚れを浮かせて剝がしやすくするなど、歯の汚れを効率的に落とせる処方になっています。

爽快感が得られない

歯磨き粉を使わない場合は歯磨き粉特有の爽快感を得られません。

しかしその爽快感から、しっかりと歯を磨けていなくても歯を磨いた気になってしまうことがあるため、隅々まで丁寧に歯磨きすることがやはり重要と言えます。

歯磨き粉の成分について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

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歯磨き粉が痛い?原因は歯磨き粉の成分にあった!

子どもは歯磨き粉を使わない方が良い場合がある


歯磨き粉は多少飲み込んでも身体に害はありませんが、うがいができない子どもは歯磨き粉を多く飲み込んでしまう恐れがあります。

歯磨き粉を少量の使用にするか、うがい不要の歯磨き粉を使用すると良いでしょう。

うがいができないうちは歯磨き粉は使わない

うがいができないうちは歯磨き粉は使用しない方が良いでしょう。

歯磨き粉を使用するとうがいが必要になります。歯磨き粉を飲み込んでしまわないようにうがいができるようになってから取り入れると良いでしょう。

歯磨き粉を飲み込まずに口に水を入れてうがいをして、口からこぼさないように水を吐き出せるようになると歯磨き粉を使用できます。初めのうちは水だけで練習して、飲み込まずに吐き出せるか確認しましょう。

うがいができるまではうがい不要の歯磨き粉を選ぶ

フッ素配合でうがいの必要がない歯磨き粉を選べば、うがいのできない時期の子どもの虫歯予防にも安心して使えます。

子どもが歯磨き粉を使い始める時期について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

【関連記事】
歯磨き粉はいつから使えばいい?タイミングと子供の口腔ケア方法を紹介

歯磨き粉は使うかよりも磨き方が大事

お口の中をきれいにするうえで大事なことは、歯磨き粉の有無ではなく歯の磨き方です。歯磨き粉を使用するかどうかは、自分の歯の悩みや歯の状態に合う薬用成分が配合されているかどうかで判断しましょう。

歯磨きがしっかりとできていて虫歯がないかどうかを確認するため、定期的に歯科医院を受診しましょう。

スマイルティース編集部おすすめの歯ブラシ3選

歯磨き粉は、使用した方がメリットが大きいことが分かりました。しかし、歯磨き粉の使用に関わらず最も重要なのは磨き残しを減らすことです。

そこで、お手入れの効率をアップするお勧めの歯ブラシをご紹介します。

ジーシー GCルシェロP10

毛先が細かく、適度な硬さで歯と歯茎に優しい歯ブラシです。ブラシの先端の突起形状が歯の隙間や奥歯の更に奥まで届きます。

また、歯ブラシのネックのカーブも奥歯に届きやすい工夫がされていて口の中の隅々まで歯ブラシが行き届きます。


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クリニカ アドバンテージハブラシ 4列超コンパクト ふつう

歯の隙間も磨きやすい細かい毛先や奥歯に届きやすいネック形状に加えて、薄型のヘッドが歯磨きの邪魔にならないところが良い点です。

奥歯の頬側などヘッドが大きいと磨きにくいところも届くように考えられた歯ブラシです。


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フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー

超音波の電動歯ブラシは手で磨く歯磨きに加えて約50%ほどの歯垢除去効率が上がると言われています。

しっかりと全ての歯に当てて磨くことが前提ですが、歯と歯茎の境目の汚れも組織を傷つけること無く効率良く除去できるためおすすめです。


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