アライナー矯正の現状とこれから|石亀先生とSmile Teeth 山本のスペシャル対談 - SmileTeeth(スマイルティース)

アライナー矯正の現状とこれから|石亀先生とSmile Teeth 山本のスペシャル対談

矯正歯科治療で最も歴史の長い治療法は、歯にワイヤーを着けるワイヤー矯正です。ワイヤー矯正はシステム上『目立つ・痛い・食事がしにくい』といった不便さが伴います。

しかし矯正も長い歴史の中で進化して『目立ちにくい・痛みを感じにくい・食事がしやすい』アライナー矯正(透明なマウスピースを使った矯正) が、海外を中心に広く知られるようになってきました。

今回はSmile Teethを運営するデンタルネットワーク社代表であり歯科医師の山本が、『キレイライン矯正』の監修を務める歯科医師の石亀先生と、今とこれからのアライナー矯正について語ります。

インタビュー概要
・石亀先生:『キレイライン矯正』『キレイラインKIDS』監修医師(矯正歯科専門医)
・Smile Teeth 山本:デンタルネットワーク株式会社 代表取締役/やまもと歯科 院長 歯科医師
・実施日:2021/10/13
・実施方法:Zoom

石亀先生から見た日本の矯正治療

日本の矯正は矯正先進国よりも10年ほど遅れている!?

石亀先生

私は、日本の矯正は海外の矯正先進国に対して10年ほど遅れていると思っています。

矯正歯科治療では、ワイヤー矯正が最も歴史が長い治療方法です。ただ、ワイヤー矯正100年の歴史で培ってきた技術が、限界まできているような感じがします。

山本先生もご存じだと思いますが、アライナー矯正が登場したことでワイヤー矯正では難しかった歯の動かし方ができるようになり、アライナー矯正にしかできない治療も確立されつつあります。

Smile Teeth 山本

そうですね。はい。

石亀先生

このことを理解している先生もたくさんいらっしゃいますが、矯正専門の先生の中にはワイヤー矯正がすべてと考えている方も多いんです。自分の持っている技術だけで勝負することも確実性としては必要です。

しかし、アライナー矯正のような新しい技術をどんどん取り入れていかないともったいないですよね。

海外の矯正はアライナー矯正が主流になっている

石亀先生

特に日本はアライナー矯正で出遅れている印象です。 一昨年のある学会では、展示の7割がアライナー矯正に関するものでした。

歯科材料の世界では、ワイヤーやブラケットのメーカーの不況によって物資の供給が減ってきていますし、今後はアライナー矯正の先駆けであるアライン・テクノロジー社の特許が切れるのを皮切りに、大手企業がアライナー矯正に参入してくることが予想されます。

Smile Teeth 山本

なるほど、ワイヤー矯正だけを続けたくても難しくなりますね。

石亀先生

こうなると、日本もアライナー矯正に順応せざるを得ない時代になってきますよ!

アライナー矯正の時代になってから慌てても遅い。新しいものをより良いものにしていく努力をしないと置いていかれます。

アライナー矯正に携わるふたりが考える日本の矯正の課題

ミニマムな矯正治療のニーズに応える

Smile Teeth 山本

今までは、矯正をしたいと思ったらワイヤー矯正で全部治すしか選択肢がありませんでした。でも今はアライナー矯正でも結果が出ますし、患者さんの中には前歯だけとかのミニマムな範囲が治れば良い人もいます。

ミニマムで最低限の矯正治療ができれば経済的負担も少なくなるし、歯科を受診する人の裾野も広がります。だから、ミニマムな矯正治療を求める人または、適応している人のニーズにも応えることで、矯正医との住み分けができればと思っています。また、一般の歯科医だからできることもあると思います。

石亀先生

同感です。100%を治そうとすると、抜歯や骨を切る手術が必要になることもあります。でも、これには歯の失活、麻痺などのリスクも伴います。

リスクのある治療に対して、「私はそこまでしたくない」という患者さんもいらっしゃいますよね?

100%の治療は理想ですが、例えばミニマムの治療で歯の重なりが50%改善しただけでも、クリーニングがしやすくなります。それによって改善前に残り1年しかなかった歯の寿命を10年に延ばすことができれば、臨床家として成功だと思うんです。

一般歯科も参入できるシステム作り

Smile Teeth 山本

あとは、一般歯科の先生がアライナー矯正をするなら、矯正のプロフェッショナルな先生と連携できるシステムがあるアライナー矯正であることが大切ですよね。

石亀先生

そうですね。アライナー矯正の先駆けであるインビザラインも、当初は矯正専門医のみに提供されていましたが、一般歯科の先生にもリリース直後、一時的にトラブルケースが増えた過去があります。今は立て直してすごいですよね!

アライナー矯正は可能性の大きい分野ですから、一般歯科の先生も参入するためには、歯科医師が矯正の基礎をしっかり勉強できる場の設定やサポート体制など、長く続けられるようなシステム作りが私も必要だと思います。

私が監修しているキレイラインでも、一般歯科の先生が自信を持って治療ができるシステム作りについて、日々考えています。

実際、矯正専門の先生は矯正のことだけ考えて毎日を過ごしていますから、一般歯科の先生が歯科治療をしながら矯正歯科医と同じ勉強時間を作るのは難しいです。

それをシステム作りによって効率よくできれば、先生方の臨床スキルも生かしつつ、アライナー矯正を矯正医よりも上手く使いこなせるのではないかと思っています。

アライナー矯正におけるキレイラインの役割

全顎矯正に移行しやすい部分矯正として誕生

石亀先生

キレイラインは、全顎矯正に移行しやすい部分矯正に位置づけるイメージで作りました。

実は私、2000年にアメリカのイリノイ大学で、インビザラインの1番目の患者様を担当したんです。1999年にインビザラインがリリースされて、イリノイ大学はアライナー矯正の先駆けでした。

Smile Teeth 山本

初症例ですか!そうだったんですね!

石亀先生

ええ。でも最初はマウスピースが割れる、歯が動かない、痛いなどの問題が多かった…。問題が多すぎて、周りの人からは「マウスピースでは矯正できない」と言われていたんです。

ただ、治療に対する患者様の満足度は高かったので、アライナー矯正に可能性を感じて、もっとこの方法を突き詰める必要があると感じました。

石亀先生

そのときの経験から、それだけで完結してもいいし、全顎治療に移行した際にワイヤー治療の期間が短くなるなど、患者様が「やってよかった」と思える部分矯正として、従来のアライナー矯正にできないところを補えるアライナー矯正が作れないかと思って、キレイライン矯正をデザインしたんです。

キレイラインは、私が別に開発して特許を取得したアライナーと併用可能な拡大床の使用を追加できるので、従来のアライナー矯正の苦手な側方拡大をオプションとして治療に組み込める、オリジナルのマウスピース矯正歯科治療として位置づけられると思います。

キレイラインをきっかけに口の健康に対する意識を高めたい

石亀先生

歯科の受診率を増やす、日本の歯科の水準を高めることもキレイライン矯正の目的です。歯科受診の裾野を広げる意味もあります。

Smile Teeth 山本

実際、歯科の受診率は1〜2割くらいですよね。

昔から思っているんですが、歯科への受診のハードルが高い印象がある。でも『歯科は治療するところ』ではなく『美容院の感覚で歯を綺麗にするところ』という認識を患者さんが持ってくれると面白いですよね。

石亀先生

そうですね。

矯正は年単位の治療になりますから、その中で治療やクリーニングが必要になったりするでしょうし、キレイラインをきっかけにクリーニングを定期的に受ける患者様が増えて、口の健康に対する意識が高まればと思います。

アライナー矯正を考えている患者さんに伝えたいこと

矯正治療のメリットはたくさんある

石亀先生

矯正に携わる歯科医師として、矯正は見た目がきれいになる以外にもたくさんのメリットがあることを皆さんに知ってもらいたいです。

アメリカで歯列矯正がなぜこんなにもメジャーで発展しているのかというと、矯正で歯並びを整えることが、単純に審美的な面だけではなく、歯の寿命や口の健康のために意味があると考えられているからです。

実際、目標の半分程度であっても、歯並びが治るだけでクリーニングがしやすくなりますし、それによって歯の寿命も延びるかもしれない。

歯の寿命が延びれば、歯が無い人と比べて食生活やライフスタイルがだいぶ変わりますよね!

キレイラインのポイントは自分の好きなところ*まで治療を進められること

石亀先生

キレイラインのポイントは100%の治療をしなくても自分の好きなところまで*、リーズナブルに歯並びが改善できるところです。

ワイヤー全顎矯正は、一度始めると途中で治療を辞めることができません。途中でストップした場合にも、費用はもちろん満額かかるケースが多いと思います。

キレイラインなら部分的に歯並びを改善できるので、100%の治療をせず途中でストップしても*、見た目の印象は変わると思うんです。費用もステージごとに支払うことができます。

*歯科医師と相談のうえ、歯の健康に支障がないと診断されれば中止が可能です。

キレイラインの治療を進めながら、「100%の全顎矯正がしたい」と患者様の欲求がもしより高くなったら、改めてそこを目指せるんです。なぜなら、キレイライン矯正は全顎矯正に移行しやすいようデザインしているからです。「味見もしていない高額なワインを買うのは勇気がいるけれど、一口飲んでみたらすごくおいしかったから、買っちゃおうかな」と選択できるような感じです。(笑)

「前歯部に特化したミニマムな治療ができるなら、キレイラインで矯正してみようかな」、「歯科を受診してみようかな」と感じてくださる方が増えれば嬉しいです。

Smile Teeth 山本

患者さんと信頼関係を作っていけるのが1番ですよね!あとはアライナー矯正自体が確立できるようになれば良いと思います。

石亀先生

そうですね。患者様にはアライナー矯正が浸透してきていると思うので、今後はドクターにも認知していただきたいですね。

Smile Teeth 山本

はい!スマイルティースでもアライナー矯正を知ってもらえる場を作りたいと思います。今後も石亀先生と協力できればと思うので、よろしくお願いします!

キレイラインで矯正治療をしてみませんか?


歯列矯正をお考えの方は、キレイライン矯正で治療してみませんか?キレイラインには以下の5つの特徴があります。

  • 目安の費用は21〜38万円(税込231,000〜418,000円)
  • 最短5か月で治療が完了(※)
  • 矯正していることに気付かれにくい
  • 多数の症例に対応したデータがある
  • 質の高い治療が可能

※治療期間には個人差があります。また、保定期間を含んでいません。すべての矯正歯科治療において、治療後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。

低価格で治療可能

キレイラインなら、初回22,000円(税込)から治療を開始でき、目安の費用もおよそ21〜38万円(税込231,000〜418,000円)円程度です。

一般的にいわれる「歯科矯正=100万円程度かかるもの」をふまえると、非常に低価格で矯正治療が可能です。

一度に大きな金額を用意するのが難しい方や、矯正歯科治療に大きな費用をかけられない方におすすめです。

最短5か月で治療が完了(※)

キレイラインはニコッと笑ったときに目立つ上下の前歯12本に特化した矯正歯科治療のため、治療期間の目安は5か月~1年3か月程度です。

目立つ部分を中心に、できるかぎり短期間で治療したい方におすすめです。

※治療期間には個人差があります。また、保定期間を含んでいません。キレイライン矯正に限らずすべての矯正歯科治療において、治療後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。

矯正していることに気付かれにくい

透明なマウスピースを利用するキレイラインは、矯正治療を行っていることを他人に気付かれにくいという特徴があります。取り外しが簡単に行える(※)ので、普段どおり食事を楽しんだり、歯をお手入れしたりできます。

※1日20時間以上の装着が必要です。

多数の症例に対応したデータがある

過去に多数の症例に対応してきたデータと実績があります。また、経験豊富な歯科医師が監修しているので、安心して矯正治療を行えます。

質の高い治療が可能

提携クリニックの歯科医師の指示のもと、日本の歯科技工士の国家資格を持つプロフェッショナル達がマウスピースを作成します。マウスピースには、強度が高く弾力性にも優れ、歯を動かすのに適した素材を使用しています。

キレイライン矯正にご興味をお持ちの方は、ぜひ以下の公式HPから初回検診へお申し込みください。

キレイライン公式HPはこちら