矯正に使用される器具を紹介|それぞれの特徴や用途も合わせて解説

矯正に使用される器具を紹介|それぞれの特徴や用途も合わせて解説

歯列矯正に使用する器具はどういった器具や種類があるのかという点は、歯列矯正を検討されている方の多くが気になるポイントでしょう。矯正器具には名前がついており、それぞれの役割がありますので詳しく解説していきます。

この記事の結論

・矯正器具はアーチワイヤーなどに分類され、各々の役割がある

・大人向けの矯正装置はワイヤー矯正など4つに大別される

・子ども向けの矯正装置は急速拡大装置など4つに大別される

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成人向けの矯正器具

成人向けの矯正器具
歯並びを治すための矯正器具には、実にさまざまな種類がありますので、自身のライフスタイルや「矯正することでどうなりたいのか」といった具体的な理想のイメージ・予算などに合わせて患者さん自身が選べるのが、主流です。

「金属の目立つワイヤーを何年も装着し続けなければならない」といったイメージは、もはやアナログな価値観といえるでしょう。まずは、端的に大人向け矯正器具に対する以下の特徴を表でまとめました。

  • 特徴
  • 長所
  • 短所
  • トータル費用
  • 矯正器具代

上記5つの項目について比較していきましょう。

ワイヤー矯正(表側矯正) ワイヤー矯正(裏側矯正) マウスピース矯正 部分矯正
特徴 ・歯の表側1つ1つにブラケットと呼ばれる器具をつけて、その上からワイヤーを通し、ワイヤーから加わる力で歯並びを整えていく ・歯の裏側に装置(リンガルブラケット)を取り付けてワイヤーを通し、歯に力を加え歯の位置をコントロールする ・透明なマウスピース型の矯正器具で、自身で着脱できる
・歯の動きに合わせて約1~3週間ごとにマウスピース装置を交換する
・「前歯だけ」といった特定の部位に対する歯列矯正法
・1本〜数本の歯が部分矯正の対象
長所 ・器具の変色もなく比較的丈夫な装置
・繊細な歯のコントロールがしやすく3次元的な歯の移動ができる
・どんな歯並びに対してもほぼ対応できる
・矯正器具が見えないので、周りから矯正中だと気付かれにくい
・固定源となる奥歯が動きにくい構造なので歯が後ろに下がりやすい
・自身で着脱できるから、食事や歯磨きの際にストレスを感じにくい
・器具は透明なので、目立ちにくい
・治療が短期間(3カ月~1年程度)
・数本のみに器具を装着するので費用が比較的安価
短所 ・金属製のブラケットだと、笑ったときにブラケットやワイヤーが目立ちやすい
・器具で唇や頬粘膜を傷つけやすい
・舌が触れる位置に器具がある故に異物感・違和感が気になりやすい
・発音しづらい
・マウスピース装置を装着し続ける患者の協力性が重要
・ドクターの技術力により仕上がりが異なる
・限られた軽度の歯列不正しか適応できない
・歯の移動量が小さいが故に、結果に満足できないケースもある
トータル費用 ・約80万円~100万円 ・約120万円~150万円 ・約80万円~120万円 ・約20万円~40万円
矯正器具代 ・約50万円~70万円 ・約90万円~115万円 ・約40万円~90万円 ・約20万円~35万円前後

ワイヤー矯正で使用される器具

ワイヤー矯正で使用される器具
ここからは主にワイヤー矯正法で用いられる器具の名前と役割について、詳細に解説します。

アーチワイヤー

ブラケットにはめて歯を動かす細い金属線です。断面が丸と四角の2種類あるほかにも、細~太いワイヤーまで何種類もあり、各治療段階に応じたプロセスで使い分けていきます。

金属アレルギーに対応するプラスチック・セラミック製ワイヤーも存在します。

バンド

奥歯にかぶせる金属でできた帯状の輪で、奥歯に対して使われることが多いです。

ブラケット

歯に直接貼り付ける矯正器具で、金属製や目立ちにくいプラスチック製やセラミック製など金属アレルギーにも応じたさまざまな種類があります。いずれにしてもアーチワイヤーを通すための溝があります。

チューブ

筒状の器具でアーチワイヤーを通すために奥歯に装着していきます。

モジュール

ワイヤー矯正を行っている際に通院毎に付け替える小さなゴム状の高分子化合物で、ブラケットにアーチワイヤーを固定するために使用されます。

リガチャーワイヤー

モジュールと同様に、ブラケットにアーチワイヤーを固定するために用いられる細い金属線です。

パワーチェーン

モジュールの小さい輪が連続したゴで、歯を動かすために継続的な弱い圧力をかける際に使われます。

エラスティック

主に上下の顎の関係を改善するために使われる直径1㎜~5㎜のゴムで、治療段階に応じて使用していきます。自分で着脱しますが、歯磨きと食事のとき以外は装着するのが基本です。

子ども向けの矯正装置や器具

子ども向けの矯正装置や器具
子どもの矯正時期は早ければ3・4歳頃からスタートしますが、それは「遺伝的な受け口がある」といった稀な例であって、子どもの矯正時期の多くは混合歯列期(6歳~12歳)から永久歯列期が完成する頃(概ね12歳頃)に行います。

特に乳歯と永久歯が混ざっている混合歯列期は、顎の成長を見ながら歯を動かすという高度な臨床的判断が求められます。したがって、歯列矯正を専門に行う歯科医師のもとでの治療が基本といえます。

おもに乳歯列期~混合歯列期に使われることが多い矯正法を表でまとめました。

  • 特徴
  • 長所
  • 短所
  • トータル費用
  • 矯正器具代

上記5つの項目について比較していきましょう。

プレート(拡大床) 急速拡大装置 ムーシールド ヘッドギア
特徴 ・着脱式ないし固定式の器具で顎を拡大する矯正装置
・中央にある拡大ネジを回して少しずつ力を加える
・混合歯列期~永久歯列期(成長期)に適用される
・急速拡大装置の中央にある拡大ネジを調整して900g程度からkg単位の強い力で上顎骨の横幅を押し広げる
・主に乳歯列期に使用する
・既存の着脱式装置を使用して、受け口の機能的な原因である低位舌・口呼吸・上口唇の過緊張などを改善する
・主に混合歯列前期~中期に使用
・骨格性の受け口の方が上顎骨の前方成長を促進させるために使用される
・上顎前突の方の(出っ歯)上顎の成長をおさえるために使用される
長所 ・発育に合わせて側方を拡大できる
・取り外し可能
・拡大量はプレート装置と比べると非常にスピーディ ・既存の着脱式装置を使用するので型取りが必要ない
・就寝時の使用だけでも効果を発揮する
・1日に12時間ほどの装着するので睡眠時の無理のない使用でOK
短所 ・着脱式の器具は12~15時間/1日と長時間
・つけ始めは発音しづらい
・矯正後も装置の幅は固定したまま、約6ヵ月間装着しなければいけない
・つけ始めは発音しづらい
・矯正後も後戻りがないように1年間は装着しなければいけない。 ・ヘッドギア単体で矯正治療を行うことはほぼない
・治療期間併用する矯正器具に準ずる
・転倒時に装置をぶつけてしまうとけがをする恐れがある
トータル費用 ・約20万円前後 ・ 約25万円前後 ・約20万円前後 ・約32万円~約52万円前後
矯正器具代 ・約5万円〜15万円 ・約5万円〜15万円 ・約15万円前後 ・約10万円~30万円前後

まとめ

まとめ
矯正器具にはさまざまな種類があり、大きく分けると成人向けの矯正法と子ども向けの矯正法に大別されます。

子どもの矯正法のは早ければ4歳頃からスタートしますが、それは稀な例であり、多くのケースでは概ね12歳頃に矯正治療をスタートさせることがほとんどです。

年齢や生活スタイル、そして一人ひとりの歯並びの状態によって適した矯正法を選ぶ為に、高い専門性と豊富な実績があるかかりつけ医を選ぶようにしましょう。

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マウスピース矯正は、マウスピースの取り外しが簡単であることや、透明で矯正していることを気づかれにくい点が特徴です。スマイルティースでおすすめのマウスピース矯正を紹介します。

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※1.2021年4〜8月の渋谷院の患者を対象とした実績値
※2.中央値1回、2021年9月矯正完了の患者を対象とした実績値

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ウィスマイル矯正

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