電動歯ブラシの使い方を徹底解説!|正しく使って磨き残しをなくそう

電動歯ブラシは手用の歯ブラシと違って使い方が異なります。電動歯ブラシの使い方を徹底解説します。

この記事の結論

・電動歯ブラシは軽く当てよう
・持ち方はペングリップかパームクリップ
・歯磨き粉は研磨材不使用のものを使おう

電動歯ブラシの正しい使い方


電動歯ブラシは歯に軽く当てて、ゆっくり移動させて使うのがコツです。手用の歯ブラシと同じようにゴシゴシと動かしてしまうと、歯や歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。

あらかじめ磨く順番を決めることで磨き残しを予防します。電動歯ブラシでは、歯と歯の間の汚れまで落とせないので、デンタルフロスや歯間ブラシの併用をおすすめします。

持ち方はペングリップかパームグリップ

電動歯ブラシは重いので、しっかり握って持つパームグリップで動きをコントロールしましょう。前歯などの細かい部分はペングリップで磨くと丁寧に磨けます。

パームクリップの持ち方は、本体を握るようにします。電動歯ブラシの本体に重さがある場合は、コントロールしやすいようにパームグリップで持つようにしましょう。手用の歯ブラシではブラッシング圧が強くなりやすいため、パームグリップはおすすめしません。

ペングリップは鉛筆を持つようにします。前歯や歯並びが悪いところは、細かく磨けるペングリップで持った方が丁寧に磨けます。メーカーによって重さが違うので、持ちやすい方で磨きましょう。誤った持ち方をしてしまうと、ブラシが歯や歯肉に強く当たって傷付いてしまうので注意が必要です。

ブラシをお口の中に入れてから電源を入れよう

ブラシをお口の中に入れてから電源を入れましょう。

お口の外で電源を入れてしまうと、歯磨き粉が周囲に飛び散ります。また、電動歯ブラシの種類によって使用中にお口を開けて磨くと、周囲に歯磨き粉と唾液が飛び散ってしまうことがあるので注意しましょう。

汚れを効率的落とすブラシの当て方

手用歯ブラシと同じように、手用歯ブラシ以上の振動や音波が伝わるため電動歯ブラシも「歯にやさしく当てる」ことが基本です。

電動歯ブラシは正しい磨き方で行わないと、手用の歯ブラシよりも磨き残しが多くなります。汚れを効率よく落とす電動歯ブラシの当て方を紹介します。

  • 歯の表面はブラシを水平に当てる
  • 歯と歯肉の間はブラシを斜め45°にして当てる
  • かみ合わせの面は垂直にしてやさしく当てる
  • 裏表の前歯や歯並びが悪いところはハンドルを立てて持つ
  • 奥歯の後ろは歯ブラシを立てて斜めに当てよう

歯の表面はブラシを水平に当てる

歯の表面はブラシを水平に当てて、振動が均一に伝わるようにします。このときに押し当ててしまうと、ブラシの寿命が短くなり、汚れの除去率が弱くなるので注意が必要です。

歯と歯肉の境目は斜め45°に当てる

歯と歯肉の境目は、ブラシを斜め45°にして歯周ポケットに当てましょう。歯と歯肉の境目は歯垢が溜まりやすい場所です。斜め45°で当てると歯と歯肉の間にブラシが届きやすくなります。

丸型の回転ブラシの場合は、円の外側を使って歯と歯肉の間の汚れを落とします。

かみ合わせの面は垂直にしてやさしく当てる

かみ合わせの面はブラシを90°の垂直にして、振動が均一に伝わるようにします。このときもブラシを押しつけないように、やさしく当てましょう。

裏表の前歯や歯並びが悪いところはハンドルを立てて持つ

前歯や歯並びの悪いところはハンドルを立てて持ち、毛先を使って縦磨きをします。縦にすることで細かい汚れが除去できます。

奥歯の後ろは歯ブラシを立てて斜めに当てよう

奥歯の後ろ側は、歯ブラシを立てて斜めにして毛先を使って磨きます。汚れが溜まりやすく、磨き残しが多い場所なのでブラシがしっかり当たっているか確認しながら磨きましょう。

磨く順番を決めて磨き残しの予防

磨き残しがないように、磨く順番を決めておきましょう。電動歯ブラシの振動は歯全体に伝わりやすく、ブラシが当たっていなくても磨いた気になってしまい、磨いていない部分を忘れてしまうことがあります。

磨く順番の参考例

  • 上顎の表側から裏側、下顎の裏側から表側の順番に磨く
  • 上下左右を4分割にして、表面、かみ合わせ面、歯の裏側を均等に磨く

歯肉マッサージ機能を使って歯周病予防

電動歯ブラシの種類によって、歯肉マッサージの機能が付いているものがあります。歯肉マッサージ機能で歯肉の血行をよくすると、歯肉の毛細血管に血液が供給されやすくなり、免疫力の向上が期待できます。

歯周病が進行する原因の一つに、血行不良が挙げられます。歯肉マッサージをすると歯肉の血行がよくなり、酸素や栄養が供給されて細胞が活性化する効果が期待できます。

歯肉マッサージ機能を利用する際は、手用の歯ブラシと同じように動かしてしまうと、傷つけてしまうのでやさしく当てましょう。

歯磨き粉は研磨剤不使用のものを使おう


研磨剤配合は歯面を傷つけてしまう可能性があるため、電動歯ブラシの出力モードに注意しながら、研磨剤不使用のものを使いましょう。また発泡剤は磨いた気になってしまうため、磨き残しに注意します。

電動歯ブラシで研磨材が配合されているものを使用すると、歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。発泡剤が配合されていてる歯磨き粉は、口の中が泡立つことでブラシが当たっていなくても磨いた気になってしまいます。

電動歯ブラシは歯磨き粉不使用でも十分に汚れを落とせます。研磨剤を使用するのであれば、研磨材と発泡剤が入っていないジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。米粒大を目安に使用しましょう。

スマイルティース編集部おすすめの電動歯ブラシ

多機能な電動歯ブラシを紹介します。

オムロン 音波式電動歯ブラシ メディクリーン

オムロン 音波式電動歯ブラシ メディクリーン ブラック HT-B324-BK

歯周病の原因になる歯周ポケットの汚れを落とすために、歯ブラシを当てる最適な角度を光で知らせしてくれる機能が搭載されています。歯ぐきのケアを考えている方におすすめです。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら

フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000

スマートフォンと連携して、アプリで毎日の歯磨きの回数や時間、ブラッシング圧が的確かどうかを記録できます。グラス型の充電器がスタイリッシュです。

Amazonでの購入はこちら

楽天での購入はこちら