ホワイトニングは医療費控除の対象？医療費控除について詳しく解説
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医療費控除とは、国が許可した保険適用外の治療費を所得から差し引くことのできる制度です。
保険適用外の治療は100％自己負担となるので、治療費は高額です。そのため、ホワイトニングのような保険適用外の治療を受ける際は、医療費控除が受けられるかチェックしておくといいでしょう。この記事では、ホワイトニングが医療費控除の対象になるのか、医療費控除を申請して受け取れる金額の計算の仕方などを詳しく解説しています。
この記事の結論
・ホワイトニングは医療費控除の対象外
・医療費控除とは、1年間の医療費を所得から控除し、確定申告することにより税金が軽減される制度
・医療費控除は病気や怪我など治療を目的とするものが対象になり、通院にかかった交通費なども含まれる
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目次
ホワイトニングは医療費控除の対象外
なぜなら、医療費控除は病気や怪我など治療を目的とするものが対象になるからです。
そのため、見た目の改善を目的とするホワイトニングや歯科矯正治療も医療費控除の対象になりません。
【関連記事】
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クリーニングなら対象になることも
着色(ステイン)落としなどのとなります。
しかし、ホワイトニングの前処置としてのクリーニングではなく、歯周病治療の一環として行われる歯石や歯垢除去を目的としたクリーニングであれば対象になる可能性があります。
どちらに分類されるのか分からないという場合は、事前に歯科医院で確認してみることをおすすめします。
【関連記事】
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医療費控除とは
治療を目的とした歯科治療は、通院でかかった費用を確定申告することにより「医療費控除」の対象になります。
医療費控除の仕組み
医療費控除とは、です。
対象期間は毎年1月1日から12月31日までで、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合(年間総所得200万以下の方は年間総所得の5%以上)、申告をすれば超えた金額を所得から差し引くことができます。
同一生計なら仕送りをしている子供や共働きの配偶者などの医療費でも認められます。ただし、控除金額の上限は200万円までと決まっています。
医療費控除の手続きタイミング
クレジットでの支払いの場合であれば、口座から引き落としをされた日や請求書が届いたタイミングではなくクレジット会社が歯科医院に支払ったタイミングを対象とされます。
支払いのタイミングが年をまたぐ場合は次の年の医療費としてみなされ、その年の医療費が10万円に満たなくなる可能性もあるので注意が必要です。
確定申告の期間は、対象期間の翌年2月16日から3月15日までです。ただし、土日と重なった場合は日付が延長されます。
還付申告は確定申告の期間に関係なく申請可能です。医療費のかかった年の翌年1月1日から5年以内であればいつでも申請できます。もし、確定申告で忘れていた場合でも、
医療費控除でいくら返ってくる？
医療費控除でいくら返ってくるかは、以下の計算式で求められます。
医療費控除額の計算方法
①1月1日から12月31日の間に支払い済みの生計を共にする家族全員の医療費の合計です。
②民間の生命(医療)保険から支払われた保険金や加入している健康保険組合などから支給される高額療養費・家族療養費などがあれば、対象となる医療費から差し引きます。
③年間所得が200万円未満の場合は所得の5%で計算します。
医療費控除額に所得税率を掛ける
医療費控除で戻ってくる金額は、所得税率によって変わってきます。
まずは、課税所得を知っておく必要があります。
①総所得＝年間収入－給与所得控除
②所得控除には細かく分けると15種類の控除があります。
・社会保険控除
・生命保険控除
・配偶者控除
・扶養控除など
所得税率は課税所得によって変動しますので、下記の表を参考にしてください。
| 課税所得 | 所得税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 0円 |
| 195万円超～330万円以下 | 10% | 97,500円 |
| 330万円超～695万円以下 | 20% | 427,500円 |
| 695万円超～900万円以下 | 30% | 636,000円 |
| 900万円超～1800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
| 1800万円超～4000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
| 4000万円超え | 45% | 4,796,000円 |
医療費控除で戻ってくる金額＝医療費控除額×所得税率
上記の式で医療費控除の申請をしたときに戻ってくる金額の目安が分かります。
医療費控除に必要な書類
医療費控除に必要な書類は以下の通りです。
医療費控除で申請できる経費
治療費や通院にかかった交通費などは医療費控除の適用範囲になります。
医療費控除で申請できる経費
医療費控除で申請できない経費
まとめ
クリーニングや歯科矯正、セラミックなどの歯科治療は医療費控除の対象になる可能性があるので、現在治療を受けている方は歯科医師に相談してみることをおすすめします。
ホワイトニングは医療費控除の対象になりませんが、歯の美しさや清潔感を保つために有効な治療方法です。歯の色を明るくして、清潔感のある口元を手に入れましょう。
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