【オフィスホワイトニング】副作用とリスク

ホワイトニングを行う上で

  • 歯の表面が荒れやすいホワイトニング剤の主な成分は、オフィスホワイトニングの場合、過酸化水素という物質です。このホワイトニング剤を使用すると、普段は歯の表面にある保護膜を溶かしてしまうため、歯の表面が荒れやすくなります。一般的に24~48時間程度で保護膜はもとに戻りますが、その間は特に注意が必要です。
  • ホワイトニング剤の影響で知覚過敏がおこるケースがございます。薬剤が歯の神経に強い刺激を与えてしまうため、神経が敏感になりやすいのです。オフィスホワイトニングで使用する薬剤はホームホワイトニングのものより濃度が高いため、より知覚過敏になりやすい傾向がございます。
  • オフィスホワイトニングでは、1回の施術で思ったような白さに仕上がらないことがございます。また、個人歯の特徴により色ムラが出ることがございます。歯の厚みの違いやホワイトニングの作用が出にくい部分があることなどにより、想定した白さや均一な白さにならないことがあるのです。これは、常に起こるということではなく、個人差が大きいため、実際のところは施術をしてみないと分からないと言わざるを得ません。しかし、ホワイトニングを続けていくことで目立たなくなることが多いです。
  • ホワイトニング後は、徐々に色戻りをおこす場合がほとんどです。1回の施術で作用が続く期間は一般的に3~6カ月程度で、オフィスホワイトニングは作用がすぐにあらわれやすい分、色戻りが早いと言われています。
  • オフィスホワイトニングは健康保険の適用外です。また、一度ホワイトニングをすると、その白さを維持するためにはメンテナンスが必要になります。どのようなメンテナンスがどの程度必要なのか、歯科医院により異なりますので事前にご確認ください。

ホワイトニングを避けた方が良い方

  • 詰め物や被せ物が多い方詰め物や被せ物が多い方は、自分の歯との色の差が目立つようになってしまうことがございます。その部分も色を揃えるという選択肢もございますが、時間も費用もかかります。
  • 人工の歯の方(入れ歯、差し歯)ホワイトニングは自分の歯であることが前提ですので、入れ歯、差し歯などの人工の歯を白くすることはできません。ホワイトニング後に差し歯を入れるほうがよいでしょう。
  • 歯にヒビがある方ホワイトニング剤の強い刺激がヒビから入り、歯がダメージを受ける可能性がございますので、避けるようにして下さい。
  • 歯の神経を抜いてしまった方、死んでしまっている方ホワイトニングは、神経が生きている歯に対して行う方法です。神経を抜いてしまった方や死んでしまっている方の場合はできません。
  • 変色の強い方(抗生物質の影響)抗生物質の影響で歯の変色が強い方は、ホワイトニングの作用が出にくいと言われています。

ホワイトニングを行ってはいけない方